虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

コンパニオンプランツとしてのナスタチウム(金蓮花)

コンパニオンプランツとしてのナスタチウム金蓮花

昔園芸作業にいそしんだ人なら、「金蓮花:きんれんか」という名称にお目に掛ったことがあるかも知れません。その当時はあくまで観賞用の作物で、現在のような食物としての用途はありませんでした。ナスタチウムは今風の呼び名で、葉や花にワサビのような風味をもち、実(シード)は酢に漬けて、ケッパー(ふうちょうそうの実)の代用になります。蓮のような、丸い葉をしているので金”蓮”花と名付けられたのです。ノウゼンハレン科の植物です。


http://d.hatena.ne.jp/iirei/20051215

 :ナスタチウム    お奨めのハーブ1


この植物は、コンパニオンプランツの一つとされます。どんなものかと言うと(wikiより)


コンパニオンプランツ(または共栄作物、共存作物)とは、農学や園芸学において、近傍に栽培することで互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと。コンパニオンプランツを2種類以上、近傍に栽培することを混植または混作と呼ぶ。

(中略)

例えば、トマトにマリーゴールドやバジルを一緒に植えると、コナジラミなどの害虫を遠ざけ、トマトの生育を助けて味を良くする[5]。コンテナで育てる場合は寄せ植えにすると視覚的にも楽しみも増え、トマトとバジルは料理の相性も良いので、一緒に育てると便利である。

(中略:下、いくつか例示))


ナスタチウムキンレンカ
センチュウやコナジラミ、アブラムシ、アリを遠ざける。


@ネギ類
ウリ科のつる割病や立枯れ病などを防ぐ。


@セロリ
モンシロチョウを近寄りにくくする。


@バジル
コナジラミやアブラムシを遠ざける。


マリーゴールド
コナジラミやセンチュウを遠ざける。


@ミント
アブラムシやケムシを遠ざける。


@エビスグサ

ネグサレセンチュウを駆除する。マメ科特有の根粒による土壌改善効果ももつ。


以上ですが、昨年の夏、ナスタチウムを育てていて、誤って他の種と混ぜて蒔いたのですが、その植物――フダンソウの生育が実に良かったのです。すくすくと成育しています。一方、ちゃんと畝を作って育てようとしたのが、ネキリムシにやられ、ほぼ全滅してしまったのです。この違いは、ナスタチウムがネキリムシをフダンソウに近づけないようにしているからかと感じられます。


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今日のひと言:かといって、全てのコンパニオンプランツに、科学的な根拠があるかどうかは、心もとないとの注釈が、wikiの記述のなかにありました。過信はしないほうが良いのでしょう。なお、wikiからの引用に出てくる「マリーゴールド」は「アフリカン・マリーゴールド」(千寿菊)のことです。ほかにも「フレンチ・マリーゴールド」(万寿菊)、「ポット・マリーゴールド」(普通に言う金盞花:きんせんか)などがありますが、虫対策(特に線虫)として優れているのがアフリカン・マリーゴールドです。数メートルの円の範囲の線虫を退治すると言います。




伽椰琴打鈴 銀葉亭茶話 (銀葉亭茶話シリーズ) (コバルト文庫)

伽椰琴打鈴 銀葉亭茶話 (銀葉亭茶話シリーズ) (コバルト文庫)




今日の一品


@ズッキーニのナンプラー炒め


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短冊に切ったズッキーニを、オリーブオイルを張ったフライパンで炒め、ナンプラー、クコの実を入れ、最後に山椒を振って、火から降ろします。

 (2019.05.13)



@オカノリの昆布つゆ掛け


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「オカノリ」はこれまで何回か取り上げた野菜。アオイ科。ほかのアオイより花が小さく、赤ちゃんの手のひら大までの葉を、切り揃えて5分間、熱湯で茹で、ヌメリが出たところを食べます。かれこれ庭で自生させていますが、この10年以上、野草のように生育し、絶えません。

 (2019.05.16)




@カルビ肉とニンニクの芽の炒め物


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弟作。ジンギスカンのタレが余っていたので、この組み合わせで料理しました。

 (2019.05.17)



@ウルイと挽肉の味噌炒め


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山菜・ウルイ(ギボウシ)。葉と挽肉を炒め、味噌味にしたらうまかろうと考え、作ってみました。葉が少々硬いものが多かったとは言え、まずまずの出来でした。オリーブオイルを敷いたフライパンに挽肉を入れ、しばし火を通して切ったウルイを入れ、酢を少し入れた味噌を投入。最後にネギ油を2、3滴。(なお、ウルイは旧来ユリ科に分類されていましたが、現在はキジカクシ科になっています。)

 (2019.05.18)





今日の詩


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番


間然なき
音のご馳走。
全3楽章の30分強は
あっと言う間に経ち――
黄金の時が私を包み込む。
:名曲中の名曲。


ここまで聴かせる
ピアノ協奏曲も少ない。
チャイコフスキーショパンも、
この曲の域に達していない。
貴方も聴いてみれば?
私の言い分が解ると思うよ。



https://youtu.be/jNXRCM4Itc8

  :ピアノ協奏曲第2番(ルービンシュタイン:ピアノ、フリッツ・ライナー:指揮、シカゴ交響楽団

 (2019.05.14)




今日の三句


鷹の凧(たかのたこ)
農家は遊ぶ
カラス除け


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この凧を新しく上げたほかに、マネキン全身2体、マネキンの生首5個を苗床に置いています。

 (2019.05.17)



群れをなし
花の宰相
妍競う


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「花の宰相」=芍薬(しゃくやく)のことです。芍薬が宰相(総理大臣)なら、牡丹(ぼたん)は「花の王」とされます。「妍:けん」はなまめかしい様。

 (2019.05.17)


ボタン、シャクヤク (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

ボタン、シャクヤク (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)



一見し
薔薇と見まがう
木苺や


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 (2019.05.17)

『男が働かない。いいじゃないか!』:「男性学」の産声(うぶごえ)

『男が働かない。いいじゃないか!』:「男性学」の産声(うぶごえ)


社会学の一つに「女性学」という分野があることは、社会学者なら既知のことでしょうが、それに対応するものとして、「男性学」というのがあるのは、2年前の夏に東京新聞の特集「あの人に迫る」で知りました。(2017.07.29号)田中俊之(:大正大学心理社会学部准教授) へのインタビュー記事によってです。なお、カッコ内の本は「講談社+α新書」です。


問題の起点は「なぜ、男は学校卒業と同時に、企業で働き続け、定年までフルタイムで勤め続けなければならないか」という疑問です。でも、実際のところ、この疑問を抱かずに仕事を続ける男性が多いのでしょうね。「男性学」は、男性ゆえに抱える悩みや葛藤を対象にします。


女性と対比して解り易い行動を挙げれば、悩みを一人で抱え込むことが多い男性に比べ、女性は仲間でおしゃべりをしてストレス解消が図れるという手段というセーフティー・ネットをもつ点が大きく違います。この差は、自殺者の数にも大きく関与すると田中氏は言っています。(ただ、もちろん、別の要因も考えられます。もともと、生物学的に、雄は雌より、脆い生き物なのです。人間でも出生時には男は女より生まれる率が高く、ただ自然と減少し、成人(適齢期)の時は1:1になり、老人になると女のほうがより多く生存します。)


仕事の話に戻って、記事から引用します。

以前、対談した女性コラムニストの方が「女性は結婚や妊娠、出産と、仕事を続けるのにハードルがあるから働く理由を考えているけど、男性には「なんでこの人、会社にいるの?」という意味の分からない人が少なくない」話していたのが印象的でした。


田中氏は、このような意識のままに40年も仕事を続けることは大変不幸だと断じます。この欄の名称は「一度立ち止まり働く理由考えて」というもので、働く男性へのメッセージが込められているようです。まあ、この状況は、夫婦の片割れの妻にとっても、同じように不幸なことでもあるのでしょう。


では対応策は・・・「多様性(ダイバーシティー)」。行政の男女共同参画のキャッチフレーズにありがちなトップダウン式の考え方として「男も女も、仕事も家庭も」がありますが、これを多様性という概念で見直すことが主眼となるようです。


異なる働き方、生き方をする人とどう折り合うか。女性の就業率が上がり、結婚や出産後も仕事を続ける人が増えている現状を把握し、そこに適合するにはどうしたらいいかという発想に転じること。互いを理解するための対話の場を確保していくことが大切です。


職場にフルタイム就労でない男性がもっといていいし、育児や介護で一時的に仕事量を減らせるように、個人のステージで多様な働き方を認めていくべきだと思います。


今日のひと言:男性ならこうすべき、こうすべからず、女性もこうすべき、こうすべからず、と言った規範について考えなおすべきだとの主張がこの男性学にはあると思います。育児や家事の分担を、夫婦で取り決め、回りにどう思われようとも、男性が育児・家事を専業にしても良いことだと言うことですね。これは、男性学の趣旨とも合わせ、現代の「実存主義」であるといえると思います。





男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書)

男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書)

女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)

女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)

男性学入門

男性学入門





今日の一品


@煮含めガンモドキ


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弟作。我が家では、毎夕飯事、大豆製品とそれに類するものを一品としますが、今回はガンモドキコンソメで煮含めにしました。ガンモドキの調理法としては、我が家ではドライなまま、塩や香辛料で味付けするやり方と、煮含めるやり方の2種類あります。

 (2019.05.07)



@フキのオレガノ風味


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いつものフキの煮もの、今回はオレガノを入れて香り付けしてみました。今季は、山椒、チャービル、オレガノと3種類試しました。どれも風味が良く、美味しかったです。

 (2019.05.07)



@本場下仁田産さしみこんにゃく


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夕飯のお供、酒の肴として美味しいものですが、群馬県下仁田町(しもにたまち:こんにゃくの日本最大の市場がある)の地元の人が言うには、「東京の奴らが買うさしみこんにゃくには、こんにゃく粉がちょっとしか使われていない、スカスカだ。俺ら地元では粉をたっぷり使ってブリブリのこんにゃくを食べる」と言っていました。つまりさしみこんにゃくを喜んで買う東京の連中はバカだと言わんばかりの感じでしたね。

 (2019.05.08)



マトウダイのみりん漬け


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タイとつきますが、スズキ目(タイ、イサキなどの美味しい魚の宝庫)の魚類ではなく、むしろタラ目に近いマトウダイ目の魚だそうです。(wikipedia)味は脂身が多く、しっとりしていて美味です。エンガワの部分も食べられたのはおどろき。

 (2019.05.10)





今日の四句


咲きそめし
定家葛(テイカカズラ)の
鬼の花


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白くて可憐な花はジャスミンに似た芳香を放ちますが、キョウチクトウ科の毒草です。伝承として、式子内親王に恋した藤原定家が、死後この植物になり、内親王の墓に絡みついたそうです。

 (2019.05.08)




大根の
花の白さや
春の「雪」


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 (2019.05.09)



いち早く
水張る田んぼ
ツバメ舞う


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ツバメ自体は撮影できませんでした。動きが速くて。

 (2019.05.10)



白妙の
ツボミ並べし
ピラカンサ

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 (2019.05.11)

「柔和な現人神」+「猫は誰の物?:三角関係の解消~南泉斬猫の公案」

「柔和な現人神」+「猫は誰の物?:三角関係の解消~南泉斬猫公案

@私は天皇制や皇室について中立で、特に崇拝もしないし、否定もしませんが、去る2019年5月3日に、憲法改悪反対集会に7万人集まった(主催者発表)のに対し、同日の新天皇一般参賀に14万人から集まったことには、さすがに唖然としました。能天気な人たちだな、と。いや、それに留まらず、ヤバいのではないかと。昭和天皇の場合、厳格な現人神(あらひとがみ:人そのものが神である存在)といった感じの君主でしたが、象徴天皇であることをはじめから期待されていた平成天皇は、むしろ柔和な現人神であることを行ってきたのでしょう。その後を引き継いだ新天皇も、平成天皇の路線を引き継ぐようですから、「柔和な現人神」を行っていくでしょう。


親しみやすい「柔和な現人神」、これはまるで赤子のように、親なる天皇にすべてを預け、自分はなにもしない怠惰な態度であるとも言えるでしょう。まるで自分がないかのように、無条件で「柔和な現人神」を崇拝するのです。このあたり、id:SPYBOYさんによれば、自分でものを考えないということになりますし、もし天皇が極端な右翼思想に染まれば、崇拝者の国民もたちまち右翼になってしまいますね。この点、id: narumasa-2929さんのいう象徴天皇制の盲点になるのです。戦前・戦中、また戦後を通じて日本人のメンタリティが「現人神」を必要とするのでしょうね。なんて強固な「趣味」だこと。


https://spyboy.hatenablog.com/entry/2019/05/06/『平成と大正』と映画『麻雀放浪記2020』

https://narumasa-2929.hatenablog.com/entry/2019/05/03/025057





@「南泉斬猫公案」とは、禅のなぞなぞで、禅僧たちが可愛い猫を連れてきて、その猫は誰の物かと争っていたとき、師の南泉が、その猫を斬殺したというのですね。僧の頭目格の趙州(じょうしゅう)が戻ってきてその出来事を聞くや、履物を頭に乗せて行ったと言い、南泉、「もし、あの場に趙州がいたら、猫を殺さずに済んだものを」と言ったという公案(くあん:なぞなぞ)です。これは解釈が極めて難しく、古来難問とされてきました。


以下は、あるブロガーの方のコメント欄に投稿した1文です。

私も『金閣寺』を読んだ際、この南泉斬猫公案に引っかかりました。一つの考え方として、千葉県松戸市に伝わる「真間の手児奈」の伝説を持ってきます。この美人な女性は、同時に2人の男性に求愛され、彼女はどちらの愛も、一方に傾くのは不可だったので、受け入れることが出来ず、自分を存続させることができないで、川に身を投げたというのですね。この辺、むろん猫には、そんな心の機序が解るわけないのですが、南泉が猫の立場を手児奈と同一視しての行動だとも思えるのです。真理を巡って、どころか、物(これは人間も含む)を巡って争う二項対立を解消する一つの手続きかと。

http://www.watto.nagoya/entry/2018/02/05/013000 より


この手児奈の件については、私の過去ログでも触れています。


https://iirei.hatenablog.com/entry/20120429/1335696534

夏目漱石の「こころ」~三角関係の恐ろしさ

私も以前、ある女性をめぐってある卑怯な男と三角関係になりました。私は「こころ」の中での「Kと同じ役回り」でした。でも、私は自殺はせずにその男のプライドをズタズタにしてやりました。もっとも痛手も大きく、その三角関係ののち、数年間はノイローゼ=人間不信の状態からは抜け出られませんでした。(ここでの私とは筆者・森下礼のこと。)三角関係というのは、当事者の男女に激しく・壊滅的な情動を巻き起こす恐ろしいものなのです。


なお、女性の側から三角関係を清算する行為として、自ら死を選ぶというお話が万葉集にあります。求愛するどちらの2人も魅力的でどちらにも靡けないので・・・「自分がいなければ争いは起きないだろう」、という気持ちで・・・

真間山の麓にいたという美少女にまつわる伝説が伝わる手児奈霊園。運命にもてあそばれた美しい娘・手児奈(てこな)は真間の入り江に身を投げたと伝えられ、万葉集にも詠われています。


http://www.plaisir-villa.jp/location/ より。 



今日のひと言:私の解釈では後半の「履物」の意味はよく解りません。ただ二陣営に分かれて人ほどの価値はなさそうな猫に入れあげる人の頭脳は、履き物に踏みつけられる地面以下だろうよ、という皮肉を感じます。正しいかどうかは解りません。どなたかうまく解釈できる人はいませんか?なお、この公案とよく似た話として、「風・旗論争」があります。動くのが風か旗か、どっちかと僧たちが論争していたのに対し、六祖慧能(ろくそ・えのう)が「心が動いたのだ」と喝破し、一同静粛になったというお話です。(『禅――現代に生きるもの』(紀野和義:NHK選書))



禅―現代に生きるもの (NHKブックス 35)

禅―現代に生きるもの (NHKブックス 35)

金閣寺(英文版) - The Temple of the Golden Pavilion

金閣寺(英文版) - The Temple of the Golden Pavilion

天皇と宗教 (天皇の歴史)

天皇と宗教 (天皇の歴史)




今日の一品


すいとん(水団)


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戦中・戦後、庶民の腹を満たしたというすいとん。作ってみました。薄力粉50gくらいに片栗粉少々、ぬるま湯で捏ね、10分ほど置きます。鍋に醤油、昆布だし、水をいれ汁を作り、大根、卵、イワシ缶、油揚げを入れ、さきほど作ったすいとんの塊を順次入れ、5分ほど茹でて、最後に三つ葉を散らして火から降ろします。(このレシピは、いろいろネットで紹介されたものから最大公約数のように決めました。ただ、すいとんは、球に近い形より、もっと扁平なものが火が通りやすくて良いと思われました。また、卵、イワシ缶を入れるのは、ちょっとリッチすぎるかな。)

 (2019.04.30)



@小イワシの生姜煮


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これは、イワシでも、カタクチイワシの子供を煮たものです。このイワシはとっても美味しく、スパゲティに入れて美味しいアンチョビーはこの魚で作ります。山形県天童市の太田食品株式会社の製品です。あるスーパーは、この会社のいくつかの製品を置いていますが、あるとき、この製品だけを置かなくなりました。個人経営規模のスーパーは、ちゃんと置いていました。見る目があるなあ。一番美味しい商品ですから。

 (2019.05.03)



@鶏手羽元の照り焼き


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弟作。醤油+砂糖のタレに4時間ほど漬け込んだ手羽元を180度、25分オーブントースターで焼きました。これは美味しい。

 (2019.05.03)



@苦いチャーハン


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普通にチャーハンの素を使うチャーハンですが、違うのはウコギの新芽を刻んで入れたこと。この新芽は相当苦いのです。あと、炒めて盛った仕上げに中華や東南アジアの料理に使われる「ネギ油:ネギオイル」を振ったこと。この新芽をいれることで、卵の黄、カニカマの赤、ウコギの緑が揃って、綺麗なのです。

 (2019.05.05)





今日の五句


麦秋(ばくしゅう)の
稔り約して
穂の出でぬ


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麦秋は「春」の、麦の収穫期のことで、季節の「秋」とは違います。

 (2019.04.30)



ネギの子の
軍隊式に
整列し


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なんだかきな臭い今日この頃。整然と植え付けられた子ネギもきな臭い?

 (2019.05.01)



山藤の
にっこり笑う
皐月(さつき)かな


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写真では白っぽいけど、見た目はもう少しムラサキ色の花でした。

 (2019・05.02)



俳聖も
バナナなりしか
芭蕉の木


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俳聖=松尾芭蕉芭蕉とは一般的にバナナを意味します。イメージが違いますね。

 (2019.05.04)



鋤き込まれ(すきこまれ)
それでも立てり
ネギ坊主


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ネギ坊主はネギの花。鋤き込む:耕して、その範囲を無にすること。

 (2019.05.05)

『アセビは羊を中毒死させる 樹木の個性と生き残り戦略』(書評)

アセビは羊を中毒死させる 樹木の個性と生き残り戦略』(書評)

植物に関心があっても、樹木について知ることがあまりない人は多分多いと思います。私も、ハーブや野菜、野草への関心は高いですが、樹木についてはイマイチです。ただ、私が4半世紀ほど前、群馬県西部の山間部で暮らそうと思っていたとき、ある樹木を一目見て、初対面なのに「ああ、これはコウゾだ」と解ったことがあります。そしてコウゾは私の山暮らしのパートナーになりました。コウゾを使った「和紙作り」=「紙漉き」の実践。


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コウゾ


でも、なんで一目でコウゾだとわかったのでしょうか?自問するに東京に住んでいた最後の期間、正確なことは思い出せませんが、やはり樹木関係の本を読んでいたとしか思えません。樹木の場合、葉も識別の要素になりますが、幹の模様も、重要なものです。この模様で識別出来ると、葉の落ちた冬でも識別が可能になります。・・・そしてコウゾの幹には「だんだら模様」があり、一度見たら忘れない特徴なのです。


さて、今回は『アセビは羊を中毒死させる』(渡辺一夫築地書館:2010初版・税抜き2000円)について書きます。表題に出て来るアセビは毒を持ち、葉を食べる動物に大きなダメージを与え、以後葉を食べさせないことで生き残りを図るわけです。アセビツツジ科の植物で、花が可憐でドウダンツツジにそっくりです。毒のあるツツジ科植物に、レンゲツツジも挙げられます(群馬県県花)。


この本は、常緑広葉樹(10種)、落葉広葉樹(10種)、針葉樹(8種)の3章構成で、全28種の樹木の興味深い特性が綴られています。また彼らの生き残り戦略も興味深いです。


樹木の戦略によるタイプ分けの概説は以下のように書かれています。


1) 植生のない空いた土地(撹乱地)にまっさきに侵入し定着するタイプ(先駆的なタイプ)


2)他の種との競争に打ち勝って優占するタイプ(競争に強いタイプ)


3)先駆的ではないし、競争に強くもないが、劣悪な環境条件に耐えられるタイプ(ストレスに強いタイプ)

     62P


ここでは1)のタイプに属する「アカメガシワ」を取り上げます。この樹木は典型的な陽樹で、太陽光を有効に利用するため、葉の成長が速く、古くなって光合成効率が落ちた葉は惜しげもなく切り捨て、新しい葉でさらに光合成を進めて、背丈もぐんぐん伸びていきます。この樹木の特性として、面白い点が2つあり、


@1:葉の葉柄が長く、揺れることにより、二酸化炭素を有効に葉に導くことが出来る。(そう見ると、風は植物の行う光合成に不可欠なものだと解ります。)


@2:若い葉には赤い毛が生えていて、それは光に慣れていない新葉を覆って保護するという目的があると言うこと。しばしの保護のあと、成長した葉は酷使する・・・


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アカメガシワ


今日のひと言:『アセビは羊を中毒死させる』、各樹木の記述は6ページくらいでとても読みやすく、目からウロコの記述も多く書かれていて、樹木初心者にとって、うってつけの本だと思います。ただ残念なのは、カラー写真は本の始めに纏まっていて、各論での挿入写真はモノクロであることは、ちょっと残念です。(本文中、コウゾ、アカメガシワの写真は私の撮影。)



アセビは羊を中毒死させる

アセビは羊を中毒死させる

毒草

毒草





今日の一品


@豆苗(とうみょう)と卵の炒め物


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弟作。エンドウ豆の芽生え(スプラウト)の2番穂(豆苗は根元で切って、2回収穫できます。3回は無理)と卵を炒めます。この場合 ナンプラーと胡椒で味付け。

 (2019.04.25)



コンフリーのバター炒め


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コンフリーのツボミ


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コンフリーコーカサス地方原産のハーブ(ムラサキ科)。美味しくて栄養価も高いのですが、唯一ピロリジジン・アルカロイドという毒成分を含むので、季節のものとして旬の時期にだけ食べるのが賢明です。この4月から5月にかけてはツボミとか花が甘く、以前私は花を摘み、蜜を味わっていました。この時期が適期でしょう。なお、本当の毒草のジギタリス(致命的な心臓毒。ただ医学的には薬にもなる、専門家の処方が必要。)とよく似ているので、注意が必要です。コンフリーは葉に毛があり、葉のヘリにギザギザがありません。(ジギタリスは葉に毛がなく、葉のヘリがギザギザしています)

 (2019.04.26)



@チャービル入りフキ


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フキのアクを草木灰で抜いたあと、醤油、昆布だし(ヤマサ)で煮込み、仕上げに刻んだチャービルの葉を加えてひと煮たち、火から降ろします。チャービルは花が咲き始めたので、種を取るため、今季の収穫はこれで終わりです。チャービルの風味がアクセントになり、美味しい。

 (2019.04.27)



ツユクサのポン酢和え


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青い花が梅雨時に咲くツユクサは、なかなか美味しい野草です。今回は本葉が出たあたりのものを、湯がいてポン酢で和えてみました。モッチリしていて美味しい。なお、ムラサキツユクサとは違います。

 (2019.04.28)



野草の料理

野草の料理




今日の五句


春菊の
ツボミほころぶ
皐月(さつき)まえ


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春菊を食用にするのは、世界広しと言っても、日本だけなようです。

 (2019.04.26)



忘れられ
石楠花(しゃくなげ)咲くや
住まぬ家


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 (2019.04.27)



赤・緑
紅梅見せる
補色かな


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 花期の長い紅梅。花びらの赤と葉の緑がよいコントラストになっていました。

 (2019.04.27)



新緑が
包むカジノキ
朗らかに


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 (2019.04.27)



現れた
鎌首もたぐ
赤い蛇


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これは、ヤブガラシのこと。つるさきは食べられますが、勢いが強すぎる野草で、ほっておくと、庭を支配してしまいます。

 (2019.04.28)

『空手バカ一代』の超絶バトル:真の実力者の決断とは?

空手バカ一代』の超絶バトル:真の実力者の決断とは?


この作品は、梶原一騎得意のスポコン物の一つで、作画をする漫画家が途中交代したことで有名です。前半は「つのだじろう」、後半は「影丸譲也」が担当しています。多分、梶原と「つのだ」が喧嘩別れしたのだと思います。


このマンガの主人公は大山倍達(おおやまますたつ)、今となっては鬼籍に入られたけど、実在の空手家です。かれは生涯中国拳法の名人に敗れたことを除き、負けたことはないという触れ込みでした。あだ名はGod Hand(神の手)と言いました。また「マス・オーヤマ」とも呼ばれていました。


そんな彼にまたもや中国拳法の達人が挑戦してきます。先ほどの人は太極拳(北派)の達人でしたが、今度の挑戦者は少林寺拳法(南派)の李青鵬(りせいほう)でした。この人は自信家で、「この世で確実にマス・オーヤマを倒せるのは自分だけだ」と嘯いていました。李は必殺技を持っていたのです。


この二人が対決するのは必然でした。闘技場で合間見えた2人は死闘を展開しますが、いよいよ李があの必殺技を繰り出すときが来ました。・・・フッと李の姿が大山の目の前から消えます。このとき、
大山はジャンプします。もし地上を前後左右に動くなら、かならず残像は残るはずで、「敵は空中」と大山はとっさの判断をしたのです。そして大山の頭突きが李を下から捉え、クリーン・ヒットします。血反吐を吐いて敗れる李・・・李の敗北。


ですが、この技を炸裂させて勝つことに執念を燃やす李は、大山がTV出演していた場に姿を現し、李にウラミをもって襲ってきた大男のプロレスラーに必殺技を仕掛けます。空中高く飛び上がり、敵の背後に回り、頭が下(倒立した体勢で)、足を敵のわきの下に回して羽交い絞めにし、強烈な頭突き、左右の拳を敵の両の腰に打ち込み、同時に計3発の打撃を与え敵に再起不能のダメージをもたらすのです。


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称して「三光:さんこう」。「焼く・奪う・殺す」の3つの惨禍を敵に与えるので、こう呼ばれているのです。さて、この「三光」を目の当たりに見せられた大山、人質を取って、どうあっても戦いを要求する李と、「三光」の完璧性に怯えながらも、2度目の対決に臨みます。TV局内で。李は、嵩にかかって攻め立てます。「三光」を防ぐには「壁」を背にして、背後に密着させないのがいいだろうと大山は考え、そうしますが、李はそんなのは無意味だとばかり鋭いキックを次々に浴びせかけます。大山、このままでは、ブロックしている腕が蹴り砕かれると思い、絶体絶命です。


ただ、このシチュエーションで、大山は一つの決断を下します。「壁には、もう一つの使い道があった」・・・


大山は、李に向ってパンチを繰り出し壁から離れます。にんまりして飛び上がる李。次の瞬間、再び李は血反吐を吐いて敗れました。確かに李は必殺技を繰り出したのですが、「三光」がその破壊力を発揮する寸秒のあいだに、大山は李を背中に乗せたまま、壁に李を激突させたのです。


これで両者の決着がつきました。さしもの李も、「三光」がみごとに破られたことを認めたのです。その後、二人は親友になったそうです。


大山の強さはこの2度の勝負で炙りだされます。1度目は、技の正体はわからずとも、冷静な判断を失わなかったこと、それで勝利した。2度目は、とても破れそうもない必殺技を目前にしても、決して勝負を諦めず、的確な発想で血路を見出すその精神的タフさ。対するに、必殺技をわざわざ敵に見せ、その時点で勝ち誇る李は、ちょっと自己顕示欲が強すぎたようですね。ダマテンでこの三光をお見舞いすれば、大山を倒せたでしょうに。大山倍達、確かに真の実力者です。


今日のひと言:『空手バカ一代』は拳法の対決シーンがユニークなマンガでした。『北斗の拳』(武論尊原哲夫)をはるかにしのぎ、『男組』(雁屋哲池上遼一)にも勝ったかも知れません。この作品を名前だけパクって作品にしたギャグ漫画『課長バカ一代』(野中英次)も面白かったですね。ああ、「バカ・・・」はどちらも講談社系の雑誌に連載されていました。『空手バカ一代』第22巻(オリジナル版)より。






今日の一品


@クコの卵とじ


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毎年、この時期クコの新芽が出てくとき作る我が家の定番料理。クコはナス科の灌木で、新芽を摘んで水洗い、水で少々薄めた昆布だし(ヤマサ)で茹で、溶き卵を落して固めます。味は「ツクシの卵とじ」に似ています。

 (2019.04.19)



@牛バラ肉のナス、トマト炒め


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弟作。名前の通りですが香辛料として、ペッパー、ガーリック混合スパイスを入れたそうです。

 (2019.04.20)



イワシ丸干し


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手頃な大きさのイワシ6尾。半額で買って節約します。頭を残し、全部食べます。私も加齢して、イワシの良さが解ってきたようです。これは焼く前の状態。

 (2019.04.21)



@アボカド練りこみパ


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週末のお楽しみ、パン作り。今回は「森のバター」アボカドの3分の1くらいを生地に練りこんでみました。粉は最近では強力粉を使っています。パンの断面がいくらか緑になっています。

 (2019.04.21)





今日の三句


童(わらべ)見き
川辺のバラを
手折らずに


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♪童は見~たり、野中のバ~ラ~(ゲーテ詩、シューベルト曲:野ばら)という歌曲のもじり。

 (2019.04.19)



なにげなく
トウダイグサ
伸びにけり


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毒草ですが、草姿が美しいのです。遊休農地のヘリに生えていました。

 (2019.04.21)



カキ・ブドウ
仲良く並ぶ
早朝に


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秋の味覚の2つが仲良く見える風景。

 (2019.04.23)

プラスティック:昔は花形物質だったのに。~水俣病の呪縛

プラスティック:昔は花形物質だったのに。~水俣病の呪縛

最近、プラスティックが砕けて微小になったマイクロ・プラスティックが環境と野生生物への有害性を示すことが話題になり、スターバックスコーヒーがプラスティック製のストローを排斥するなどの社会的影響が発生したのは、記憶に新しいところです。


ただ、プラスティックは開発・実用化の初期には、「夢の物質」としてもてはやされたものでもあります。


プラスチックは英語でplasticsまたはplasticと書きますが、その語源はギリシャ語のプラスティコスで、“生長する”“形づくる”“発達する”などの意味があります。


“形づくることができる”=“可塑性(かそせい)がある”という意味の形容詞として使われ、プラスチックという名詞ができました。


プラスチックという名前は、プラスチックの特徴である「自由に成形できること」をそのまま意味しているのです。

https://www.polyplastics.com/jp/pavilion/beginners/01-03.html


プラスティックは、そのどんな形状にも形が変わる可塑性が大きな魅力だったのです。プラスティック産業界においては、このように自在に形を作れるプラスティックは、射出成型という方法で生産されますが、プラスティック産業界はひろく自動車産業界の「下請け」として、自動車産業界から、「蔑まれて」操業しているのが実情です。


私はこのような射出成型の会社に1年ばかり勤めたことがありますが、「技術の・・・」というキャッチフレーズで有名な大手自動車会社・H社の孫請けで、「わが社の協力企業で不良をよく出すのがU社で、そのなかでも最悪なのがU社のまた請けのK社だ」と私がいたK社が名指しで侮蔑されていたのです。その下請けが本社の気に入らないときは「金型を引き上げるぞ」と言えば十分でした。成型機オペレーターだった私は朝8時から夜8時までという超過酷な条件の労働をしていました。キツかったですねえ。それほど仕事量が多く、繁盛はしていました。この労働のおかげでお金が溜まり、後年『災害の芽を摘む』を自費出版する際の財源にできたのは良かったです。


ここで、案外・意外なつながりが、プラスティックと水俣病にあります。私の師の一人、公害問題の泰斗:故・宇井純さんが学生だったのは、ちょうど日本の高度成長期で、彼もプラスティックを卒論にしていましたが、毎年、東大工学部化学工学の卒業生のうち、首席の学生しか採用しなかったのが「水俣チッソ」でした。いまではしょぼい、水俣病患者の救済のために延命させられている企業ですが、むかしは超エリート集団だったのです。このチッソ水俣工場では農業用資材を多種作り、農家の農作業の強い味方でした。ビニールハウスのビニールとか黒いマルチ(土を覆い、保温、保水する資材)も作っていました。



さて、そのようなプラスティックを作るとき、触媒(しょくばい:その物質自身は反応の前後では変化しないが、化学反応を引き起こすのに不可欠なもの)にHg(水銀)を使っていたのですね。勘の鋭い人なら察せると思いますが、この水銀が劣化してメチル水銀となり、この物質を含む工場廃液を何の浄水工程も実施せずにそのまま水俣湾に放流していたことが長年蓄積し、水俣病というメチル水銀中毒症を発生させたのです。


実に、プラスティックが公害を招いたのです。(追記すると、化学工学の重要な小道具として、触媒は付き物ですが、この物質にオールマイティな価値を置くのはアブナイ、とこのチッソ株式会社の事例は告げると思います。)



今日のひと言:どんな物(者)にも表と裏、陰と陽があるものですが、プラスティックほど、その感が強く感じられる物質も珍しいと思います。便利さを人類に提供するかと思えば(表、陽)、手痛いしっぺ返しを用意する(裏、陰)。日本の一般市民も、農業用資材を介し、水俣湾の被害住民との片利的な関係を持っていたのです。水俣で起きたことは、決して他人事ではなく、水俣病はいまなお存在し、我々一般市民のあり方を問うているのです。


プラスティックと舐めてはいけません。手軽に拳銃さえ作れる3Dプリンターは、プラスティックを加工材料とするのです。して見ると、プラスティックは金属に匹敵する強度を持っていることになるのですね。昨今、話題となっている“マイクロ・プラスティック”は、プラスティックそのものの環境中での劣化が原因で、水俣病のころより、プラスティックそのものの環境中での蓄積が圧倒的になってきているのです。



プラスティック・ラヴ

プラスティック・ラヴ

原点としての水俣病 (宇井純セレクション[1])

原点としての水俣病 (宇井純セレクション[1])




今日の一品


@甘露煮アユの白和え


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高価ではあるが美味しいアユの甘露煮。一袋5尾入っていて700円。2尾は前日そのまま食べ、残ったうちの2尾を使って白和えを作りました。参考にしたのは以下の記事。美味でした。


https://cookpad.com/recipe/5587124

ほうれん草とささみの白和え

 (2019.04.12)



@甘露煮アユの炊き込みご飯


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前日に残したアユ一尾、半分に切って炊飯時に混ぜ、仕上げに刻んだ山椒の新芽を加えました。佳味。

 (2019.04.13)



@オクラのゴマ味噌・蜂蜜和え


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弟作。クックパッドからヒントを得たそうですが、まずまずの風味。我が家ではオクラを加熱して食べることが多いです。

 (2019.04.13)



@白菜の花弁焼き


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切り分けた白菜を、皿に立てて入れ電子レンジでチン(4分半くらい)、出てきた水を捨て、「カラスカレイの中骨缶を注ぎ、クコの実を散らしてもう一回2分くらいチンします。白菜の様子を花の「花弁」に例えました。

 (2019.04.13)



@ウドとベーコンの炒め物


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弟作。長く切ったウドとベーコンを炒め合わせ、塩、胡椒、七味唐辛子で味を整えます。あり合わせのものを組みあわせたのですが、このような試みは、新しい味を生み出すことが多いです。


 (2019.04.16)





今日の五句



雪被り
怒り納める
浅間山


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この火山は世界的な噴火の歴史があり、その影響はフランス革命に繋がったとも言います。

 (2019.04.13)



落穂食べ
玄い鴉の(黒いカラスの)
地に立てり


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私のアイコンのテーマ「玄黄図」のモチーフです。

 (2019.04.13)



歩きつつ
摘まむナバナの
鮮烈さ


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私は、野生のナバナ(菜花)の花穂を摘み取り、そのまま口に運びます。

 (2019.04.16)



役目終え
枯れる葉ならむ
ヒガンバナ


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秋の彼岸花の美しさは、別時期に広がる葉たちに支えられています。

 (2019.04.16)



アスファルト
亀甲せんべい
美味しそう


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 (2019.04.17)

エッセイ、随筆、コラム:その違い&エッセイストで良かった!

エッセイ、随筆、コラム:その違い&エッセイストで良かった!


コラムとは、新聞や雑誌などの短評欄。また、囲み記事のこと。
コラムは「円柱」を意味するラテン語に由来し、円柱状のものや縦の列(カラム)を意味するようになり、新聞などの「縦の欄」の意味も持つようになった。
更に、そこに書かれる記事も意味するようになり、コラムは短い評論の意味でも使われるようになった。
エッセイ(エッセー)とは、自由な形式で書かれた散文。随筆。随想のこと。
エッセイは「試み」を意味するフランス語に由来し、モンテーニュが「判断力の試み」として書いた散文形式の文学「エセー(Les Essais)」から、日本でいう「随筆」や「随想」の意味となったものである。

エッセイとコラムは、結果として内容的に同じになることはあるが、基本的な違いとして、コラムは新聞や雑誌などの特定部分に発表されることを前提に書かれており、多くの人が知っていることをテーマに、分析したり、個人的な感想を述べたりした文章。
エッセイは、発表する場が決まっているとは限らないもので、体験や見聞、日ごろ感じていることなどを自由な形式で書き記した文章である。

違いがわかる事典  「コラム」と「エッセイ」のちがい
https://chigai-allguide.com/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4/

以上の記述で、コラムやエッセイについて過不足なく理解できると思います。これからは付随的なことを書こうと思います。コラムに関連すると思われる化学分析の機材に「カラム」というものがあります。これは「曲がった部分のある円柱」と言え、ガスクロマトグラフィー分析のとき、溶剤に溶かした試料を通し、含有物質をカラムの充填物への親密さの違いから、カラムを通過する速さで区分けし、物質ごとに別々に検知器に掛かるようにし、その含有物質の濃度を測るという実験で使用するものです。



エッセイの場合、フランス語の”essayer”(試行する、試してみる、テストする)という言葉が起源になっていて、その名詞化されたのが”le essai”=エッセイです。


随筆という日本的な文芸ジャンルが、イコール・エッセイであるとは、私には思われません。「筆に従う」ということが随筆の意味であるとすると、文章の手だれ、たとえば清少納言枕草子)、鴨長明方丈記)、吉田兼好徒然草)などの、名文が頭に浮かぶのですが、これらの文章は、いずれも著者の持つ有象無象の蓄積を開陳したものだと思われ、エッセイの本義的な「試す」という精神的冒険を感じないのです。つまりは、エッセイの場合、随筆より強い精神的冒険が要求されるのだと思います。それでこそ、テスト(実験)であるエッセイが持つ緊張感が有益になると思います。


コラムとエッセイの比較、引用した文章にあるように、新聞や雑誌の「埋め草」として書かれるのは、エッセイよりもコラムであり、思想を制限文字数以内に収める名人芸が必要とされるのでしょう。ただ、決められた効果が依頼主から委託された意味以上になることはあまり考えにくく、やはり「埋め草」であるという憾み(うらみ)は消えないでしょう。



今日のひと言:以上の考察をした末(試行したこと)、3者よく似ているけど、私はエッセイを書く人エッセイストを名乗っていて、良かったと思います。


なお、過去ログで会心の作を一篇挙げておきます。

iirei.hatenablog.com

:世界観の表出としてのエッセイ(山本一力深沢七郎





女子刑務所へ入っていました (バンブーコミックス エッセイセレクション)

女子刑務所へ入っていました (バンブーコミックス エッセイセレクション)

つたえるエッセイ―心にとどく文章の書き方

つたえるエッセイ―心にとどく文章の書き方

人間滅亡の唄 (新潮文庫)

人間滅亡の唄 (新潮文庫)



   

今日の一品


@ウコギ飯


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ウド、タラ、コシアブラ朝鮮人参を含むウコギ科の、名称の謂われとなったウコギ。刻んで炊き立てのご飯に混ぜます。少々苦みがあり、救荒食としても有名。

 (2019.04.07)



@鶏燻製と豆苗の炒め物


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弟作。エンドウ豆のスプラウト、豆苗(とうみょう)は、肉類と相性がいいようです。

 (2019.04.07)



コンフリー入り味噌汁


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コンフリームラサキ科のハーブ。タンパク質、ビタミンB12などを含む栄養豊富な草ですが、特に根にピロリジジン・アルカロイドを含むので、食べ過ぎないようにします。甘くて柔らかく、美味しいハーブです。

 (2019.04.08)



@白菜と豚肉煮


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弟作。水・ホンだしを鍋に入れ、白菜、豚肉を投入、煮て、ミリン、オカカふりかけ、最後に醤油を加えてもう少し煮込み、火から降ろす。

 (2019.04.09)





今日の四句


褪せてなお
老い花誇る
ツバキ花


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 (2019.04.07)



この雄姿
雪被りたる
赤城山


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 (2019.04.11)



紅梅の
狂おしく咲く
あの時も


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東京で暮らしていた時、近くの神社の紅梅の「赤さ」に圧倒されたのです。その再現。

 (2019.04.12)




その時を
逃さず散りぬ
桜田


五輪相の桜田義孝議員が、またぞろ失言(妄言)を吐き、辞任したという事実。自民党の党人派はバカばっかりなようです。

 (2019,04.11)・・・川柳

「令和」考+超高級指向のイチゴは工業製品の二の舞になるか?

「令和」考+超高級指向のイチゴは工業製品の二の舞になるか?

@@「令和」考@@


周知のように、新元号が「令和」に決まりました。このコトバについて少々考えてみました。「令」というコトバは「命令」「律令」「法令」などのように、普通は「厳しく冷たい」イメージがあります。実際、『学研 漢和大字典:藤堂明保』では、この字の語源は「神のお告げや、君主・役所・上位者のいいつけ」とされています。


その一方「令嬢」などのように「麗しい娘」という正反対の意味を内包しています。いみじくも、4月2日のNHKの午後7時のニュースなどで「令」=「うるわしい」と言った意味があると解説されていました。私は、この放送を聞く以前に、上記の漢学者:藤堂明保さんの「単語家族説」(音が同じ漢字同志は、なにかしら共通する意味を持つ)を根拠に、「レイ」という発音を「令」と「麗」が共有することより、この2つの漢字は共通する意味があると考えていました。(「礼」という字もこの仲間です。)


すると、意味の上では「令」=「麗」、「麗」は「美」に通じ、そして「和」とは「日本」のことなので、「令和」と書くことで「美しい・日本」という、どこかで聞いたスローガン・・・そう、第一次安倍晋三内閣で彼が掲げた文句をなぞることになるのです。「令和」を提唱した国文学者:中西進氏は、期せずして安倍晋三の心中を忖度したことになるのですね。


単語家族説について:

iirei.hatenablog.com

白川静VS藤堂明保:漢字の語源を巡って


 (2019.04.02)



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私が幼いころ、酸味の効いた小粒のイチゴは、安価で購入が気兼ねなくできました。でも、最近は大粒化したイチゴがスーパーの店頭で優位を占めます。これらのイチゴは高額で、慢性的に金欠状態の私は購入するのに二の足を踏んでしまいます。トチオトメ(栃木県産)、ヤヨイヒメ(群馬県産)、あまおう(福岡県産)などが代表格で、一粒数百円などのイチゴも珍しくありません。


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1パック298円の、不ぞろいだが美味しいイチゴ


イチゴは品種改良が盛んな果物であり、開発する側も力が入るのでしょう。店頭で香るあの甘酸っぱい良い香りにも、改良が進められているようで、なんと桃の香りのするイチゴまで売られているというのですからビックリです。凄まじいといえば凄まじい、品種改良に掛ける熱意があります。


https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-varie.htm

:イチゴの種類


韓国の場合、そんな優れた日本のイチゴに目をつけ、ばっくれて日本で品種改良された品種を栽培して、純韓国産であるとして売っているそうです。パテント料も支払わずに、です。まあ、あのイヤラシイ国であるからには大いにありそうなお話で、日本という手本がないと、なにも出来ない二流国ですね。


もっとも、日本も安閑としてはおれません。「攻めの農業」という錦の御旗の下、日本の農業は「その優れた品質」をもって、海外に押し出すべし、という「政策方針」がありますが、これが上手く行った験しはさほどなさそうです。農業製品の手本であるとされる工業製品の場合、液晶テレビで、「亀山モデル」という高価な製品を売り出していたシャープが、経営難に陥り、台湾の半導体メーカー・ホンハイに助けを求めて救済されたというのは、数年前のお話で、救済後、懲りずに高額な液晶テレビを生産し続けているのも有名なお話です。アホか。


なぜシャープが失速したかというと、輸出される国、東南アジアの国々のことが多いと思いますが、彼らは高機能で高価な日本電化商品は必要とせず、「ほどほどな」機能があれば十分で、後発メーカーの低品質で安価な製品を求めたのです。こうなると、日本製品の市場は縮小せざるを得ませんでした。従来の日本の強みであった「高付加価値、高機能」の戦略が破綻したというわけです。


この工業に起きた大異変、農業産物についても起き得るでしょうか?・・・私はあると思います。脈絡はシャープの液晶テレビと同じで、高品質・高付加価値のイチゴが嫌われ、当該国産のイチゴが売れるというシチュエーション。日本における商戦においては、高付加価値のイチゴが勝利を収めましたが、外国では負けるだろうと思います。



今日のひと言:ハーブの一種に「ワイルド・ストロベリー」という作物があります。この作物はイチゴの原種であり、食べると素朴な味がすると言います。(と、書くのは、栽培したことがありますが、失敗したのです。)皮肉にも、この作物はハーブの一種ということで、絶えずに栽培されます。


日本のイチゴ栽培農家、および種苗会社に、もっと原種のイチゴにも目を向けてほしいと考えるのです。初心に戻って。さもないと日本農業を待っているのは、時代お遅れの高級・大粒のイチゴに代表されるであろう凋落です。シャープの二の舞になってはいけません。もっとも、このような高級イチゴを求めるのは、日本の消費者であることも忘れてはならないでしょう。・・・それも農産物における「ガラパゴス化」?



元号 年号から読み解く日本史 (文春新書)

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シャープ再建   鴻海流スピード経営と 日本型リーダーシップ

シャープ再建 鴻海流スピード経営と 日本型リーダーシップ




今日の一品


@鮭脂パン


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鮭を焼いた後染み出た赤い脂を使ってパンを焼いてみました。廃物利用。味はイマイチか。

 (2019.03.31)



@トマタマ


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弟作。2、3cm角に切ったトマト2個を炒め、別に炒めておいた卵2個(スクランブル・エッグ)をトマタマの素(メーカー不詳)とあわせて、全部混ぜる。なかなかの佳味。

 (2019.04.02)



@ソラマメ


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今年最初のソラマメ。産地は鹿児島県。莢1つに3個マメが入っていました。茹でて、塩、七味唐辛子を掛けます。中国の調味料「豆板醤」がソラマメを含むことから類推して、七味を加えました。これもまた旬の味。

 (2019.04.04)





今日の六句


雨あがり
けぶる街並
遠く見ゆ


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 (2019.03.31)



毬栗(いがぐり)の
寒いとばかり
樹に残り


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 (2019.03.31)



冷涼な
空気に咲くや
青い花


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ムスカリです。(ユリ科

 (2019.04.02)



家の門
左右を守る
チューリップ


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 (2019.04.06)



生えそめし
柿の木の葉の
透明さ


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 (2019.04.06)



消費税
糞くらえとて
ドブに落ち



これは、川柳の積り。

 (2019.04.06)

「ねじ式」:私が描いたマンガ(その2):『白鯨』と中原中也による霊感

ねじ式」:私が描いたマンガ(その2):『白鯨』と中原中也による霊感

このマンガは、私がマンガクラブに在籍していた1年余りで描いた4編のマンガの第3作目です。(1979年秋・作)この作品は、落語でいう三題噺(さんだいばなし)に則り、「ネジ、クジラ、宇宙船」の3つの項目をマンガのなかでも話題にすることが条件で、あとは自由であるとされて応募したものです。下敷きはメルヴィルの「白鯨:はくげい」です。エイハブ船長が、片足にされた復讐にと、巨大なクジラを狙う、という設定とパラレル(並行的)になっています。ではどうぞ。


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このマンガを描いた当時、私は自分の「他者の痛みを感じられない鈍感さ」が嫌になり、自分を痛めつける自虐的な意味でこのマンガを描きました。そこで作品の冒頭に載せた詩は、同じような痛みを感じていた中原中也の作品でした。これは、当時の私には大問題なのでした。今となっては、自分の鈍感さを重々思い知っているので、この時期ほど悩むことはありません。


話の終わりに出てくる「10」とは、フランス語で「神」を意味する“Dieu”(デュー)のもじりです。



今日の一言:なお、「ねじ式」というマンガは既に存在していて、不条理マンガの先駆けたる「つげ義春」さんの作品です。数十年前の作品ですが、独特な作話展開で、いまなお読む価値があります。生意気にも、この作品とタメを張ろうと思ったのです。


また、中原中也の「例の詩」は、以下の過去ログで取り上げています。

iirei.hatenablog.com
 
  (『詩への架橋』:詩の鑑賞者としての大岡信〜『折々のうた』の原点)


 中原中也尾崎豊の類似性について書いた過去ログもあります。

iirei.hatenablog.com

  (尾崎豊中原中也〜青春のいらだち)



白鯨 (シリーズ もっと知りたい名作の世界)

白鯨 (シリーズ もっと知りたい名作の世界)

中原中也詩集 (新潮文庫)

中原中也詩集 (新潮文庫)

中原中也詩集 2017年1月 (100分 de 名著)

中原中也詩集 2017年1月 (100分 de 名著)

改訂版 ねじ式 つげ義春作品集

改訂版 ねじ式 つげ義春作品集






今日の一品


白モツ炒めスープセロリ風


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白モツを圧力鍋で定常状態にして10分茹で、十分冷めた後余分な脂を除き、フライパンにゴマ油を敷いて炒め、エバラ焼肉のタレを加えさらに炒め、仕上げに細かく切ったスープセロリを加え、火を通して降ろします。強い香り同志が打ち消しあい絶妙の味に。

 (2019.03.26)



@ガイアーン

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弟作。東南アジアの料理らしいです。弟が買ってきたガイアーンの素で、鶏むね肉を炒めました。オイスターソース、ナンプラー、トウガラシが配合されていました。味は案外クセなく食べられます。

 (2019.03.28)





今日の詩


@木の芽時


春も酣(たけなわ)、
木々の芽も伸びてきた。
こちらは五加皮(うこぎ)、
あちらは山椒(さんしょう)。
特に山椒の新芽を木の芽というが
この時期に気がふれる人が多いので、
「木の芽時」という呼称が用いられる。
新しい生命の息吹を誤って受取る人も多い。



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五加皮


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山椒



 (2019.03.28)





今日の一首


あぜ道に
土を盛りつつ
薬撒く


しかし野草は
絶えずあるらむ


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 (2019.03.26)





今日の二句


このボード
性悪説(しょうあくせつ)の
しるしかな


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古代中国の哲学者:荀子(じゅんし)は、人間の本質は「悪」だと喝破し、だからこそ教育が必要だとしました。

 (2019.03.27)



枯れ木をば
集め紅蓮の
炎(ほむら)立つ


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 (2019.03.30)

『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』:ことわざは普遍的?

『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』:ことわざは普遍的?

私は理科系として大学に入学しましたが、理科系に失望し、第二外国語はドイツ語でしたが、第三外国語としてフランス語を取り、実際に仏文科に行けるような成績だったですが、思うところあり、結局工学部都市工学科に進み、以後語学から離れました。結局フランス語の勉強は何にも生かされませんでしたね。(フランス語に賭ける思いがあった私は、大学の春休みに、フランス語を学び、
学習開始後ほぼ一ヶ月でアナトール・フランスの小説『ユダヤの総督』を原書で読みました。・・・なかなかスゴカッタでしょ?)


iirei.hatenablog.com



フランスのことわざの一例。


La montagne accouche d’une souris.

(和訳)山が一匹の鼠を出産する

7P

日本ではよく「泰山鳴動してネズミ一匹」とされますが、この場合、このフランスのことわざの言い換え「大山鳴動して鼠一匹」がもとで、泰山(中国の信仰の山)という意味は、全く入っていませんでした。フランスの(もしくはローマの)格言のほうが先にあり、モデルなのですね。


上で引用したネタ本は『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』で、大橋尚泰(著)、ヴァレリー・ノンジャレ 他(協力) :(クレス出版 2017年初版)です。この本は100個のフランスのことわざを、1ページ1個と割り振り、元のことわざと日本語訳を並べ、意味、用法、ポイント、参考、類、用例を説明するという具合になっています。


私はフランス語から離れて長いですが、この本のような発想のものは、そんな私も受け付けてくれるということで、なかなか得がたいものです。もう一つことわざの例を挙げましょう。


Pierre qui roule n’amasse pas mousse.

(和訳)ころがる石は苔を蓄えない

20P

昔は苔(こけ)が裕福の印とされ、このことわざは否定的な意味を持っていましたが、現在は苔を否定的に捉える風潮があり、苔をつけずに動き回るのが良し、とされ、ことわざの用例も違っているということらしいですね。英語では


Rolling stone gather no moss.


ということわざがあり、意味はフランス語の場合とほぼ同一のようです。日本語としては

「転石 苔を 生じず」というのが同様の意味を持ちますね。これは、欧米のことわざの直訳かも知れませんが。



今日のひと言:『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』は、ページ数約120と、薄い本ですが、ことわざから文化の有り様を覗くと言う意味で、優れた著作だと思います。フランス語に関心のある人、文化の相違点・同一性に関心がある人は、手に取ってみるのも良いでしょう。



ミニマムで学ぶ フランス語のことわざ (ミニマムで学ぶことわざシリーズ)

ミニマムで学ぶ フランス語のことわざ (ミニマムで学ぶことわざシリーズ)

フランスのことわざ (文庫クセジュ (223))

フランスのことわざ (文庫クセジュ (223))

誰も知らない世界のことわざ

誰も知らない世界のことわざ





今日の一品


@カキナのマヨ・バジルソース和え


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弟作。カキナは群馬県・栃木県で栽培されるアブラナ科の野菜。茹でたカキナをマヨネーズ・バジルソース・胡椒で和えます。なんだかエキゾチックな風味になりました。

 (2019.03.20)



@鮭のかば焼き


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最近、脂気の多い魚がかば焼きとして店頭に並ぶことが多くなっています。鮭もその一例で、味は鮭ですが、脂身が美味しい一品となっていました。イワシのようにウナギのかば焼きとは似ていませんが、これはこれで美味しかったです。

 (2019.03.21)



ままかり酢漬け


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岡山県特産で、「ごはん」(まま)を借りに行くほど美味しいということから名づけられた料理。この魚は「サッパ」とも言います。

 (2019.03.22)



@リオナ・蜂蜜トースト


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リオナは地元ハム・ソーセージ専門店で買った極太グリーンペパー入りウインナー。ハムとメロンの相性が良いことに鑑み、作ってみました。なかなか美味。

 (2019.03.24)





今日の六句


朝散歩
うれしげなりし
お犬様



どの犬もそうです。

 (2019.03.20)



丹精し
咲くやとりどり
ビオラ


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道行く小学生の女の子が「キレイ!」と言っていたらしいです。

 (2019.03.20)



逞しや
野生のカキナ
息荒し


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 (2019.03.22)



白鷺(しらさぎ)の
カメラ出す間に
飛び去りぬ


案外白鷺は繊細なのでしょう。一緒にいた鴨二羽はそのまま居続けました。

 (2019.03.24)



赤い龍
新芽は伸びる
ベニカナメ


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iirei.hatenablog.com


 (2019.03.24)



鉄塔に
囲まれ白き
浅間山


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右下、浅間山。拡大しすぎて鉄塔の全貌が撮れませんでした。

 (2019.03.24)