虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

ヨーロッパ各言語の、セックス用語の比較(随想録―79)

ヨーロッパ各言語の、セックス用語の比較(随想録―79)



タンブラーのブロガーには、もろにセックス中の生動画や、セクシー画像、絵画、写真を挙げる人もいる。たいていのブロガーは、そんな表現は使わないが、私のブログにもたまにそう言ったブロガーから、セクシー情報がもたらされる。その場合、間違って「リブログ」(タンブラー独特の機能で、他人のブログを自分のものとして挙げられる機能。大本は誰だったかは表示される)してしまうと、「私もこんなエロ画像、動画が好きです」と公開することになるので、個人的には楽しみ、知らんふりすることにしている。



そうこうしているうち、正月以降ブルーだった私に、とびっきりスケベな白黒写真がもたらされた。これは保存したが、公開はできない。でも、スケベ心がそのブルーさを吹き飛ばしうる、と直感したわたしは「グーグル翻訳ツール」を使って、「性にまつわる用語」を調べまくった。ここでは、「キス」「性交」の2つについて、主にヨーロッパの各言語の単語を挙げてみよう。(ほかにも色々スゴイのを調べたのは論を待たない。もちろん、発表はしない。)ノートに手書きで書き写したが、かなりの分量になった。一種の写経と言ってもよい。ありがたや。



キス
   イギリス   kiss
   ドイツ    Kuss
   アイスランド  kyssa
   ノルウェー   kysse
 スペイン beso
   イタリア bacio
   フランス embrasser
   ロシア целовать
   ラテン osculum
   中国 吻



性交 
   イギリス sexual intercourse
   ドイツ Geschlechtsverkehr
   アイスランド kynmök
   ノルウェー seksuell omgang
   スペイン relaciones sexuales
   イタリア rapporto sessuale
   フランス rapport sexuel
  ロシア половой акт
   ラテン concubitus
   中国 性交

(補足:オランダの場合 geslachtsgemeenschap と、非常に長い。)



「キス」については、おおむねゲルマン系で「k…」、ラテン系で「b…」というパターンが多く、「性交」については「セックス」「関係」という用語が大体入るが、人口30万で、広い国土を持つミニ国家:アイスランドの場合、性にまつわる用語がもっとも個性的である。類例のない用語が使われる場合が多い。

 (2023.01.08)






今日の7句


蝋梅の
黄色い花や
冬空に



 (2023.01.05)



霜当たり
焼けた葉さらす
ギシギシか



 (2023.01.05)
 


冬南蛮
実の色薄く
震えけり



ナス科の鑑賞植物。

 (2023.01.08)



柿の木の
骨格だけが
黒々と



 (2023.01.08)



夕陽浴び
オリーブの木
溌剌と



 (2023.01.09)



冬場にも
枯れずに育つ
シダ植物



 (2023.01.09)



春なれば
新芽を出すや
アケビかな



 (2023.01.09)