虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

愛校心・愛郷心・愛国心:世の乱れの元(随想録―41)

愛校心・愛郷心・愛国心:世の乱れの元(随想録―41) どんな人にもたぶん「母校」と言えるものがあるでしょう。英語でalma mater (アルマ・マター)と言います。「母なる」という意味を含むので、この感じはもしかして万国共通のものであるかも知れません…

「自己否定呪文」:ドラゴンクエストのパロディ(随想録―40)

「自己否定呪文」:ドラゴンクエストのパロディ(随想録―40) むかしのマンガで、アニメ化もされた『ドラゴンクエスト・ダイの大冒険』は傑作だった。私的には週刊少年ジャンプでも、歴代5本の指に入ると考えている。以下のURLは。この作品(および原点の…

晏嬰(あんえい)と孔子:日本人はあまり知らない古代中国の政治家(随想録―39)

晏嬰(あんえい)と孔子:日本人はあまり知らない古代中国の政治家(随想録―39) 晏嬰(尊称:晏子)は、古代中国の政治家として有名でした。もっとも、日本人には馴染みが薄いでしょう。ここで、彼について調べてみます。以後、広辞苑第6版より 晏子(一…

大量生産と大量消費の悪徳:人類はどこで道を間違えたのか?(随想録―38)

大量生産と大量消費の悪徳:人類はどこで道を間違えたのか?(随想録―38) 大量生産、大量消費の現在の世界の共通な美徳、それは本当に美徳なのでしょうか?たぶんそれはイギリスではじまった産業革命あたりに源があるように思います。広辞苑(第6版)に…

安倍晋三元首相の「国葬」:ひろく葬式について考える(随想録―番外編)

安倍晋三元首相の「国葬」:ひろく葬式について考える(随想録―番外編) 安倍晋三が、生前行なっていた悪行の数々を考えると、彼に「国葬」を報いるのは、どうかとも思うし、安倍を暗殺した山上徹也に拍手を送りたいくらいだ。だいたい、モリ・カケ・サクラ…

乾歌(個体)と坤歌(液体):ほとんど全ての楽曲を選り分ける(随想録―37)

乾歌(個体)と坤歌(液体):ほとんど全ての楽曲を選り分ける(随想録―37) 易経(えききょう:中国の占術書&哲学書)に関連して、「乾坤一擲」(けんこんいってき)という言葉があります。乾(けん)は、男・父・大空を意味し、坤(こん)は女・母・大…

蛇と目が合う(詩)+K-popはJ-popより将来性があると思う(随想録―36)

蛇と目が合う(詩) 1989年に、下仁田町、群馬県、日本で、私は梅摘みの手伝いで 梅の木に登って 梅を取っていた。女性たちは木の下でたくさん梅を摘み、 男性たちは木に登って少ない梅を摘んだ。その時ふと、私は1匹の蛇と目が合った。 蛇は驚いたよう…

ややこしいと言う形容詞の語源+ロシア、トランプ(随想録―35)

ややこしいと言う形容詞の語源+ロシア、トランプ(随想録―35) ふと、思いついたことですが、「ややこしい」という形容詞、「ややこ」(関西で良く使う)=「幼児」から来た派生語かと思いました。「ややこ」の面倒を見るのは大変で難儀なので、「ややこ…

「歴史を学ぶこととは、人を知ることだよ。」徳川家康を例にして(随想録―34)

「歴史を学ぶこととは、人を知ることだよ。」徳川家康を例にして(随想録―34) 若い女性と話していたら「私,歴史は嫌い」と言っていたのを受け、話したのが表題の文言です。普通中高では、日本史にせよ世界史にせよ、授業内容になっていますね。人名を覚え…

野村萬斎の「オイディプス王」のDVDを見た(随想録―33)

野村萬斎の「オイディプス王」のDVDを見た(随想録―33) 狂言師、野村萬斎は天才といっても良いだろう。本業をベースにして、あらゆる「舞台」の可能性を探るスタンスは清々しい。そして、以前から観たかった「オイディプス王」DVDを安く(半額で)入手…

ハムレット(シェイクスピア4大悲劇の1つ)は駄作だ。(随想録―32)

ハムレット(シェイクスピア4大悲劇の1つ)は駄作だ。(随想録―32) 私が大学に入学したとき、英語の授業で「ハムレット」を学習した。シェイクスピアの悲劇のなかでも特に有名で、「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」という有名な言葉で知られる…

仙豆(ドラゴンボールに出てくる)を作ろう!(随想録―番外編)

仙豆(ドラゴンボールに出てくる)を作ろう!(随想録―番外編) 以下、ブログ友達Dさんとのコメントのやり取り。(Mは私) M: 昨日野菜無人販売所で2株まるごと買った枝豆を、「ドラゴンボール」に出てきた「仙豆」にしようと思い、まず鞘ごとゆでた枝豆を…

張良と陳平:漢の高祖(劉邦)を支えた2人の軍師(随想録―31)

張良と陳平:漢の高祖(劉邦)を支えた2人の軍師(随想録―31) かなりレベルの高い歴史小説を書いた司馬遼太郎さんの『項羽と劉邦』では、主役の2人の人物造形が的確で、項羽は勇猛・果断でとにかく戦のプランとか実行力に長け、一人で戦争を遂行できる…

おかしなコトワザ集~石の上にも三日坊主(随想録―30)

おかしなコトワザ集~石の上にも三日坊主(随想録―30) 人口に膾炙したコトワザを、少々捻ってみました。 @スズメの目にも涙 「スズメの涙」+「鬼の目にも涙」 @石の上にも三日坊主 「石の上にも三年」+「三日坊主」 @大山鳴動して龍一匹 「大山鳴動…

インド人は、召使いにしかなれない(随想録―29)

インド人は、召使いにしかなれない(随想録―29) 私のブログ友達の論調として、インド人は非常に優れている、日本は彼らの後塵を仰ぐことになるだろう、という命題があります。確かに理数系では、インド人が2ケタの掛け算九九をマスターしている、これは大…

「動画」全盛時代の盲点(随想録―28)

「動画」全盛時代の盲点(随想録―28) 以前、知り合いに電話したところ、「ユーチューブ」上にあった動画(3歳児が初めてダンスを踊った映像)が見られなくなった、と嘆いていた。たぶん、彼はこの動画を繰り返し何度も視聴したのだろう。ちなみに彼は「…

素人の怖さ:マルクスと空海を評価すると(随想録―27)

素人の怖さ:マルクスと空海を評価すると(随想録―27) むかし、評論家の呉智英(くれ・ともふさ)さんが書いていましたが、左翼系の論客:吉本隆明さんは、ほかの左翼系論客を論破しまくったと。呉さんが書くに、吉本さんは、マルクス主義の「神学的体系…

1人の粗暴犯の逃走は災害並みのインパクトを持つ(随想録―26)

1人の粗暴犯の逃走は災害並みのインパクトを持つ(随想録―26) 思い返せば、2019年5月、6月は公然と粗暴な犯罪を犯す人物が輩出して、いかにも物騒な世の中になった観があります。神奈川県川崎市で、スクールバスを待つ小学生とその保護者たちを柳…

竹里館(王維):1000年早かった象徴詩(随想録―25)

竹里館(王維):1000年早かった象徴詩(随想録―25) 盛唐の詩人のひとり、王維(おうい)は、李白が「詩仙」、杜甫が「詩聖」と呼ばれたのと同じく、「詩仏」と称され、李白、杜甫とならぶ大詩人でした。ここに「竹里館」という詩を見てみましょう。 …

私の師(師の中の師):「師」とは「先生」のこと。(随想録―24)

私の師(師の中の師):「師」とは「先生」のこと。(随想録―24) 環境問題を専攻した私には、師と呼べる人たちが多くいた。真っ先には、宇井純さん(助手)、卒論指導教官だった中西準子(助手)さんが思い出されるし、都市工学の秘奥を教えて下さり、ま…

DNAと原形質:男と女、どっちの情報が子に多く伝わるか?+メビウス(随想録―23)

DNAと原形質:男と女、どっちの情報が子に多く伝わるか? 「それは、対等に伝わるんじゃない?」・・・DNAで言えばその通りですが、実際は、女(母親)からの方が多く伝わるのです。父からの精子が卵子の外壁を破って進入して、精子がわずかに持っていた原形…

女性をショーケースに入れる:NiziU(ニージュー)の盲点(随想録―22)

女性をショーケースに入れる:NiziU(ニージュー)の盲点(随想録―22) これまで、何回か日本人女性9人組のユニット:NiziUを取りあげて来たが、今回は彼女らにまつわるマイナスの局面を書こうと思う。彼女たちは、「作られた」アイドルグループである。…

「ためになる」と「ためにする」(随想録―21)

「ためになる」と「ためにする」(随想録―21) 私は、「また、ためになるお話を聞かせてください」、と言われると、身構えるほうです。あんまりこの表現が好きではないのです。先方に悪気はなくても、先方への気持ちは萎えるという傾向があります。なんだ…

『魔入りました!入間くん』(マンガ、アニメ)の魅力(随想録―20)

『魔入りました!入間くん』(マンガ、アニメ)の魅力(随想録―20) アニメは、NHK・Eテレで断続的に放映されている。教育的かどうかは解らぬが。設定がスゴイ。まさしく悪魔のような両親に振り回されたあげく、大悪魔:サリバンに売り渡された主人公:鈴…

「お酢」は全てを解決するか?日本愛酢党はどうなった??(随想録―19)

「お酢」は全てを解決するか?日本愛酢党はどうなった??(随想録―19) 一昔前の日本の総選挙は面白かった。奇想天外なミニ政党が次々と候補を出し、NHKの場でその「持論」(=お笑い)を披露したのだ。なかでも、「日本愛酢党」は傑作で、政策として「酢…

「玄武」をイメージトレーニングしよう!+リトープスの脱皮(随想録―18)

「玄武」をイメージトレーニングしよう! 中国でいう東西南北の四方を守る四神(ししん)のうち、北方を守る動物神を「玄武:げんぶ」という。この神は、蛇と亀の二体が合体した姿をしている。まあ、夫婦神だな。ほかの神:青龍、朱雀、白虎は一匹単独である…

ウクライナ人の愛国心:patriotism(随想録―17)

ウクライナ人の愛国心:patriotism(随想録―17) 主に戦争用語として使われる経験則に「ランチェスターの法則」というのがある。2つのシチュエーションから成っていて、大きな規模の攻撃が行なわれる戦争の第1ステージには、優勢な勢力は快進撃を行なう(…

糞尿を上手く処理してこそ環境問題は解決する+ tumblr.(タンブラー)(随想録―16)

糞尿を上手く処理してこそ環境問題は解決する+ tumblr.(タンブラー)(随想録―16) 以前、乗馬を趣味とする友人から聞いたことだが、乗馬クラブの人が馬を御していたところ、広い農地で、馬が糞をしたというのだ。それで、この農地の持ち主が激怒したとい…

「2人」という言葉の重み+♪「夢で逢えたら」の深層(随想録―15)

「2人」という言葉の重み 女性は、愛する男性と、自分をまとめて、「わたしたち2人」と称することが、むかしからあるようだ。哲学者のニーチェは、「女はことあるごとに、自分と男を合わせ一体化して“2人”というが、これは女が成熟してない証だ」とか書い…

老子第1章と仏典(特に般若心経)+ラスコリニコフ(随想録―14)

老子第1章と仏典(特に般若心経) 難解で名高い『老子』でも、出だしの第1章は特に難解だ。この章でつまずき、それ以上読むのを諦めた人も多いだろう。どんな文かと言うと(書き下し文および日本語訳:小川環樹:中公文庫) 道の道う(いう)可きは、常の…