虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

人の名前が人体や物に付けられた例:アキレス腱・包丁など

人の名前が人体や物に付けられた例:アキレス腱・包丁など アキレスはギリシャ神話の英雄で、赤子のとき、不死の泉に沐浴させられ、不死身の体になったのですが、親が握っていた部位については水が付かなかった・・・それがアキレス腱だったのですね。ここに…

人名用漢字(人名に使える漢字):良いのか?こんな漢字を使って!

人名用漢字(人名に使える漢字):良いのか?こんな漢字を使って! 女性の名前で「りさ」と読む漢字2文字は結構あります。「理沙」「理紗」「理佐」「里沙」「梨沙」などなど、沢山あります。ではと、「利差」という女性の漢字があるか、考えてみますと、「…

『豆腐百珍』と『蒟蒻百珍:こんにゃくひゃくちん』~百珍本の世界

『豆腐百珍』と『蒟蒻百珍:こんにゃくひゃくちん』~百珍本の世界 世に名高い『豆腐百珍』は、天明2年(1782年)出版された豆腐料理100種の料理本。以下の引用はwikipedia(豆腐百珍)より。 豆腐百珍では、豆腐料理を以下の6段階に分類・評価して…

悪意(malice)に満ちた童話:グリム童話の削除された話たち

悪意(malice)に満ちた童話:グリム童話の削除された話たち かれこれ40年ほど前、女性ライターが2人、共同名義(桐生操)で、『本当は恐ろしいグリム童話』というエッセイ(ないし童話の集成)を書いたことがあり、そこでは、『白雪姫』や『赤ずきん』な…

スプラウトを自家栽培する:「おうちでベジ」(タキイ種苗)

スプラウトを自家栽培する:「おうちでベジ」(タキイ種苗) これまで、アルファルファをもやし(スプラウト)にしたことがあり、成功しましたが、(これはソース焼きそばのパックを使いました。)ところがこのやり方ではチアシードは上手く行かず、頓挫して…

8050問題:現代の世相はここまで来た!:川崎の惨劇

8050問題:現代の世相はここまで来た!:川崎の惨劇 「8050(はちまるごおまる)問題」。この問題は、現代日本の抱える深刻な問題の一つです。この4桁の数字は、80=80代の老人、50=50代の中年を意味しますが、普通は80代の老人の介護に…

「♪戦(いくさ)がやってきた」:何故アメリカ軍と言わない?

「♪戦(いくさ)がやってきた」:何故アメリカ軍と言わない? 表題「♪戦(いくさ)がやってきた」は「さとうきび畑」(森山良子)の一節ですが、私にはよく解らないです。戦とは「人間」なのでしょうか?常識的には、戦争は人間や物ではなく、「事柄」「事態…

知人にプレゼントした「ロシア五人組」の音楽CD:名曲ぞろい

知人にプレゼントした「ロシア五人組」の音楽CD:名曲ぞろい 以下はこのブログの題名のごとく、知人に差し上げたCDについての解説です。(この曲たちの収録されたCDは複数枚持っていたので、そのうち一枚を差し上げた、という次第です。) CD(ロシア音楽…

水際作戦!:『14歳からわかる生活保護』(雨宮処凛)

水際作戦!:『14歳からわかる生活保護』(雨宮処凛) 「生活保護を受けることは恥ずかしい」と感じる人は多いことと思います。でもそれは誤解であると主張するのがこの本です。人の生存を支える「最後のセイフティ・ネットが生活保護であり」、それを受け…

コンパニオンプランツとしてのナスタチウム(金蓮花)

コンパニオンプランツとしてのナスタチウム(金蓮花) 昔園芸作業にいそしんだ人なら、「金蓮花:きんれんか」という名称にお目に掛ったことがあるかも知れません。その当時はあくまで観賞用の作物で、現在のような食物としての用途はありませんでした。ナス…

『男が働かない。いいじゃないか!』:「男性学」の産声(うぶごえ)

『男が働かない。いいじゃないか!』:「男性学」の産声(うぶごえ) 社会学の一つに「女性学」という分野があることは、社会学者なら既知のことでしょうが、それに対応するものとして、「男性学」というのがあるのは、2年前の夏に東京新聞の特集「あの人に…

「柔和な現人神」+「猫は誰の物?:三角関係の解消~南泉斬猫の公案」

「柔和な現人神」+「猫は誰の物?:三角関係の解消~南泉斬猫の公案」 @私は天皇制や皇室について中立で、特に崇拝もしないし、否定もしませんが、去る2019年5月3日に、憲法改悪反対集会に7万人集まった(主催者発表)のに対し、同日の新天皇の一般…

『アセビは羊を中毒死させる 樹木の個性と生き残り戦略』(書評)

『アセビは羊を中毒死させる 樹木の個性と生き残り戦略』(書評) 植物に関心があっても、樹木について知ることがあまりない人は多分多いと思います。私も、ハーブや野菜、野草への関心は高いですが、樹木についてはイマイチです。ただ、私が4半世紀ほど前…

『空手バカ一代』の超絶バトル:真の実力者の決断とは?

『空手バカ一代』の超絶バトル:真の実力者の決断とは? この作品は、梶原一騎得意のスポコン物の一つで、作画をする漫画家が途中交代したことで有名です。前半は「つのだじろう」、後半は「影丸譲也」が担当しています。多分、梶原と「つのだ」が喧嘩別れし…

プラスティック:昔は花形物質だったのに。~水俣病の呪縛

プラスティック:昔は花形物質だったのに。~水俣病の呪縛 最近、プラスティックが砕けて微小になったマイクロ・プラスティックが環境と野生生物への有害性を示すことが話題になり、スターバックスコーヒーがプラスティック製のストローを排斥するなどの社会…

エッセイ、随筆、コラム:その違い&エッセイストで良かった!

エッセイ、随筆、コラム:その違い&エッセイストで良かった! コラムとは、新聞や雑誌などの短評欄。また、囲み記事のこと。 コラムは「円柱」を意味するラテン語に由来し、円柱状のものや縦の列(カラム)を意味するようになり、新聞などの「縦の欄」の意…

「令和」考+超高級指向のイチゴは工業製品の二の舞になるか?

「令和」考+超高級指向のイチゴは工業製品の二の舞になるか? @@「令和」考@@ 周知のように、新元号が「令和」に決まりました。このコトバについて少々考えてみました。「令」というコトバは「命令」「律令」「法令」などのように、普通は「厳しく冷た…

「ねじ式」:私が描いたマンガ(その2):『白鯨』と中原中也による霊感

「ねじ式」:私が描いたマンガ(その2):『白鯨』と中原中也による霊感 このマンガは、私がマンガクラブに在籍していた1年余りで描いた4編のマンガの第3作目です。(1979年秋・作)この作品は、落語でいう三題噺(さんだいばなし)に則り、「ネジ、…

『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』:ことわざは普遍的?

『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』:ことわざは普遍的? 私は理科系として大学に入学しましたが、理科系に失望し、第二外国語はドイツ語でしたが、第三外国語としてフランス語を取り、実際に仏文科に行けるような成績だったですが、思うところあり、結…

野菜ジュース缶の食材・栄養価・食味:2社の比較

野菜ジュース缶の食材・栄養価・食味:2社の比較 ここで挙げるのは、@:I社のジュースで、30種の野菜配合、野菜350g配合、190gです。@:K社のそれは32種の野菜と果汁で(ほぼ半分づつ)全体で280gです。 ここで、成分表をエクセル化し、両…

「ギリシャ神話」:私が描いたマンガ(その1)“サイボーグ布袋和尚”

「ギリシャ神話」:私が描いたマンガ(その1)“サイボーグ布袋和尚” 私は大学生時代、マンガクラブに1年あまり在籍していたことがあり、4編のマンガを描きましたが、今回は4つ目の(最後の)作品を公開しようと思います。この作品を描いた当時(1980…

源実朝:しいたげられた鎌倉幕府3代将軍の私歌集

源実朝:しいたげられた鎌倉幕府3代将軍の私歌集 鎌倉幕府3代将軍、源実朝(みなもとのさねとも:1192-1219)は、姻族の北条氏に政治の実権を握られ、不遇でしたが、精神世界では歌人として優れた才能を発揮し、後世に残る歌人ぶりを残しました。私…

ホリエモンと星新一(SF作家):現代を見る目の深浅

window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-134703725-1'); ホリエモンと星新一(SF作家):現代を見る目の深浅 AI特集その2 この2人、2つ共通点があります…

アルフレッド・ジャリと『超男性』:20世紀の機械VS人間

window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-134703725-1'); アルフレッド・ジャリと『超男性』:20世紀の機械VS人間 AI特集その1 私は一時期アルフレッド・ジ…

「心を打つ怪我」~レトリック=トリックの妙

window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-134703725-1'); 「心を打つ怪我」~レトリック=トリックの妙 表題の文句は、私が考えたものですが、これは通常「心…

『杜子春』(芥川龍之介)と地獄:仏教を受容する中国文明

『杜子春』(芥川龍之介)と地獄:仏教を受容する中国文明 芥川龍之介は、才能のカタマリのような人で、大人向きの思わず唸るような小説、箴言、詩歌などを世に出しています。その彼はまた、優れた童話もものしています。『杜子春』、『蜘蛛の糸』、『トロッ…

身も蓋(ふた)もない凸凹の考察:倉橋由美子の論理

身も蓋(ふた)もない凸凹の考察:倉橋由美子の論理 私が倉橋由美子(小説家、随筆家)の名に初めて触れたのは、絵本「僕を探して」(シェル・シルバシュタイン)の彼女の手になる翻訳&解説のユニークさに感心したときのことです。この絵本は、円になるには…

宗教の目的は「殺す」ことである:「タウタウ教」なんかどう?

宗教の目的は「殺す」ことである:「タウタウ教」なんかどう? ここに↓挙げた写真は、かれこれ14年前の2005年に、私がキツネのお面を被り、弟に撮ってもらったものです。「タウタウ」とは、当時飼っていたイヌのタエコの名をもじったなんの意味もない言…

「いじめられっこ宋」と「征服王朝の文化」

「いじめられっこ宋」と「征服王朝の文化」 中国、漢民族の建てた王朝で、もっとも弱かったのは宋だと思われます。実際、国の一部、もしくは全部を異民族に占領されてアタフタしていたのが宋です。異民族が建てた王朝を「征服王朝」と言い、遼(契丹人)、金…

明治時代の郵便配達人は拳銃の所持が認められていた。

明治時代の郵便配達人は拳銃の所持が認められていた。 銃に関することでは、当時と今で決定的に違う点が一つあります。 郵便配達員に銃の所持・携行が許可されていたのです。(中略)上記のような世情だったため、現金書留を狙う強盗に対処する目的のもので…