虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

歯周病予防とリステリン〜塩化亜鉛の効能とは?

リステリン・ターターコントロール→ 以下に書く文章の種本は、「専門のお医者さんが語るQ&A 歯周病」(新井高:株式会社保健同人社:本体1286円)です。 まず、口腔内でプラーク(歯垢)が出来、これが固着してターター(歯石)となり、歯と歯茎の間…

歯周病予防とリステリン〜塩化亜鉛の効能とは?

短編小説名手の傾向分析:川端康成・芥川龍之介・梶井基次郎・中島敦

私が大学時代の最中とその後数年食いつないだ一種の学習塾で、理科系だった私はそれに反し、国語科の講師に合格し、中学生たちに教えていました。教材も粒揃いで後から考えるとエクセレントな作品の数々を生徒たちに教えることができたのは僥倖でした。 その…

ツイッターとビッグデータ:ツイッターは支配者の道具

私は以前「私は15日間、Twitterをやった」というブログを立てましたがhttp://d.hatena.ne.jp/iirei/20110105#1294224571 本当に15日でやめました。その理由は、そのブログで書きましたが、今日は別の視点から、ツイッターについて書こうか、と思います。…

のんきな患者〜梶井基次郎最後の作品:国民病・結核

梶井基次郎(1901−1932)は、奇蹟とも呼べる短編一人称小説を20編ほど残し、31歳の若さで夭折した天才作家です。「檸檬」「愛撫」「桜の木の下には」「器楽的幻想」などの傑作群を生み出した彼。その彼の命を奪ったのは「結核」でしたが、彼はそ…

戦う工学者・熊本一規氏:「電力改革と脱原発」(書評)

私が東大都市工学科の先輩・熊本一規(くまもと・かずき)氏とお会いしてから、かなり長きに渡りましたが、ここ2、3年お互いの著作を贈呈しあい、熊本氏から直近で贈られたのが、今回取り上げる「電力改革と脱原発:2014」です。この本は、氏の前著作…

「だれも知らなかったインド人の秘密」〜インド人と中国人の対比

「だれも知らなかったインド人の秘密」(原題:Being Indian)は、インド人であるパヴァン・K・ヴァルマさんが著し、村田美子さんが訳して、2006年、東洋経済新報社から発行されました。 この本は、厚いベールに包まれたインド人の本当の顔を同じくイン…