虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

釈迦(シャカ)の頭はパンチではなくウンチだった:仏教の盲点

釈迦(シャカ)の頭はパンチではなくウンチだった:仏教の盲点 この前、「ウンチを頭に乗せた人物の絵」を描き、案外好評だったことを受け、釈迦の頭のイボイボはなんなのかと考えてみました。 iirei.hatenablog.com これは正式には「螺髪:らはつ」と言い、…

宇井純氏が導入した下水処理技術:酸化溝(オキシデーション・ディッチ)

宇井純氏が導入した下水処理技術:酸化溝(オキシデーション・ディッチ) 今は亡き、公害問題の第一人者、(そして私の先生の一人:東京大学工学部都市工学科助手であった)宇井純氏は多才な人でしたが、彼がオランダ・デルフト市にある下水処理場を見学し、…

恋の行方は?:2020年7月4日の易経占いと「物語の構造」

恋の行方は?:2020年7月4日の易経占いと「物語の構造」 昨2020年は、私にとって、特に恋愛に関して忘れられない年でした。某女性ブロガー(Jさんとしておきます)と、熱い関係になり、逢ってみたいという私と、関係はネット上だけで、というJさ…

西條八十の詩~天才詩人:ランボーとの比較~色彩感覚

西條八十の詩~天才詩人:ランボーとの比較~色彩感覚 西條八十(さいじょう・やそ)と言えば、群馬県立太田高校の関係者で知らない者はたぶんいないでしょう。太田高校の校歌は、この詩人の歌詞によるもので、「♪止まざる流れ、高き山・・・」と歌い上げる…

土木系だが測量の授業を取らなかった私:それからどうした?

土木系だが測量の授業を取らなかった私:それからどうした? 私が専門とした東京大学工学部都市工学科・衛生コース(現:環境科学コース)は、本来土木工学科(現:都市基盤工学科)の一分野だったので、測量の授業は、必須ではなくても、履修は推奨されていま…

「自分探し」をいつまでも続ける者は、大人になれない。

「自分探し」をいつまでも続ける者は、大人になれない。 ある人のコメント欄に書いた私のコメントから、引いて来ます。 ずばり、この詩は「自分探しをし続けたい」という願望の表出だと思います。私の知っている女性、なんども結婚するのですが、その都度離…

孔子の学問の本質は「礼」である:葬式ごっこを好んだ彼。+『弟子』

孔子の学問の本質は「礼」である:葬式ごっこを好んだ彼。 二週間ぶりのエントリーです。 中国哲学と言えば、真っ先に「孔子」、また彼の言動を記した「論語」が思い浮かべられます。「論語」について、「宇宙第一の書」という言う人もあり、いかに彼の評価…

しばらく休みます

ASUSのPCの電源コードがまた壊れ、10日間くらい本式のブログがエントリーできません。読んで下さる方、少々お待ちを。詩一つ。少年に少女。 青年には❓ーーーーー青女❓(2021.4.23)

モーツァルトとベートーベンの徹底比較:神童VS楽聖

モーツァルトとベートーベンの徹底比較:神童VS楽聖 この2人の作曲家は、ヨーロッパ音楽の最高峰に位する人たちであり、それでも持ち味は正反対とも言えるほど違うので、どんなものだか考えてみました。 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトは175…

歴史を動かした病人たち:病跡学(パトグラフィー)の迷宮

歴史を動かした病人たち:病跡学(パトグラフィー)の迷宮 私は今『歴史の主役はみな病人』(九次米義敬:くめじ・よしたか/主婦の友インフォス情報社/2013)を読んでいます。この本は、各界の歴史に影響を与えた人物たちを病理的視点から見直してみる…

ヘアリー・ベッチ(緑肥用植物)の凄い特性+ベトナム生春巻き

ヘアリー・ベッチ(緑肥用植物)の凄い特性+ベトナム生春巻き 2020年朝散歩をしていて、見慣れない植物に出会いました。 この植物は、葉の付き方とか、花の形から、マメ科の植物であることは解りましたが、四季の植物図鑑を見ても、なにやら解らない。…

キルケゴールとムンクの共通点:生存することへの畏怖

キルケゴールとムンクの共通点:生存することへの畏怖 キルケゴール【Sren Kierkegaard】デンマークの思想家。合理主義的なヘーゲル的弁証法に反対し、人生の最深の意味を世界と神、現実と理想、信と知との絶対的対立のうちに見、個的実存を重視、後の実存哲…

『誰も知らない世界のことわざ』:興味深い絵本+口上

『誰も知らない世界のことわざ』:興味深い絵本+口上 こんなことわざがあります:「あなたのレバーをいただきます。」・・・いつか拙ブログで取り上げた青春小説『君の膵臓をたべたい』によく似た表現。これはFARSI(ペルシャ語)のことわざで、一種の愛情…

大数学者アーベル(ノルウェイの誇り):人類史上不滅の業績

大数学者アーベル(ノルウェイの誇り):人類史上不滅の業績 ここに、スゴイ数学者がいる。ノルウェイの首都:オスロに彼の銅像が建ち、肖像画はノルウェイの最高額紙幣(500クローネ)の顔にもなった・・・この男の名は、ニールス・ヘンリック・アーベル…

イワシあれこれ:この用途の広い「高級魚」

イワシあれこれ:この用途の広い「高級魚」 イワシほどたくさん獲れて、食用・肥料用として多岐の用途に渡る魚はそうそうありません。「タタミイワシ」は、その珍しさも相俟って、高級食材なのですから。イワシの概略はwikipediaより、 日本で「イワシ」とい…

衛生工学を舐めるな!:素人受けする水質浄化グッズ

衛生工学を舐めるな!:素人受けする水質浄化グッズ 私は、衛生工学の専門家です。特に、水という分野については人後に落ちない研究をやって来ました。水関係の諸技術にも大いに取り組みました。ここに、あるブログで、ある種の水浄化技術が取り上げられまし…

『キッチン』(吉本ばなな)を読んで:女性と食生活

『キッチン』(吉本ばなな)を読んで:女性と食生活 この小説は、30年前くらいの発刊時から注目された作品です。著者の吉本ばななさんは、有名な評論家・哲学者の吉本隆明さんの娘で、父の名声とも合わせ、「やはり鷹の子は鷹だ」と称賛されていました。私…

人と絶対に絶縁できる文例2題+「かわいい」について

人と絶対に絶縁できる文例2題+「かわいい」について 人間関係のミニマリズムシリーズ(2/2) これまで私は、なかなかに得難い友人に対し、しばしば「縁切り状」とも言える文章を送ってきました。読者としては「不快だ」とかの異論はあるかもしれませんが…

人間関係自体をミニマリズムする:その実例3つ

人間関係自体をミニマリズムする:その実例3つ 人間関係のミニマリズムシリーズ(1/2) ある意味、私は人間関係の維持が下手で、折角できた友人や恋人を切り捨ててきたという負の実績があります。それを、これまでは私のミステイクだと思ってきましたが、…

ポリリジン、これって危なくね?~アミノ酸から作ると言っても。

ポリリジン、これって危なくね?~アミノ酸から作ると言っても。 ポリリジンという化学物質、私は最近知ったのですが、アミノ酸のリジンを重合させて作る、防腐剤、抗菌剤です。そのあらましはwikiから(抄)。 ポリリジン(ε-ポリ-L-リジン、EPL)は、…

現代の法家思想(韓非の発想):スマホによる例外なき支配

現代の法家思想(韓非の発想):スマホによる例外なき支配 2020年5月9日の東京新聞の紙面で、以下のような記事が掲載されていました。 殺人、逃走24年男 コロナで観念 【上海=白山泉】二十四年前に中国甘粛省で人を殺害し、全国各地を逃げ続けてい…

私はゴミ?:ゴミ談義あれこれ

私はゴミ?:ゴミ談義あれこれ 学生のころ、私は環境問題、特に水問題に取り組んでいました。専門がそうだったし、市民運動家としても、水の汚染に関する問題には積極的に取り組んでいました。当時汚染度が日本一だった千葉県:手賀沼(柏市や我孫子市の生活…

葛飾北斎と北斎漫画:江戸の庶民は教養があった。

葛飾北斎と北斎漫画:江戸の庶民は教養があった。 かつしか‐ほくさい【葛飾北斎】「江戸後期の浮世絵師。もと川村氏、のち一時中島氏。江戸本所に生まれる。葛飾派の祖。初め勝川春章の門に入り、春朗と号し、のち宗理・画狂人・戴斗・為一いいち・卍など、…

中国哲学には救済の2文字はない:一般の宗教と違う点

中国哲学には救済の2文字はない:一般の宗教と違う点 私は、中国古代から伝わる書物:『老子』、『荘子』、『易経』、『書経』などを読んできて、最近気づいたことがあります。それは、中国哲学には「救済」の概念は、限りなく乏しいか、または無い、という…

フクジュソウとフキタンポポ:早春を祝う黄色い花

フクジュソウとフキタンポポ:早春を祝う黄色い花 春風献上!!A happy new year!! 以前、ひと昔前は、正月の飾り物として、フクジュソウ(福寿草)を神棚に飾って祝うという風習がありました。いまだ緑のものが地上に多く現れてないころに鮮やかな黄色に咲…

世界各国の「おバカ指数:IF」:なぜ我々は政治的におバカなのか?

世界各国の「おバカ指数:IF」:なぜ我々は政治的におバカなのか? 以下の記述は、私のブログ「ジョン・ロック、孟子、荀子」のコメント欄からの引用です。私:むかし(と言ってもブッシュJr.の頃)の与太話ですが、アメリカの内陸部の白人はIQが低く…

不器用な社会人&生活者&哲学者:セーレン・キルケゴール

不器用な社会人&生活者&哲学者:セーレン・キルケゴール キルケゴール【Sren Kierkegaard】デンマークの思想家。合理主義的なヘーゲル的弁証法に反対し、人生の最深の意味を世界と神、現実と理想、信と知との絶対的対立のうちに見、個的実存を重視、後の実…

「知の巨人たち」:宇沢弘文、立花隆、渡部昇一

「知の巨人たち」:宇沢弘文、立花隆、渡部昇一 「知の巨人」だと評された学者、評論家など、最近多く聞くようになりました。↑の表題で挙げたように、少なくとも3人の名前が浮かびます。私自身はこの順で初めのほうにいる人ほど、その称号に相応しいと思い…

プロポーズの言葉あれこれ:『美味しんぼ』・友人の場合

プロポーズの言葉あれこれ:『美味しんぼ』・友人の場合 英語で言うpropose(プロポーズ)の語源は「前に(pro)、置く(pose)」です。概ね男性が愛する女性に対して、「心情を吐露して、女性の反応を待つ」という行為のことです。昨今は女性…

『ニジンスキーの手記』:天才バレエダンサーの悲劇

『ニジンスキーの手記』:天才バレエダンサーの悲劇 私が大学生初期のころ、『ニジンスキーの手記』を読み、興味深く読了したのを覚えています。そのときの本は今では入手困難ですが、代わりに鈴木晶さんの「完全版:新書舘」が読めるのでなかなか重宝です。…