生と死
千日回峰行・2度満行者:酒井雄哉(さかい・ゆうさい)(随想録―83) 比叡山の荒行・千日回峰行と言えば、まさしく1000日かけて肉体を死寸前まで追い込み、悟りを得んとする修行で、一日30kmも叡山のまわりを歩き回るのは序の口で、「堂入り」と…
「信長公記」(小島剛夕):織田信長一代記・映像詩風(随想録―71) 織田信長は日本史上の有名人物であり、その事績は広く認知されている。NHKの大河ドラマでも、民放の時代劇でもよく取り上げられてきたので、その辺はよく知られている。 本編は信長の行…
「ビンクスの酒」~「One piece」の挿入歌の楽天性(随想録―62) 週刊少年ジャンプ最大のヒット作は、「ワンピース」と言って、間違いないでしょう。出版された単行本は、数億冊は売れているであろうし(正しくは日本国内で4億冊、海外で1億冊)作者の尾…
ブルーな状態から抜け出せそうな夢(随想録―61) 私は、人生の節目、節目において、「示唆的な」夢を見てきた。必死に解決を求めていた問題について、決定的な解決を与える夢。今回は、加齢のため加速度的に増えて行く体の各部の不調、社会生活上の不透明…
生命保険の論理:破綻するとしか思えぬが。(随想録―57) 私の亡父は、生命保険が好きで、本人と私の弟に、生命保険を掛けていた。(私には掛けていなかった。)中堅企業の工場長ということで、収入も多かったが、「もしも」の時への備えとして、生命保険…
犬の威厳、猫の愛嬌~両者の違い(随想録―48) 世は挙げて「猫ブーム」だ。日本のペットの飼育頭数で、犬を抜いて猫がトップになってから久しい。ネット空間で言っても、猫の話題には事欠かず、溢れんばかりだ。私がやっている「tumblr.」(タンブラー)で…
安倍晋三元首相の「国葬」:ひろく葬式について考える(随想録―番外編) 安倍晋三が、生前行なっていた悪行の数々を考えると、彼に「国葬」を報いるのは、どうかとも思うし、安倍を暗殺した山上徹也に拍手を送りたいくらいだ。だいたい、モリ・カケ・サクラ…
1人の粗暴犯の逃走は災害並みのインパクトを持つ(随想録―26) 思い返せば、2019年5月、6月は公然と粗暴な犯罪を犯す人物が輩出して、いかにも物騒な世の中になった観があります。神奈川県川崎市で、スクールバスを待つ小学生とその保護者たちを柳…
ハーブ:セージ(薬用サルビア)~薬と毒の二面性 私は、はてなブログ開始当時、ハーブのセージについて取り上げたことがありますがhttps://iirei.hatenablog.com/entry/20051227その中で、セージの薬効について、以下のように記述しました。薬草としての効…
「占い」は信じるな!(佐藤六龍):日本の占いはインチキ! この本『「占い」は信じるな!』の著者は、超常現象に否定的な科学者ではなく、占いの世界に長くいる、占いを生業とする人物です。たぶん、Dr.コパとか細木数子とかをよく知っている一般の人には…
孔子の学問の本質は「礼」である:葬式ごっこを好んだ彼。 二週間ぶりのエントリーです。 中国哲学と言えば、真っ先に「孔子」、また彼の言動を記した「論語」が思い浮かべられます。「論語」について、「宇宙第一の書」という言う人もあり、いかに彼の評価…
大数学者アーベル(ノルウェイの誇り):人類史上不滅の業績 ここに、スゴイ数学者がいる。ノルウェイの首都:オスロに彼の銅像が建ち、肖像画はノルウェイの最高額紙幣(500クローネ)の顔にもなった・・・この男の名は、ニールス・ヘンリック・アーベル…
不器用な社会人&生活者&哲学者:セーレン・キルケゴール キルケゴール【Sren Kierkegaard】デンマークの思想家。合理主義的なヘーゲル的弁証法に反対し、人生の最深の意味を世界と神、現実と理想、信と知との絶対的対立のうちに見、個的実存を重視、後の実…
キノコ(茸)の様々な顔:地球にとって重要な生物 キノコとカビはほとんど同一な生き物で、植物でもなければ動物でもありません。傘を開く形のものがキノコ、作らないのがカビです。キノコについてwikiから、キノコ(茸、菌、蕈、Mushroom)とは、特定の…
ティートリー:もっとも頼りになるエッセンシャルオイル 巷における流行り・廃りは、当然の現象です。植物についても、ひとむかし前のハーブ・ブーム、次いで多肉植物ブームがあり、一通り各家庭を巡って終息したようです。今はブームが去っても、しっかり自…
つひに行く道:在原業平の辞世+100日後に死ぬワニ 伊勢物語特集 その1 つひに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを ・・・これは、古今和歌集、および伊勢物語(125段)に、在原業平(ありわらのなりひら)の辞世の歌として収録…