虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

架空と現実の間の揺れによる美

ニラの花→ 為才さんのブログで面白いやり取りをしたので、その記述から入ろうと思います。http://d.hatena.ne.jp/izai/20111001 より「ブッダ・カフェ」という集まりの出席者の発言:まずは、「グロテスクなものや、醜いものに「美」を見出すのは、「ひねく…

架空と現実の間の揺れによる美

フォーヴィズムと表現主義

「ドランの肖像」ヴラマンク・・・ 暴力的なまでの色彩 「すぐわかる20世紀の美術」より→ 今、手元にある本は「俵屋宗達 琳派の祖の真実」(古田亮:平凡社新書)です。この本の中で、著者は1600年代ころの日本の画家・俵屋宗達と20世紀のフランスの…

フォーヴィズムと表現主義

金子みすゞ:「詩を書くな」

金子みすゞ(wikiの写真より)→ 私が行きつけの喫茶店で金子みすゞ(かねこ・みすず:1903−1930)の詩を知ったのは、かれこれ10年ほど前のことでした。中でも有名な詩(童謡)として、以下の詩には唸りました。でも、そのままにこれらの詩をアップ…

金子みすゞ:「詩を書くな」

木枯らし紋次郎への旅

2011年10月04日、群馬県太田市藪塚町にある、「あっしには関わりのないことでござんす」という文句で有名な、木枯らし紋次郎の故郷とされる新田郡(にったごうり)三日月村・・・そう、「三日月村」という、ミニ・テーマパークへと行ってきました。…

女へんの漢字〜〜藤堂明保の世界

漢学者・藤堂明保氏は、そうとうに砕けたお方で、「女へんの漢字」(角川文庫)という本を上梓されています。今日はこの本と藤堂氏の話題を俎上に載せます。藤堂明保(とうどう あきやす、1915年9月20日 - 1985年2月26日)は、日本の中国語学者、中国文学者。…