虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「人間の大地」(サン=テグジュペリ):「工学」の実践

またまた、「夜間飛行」を奨めてくれた同僚の女性に奨められて読んだ小説が「人間の大地」(Terre des Hommes )。「人間の土地」とも。読んだのは「人間の大地」(光文社古典新訳文庫:訳者:渋谷豊)です。これで、サン=テグジュペリ3部作完了です。 htt…

ネルヴァルの「ファンテジー」:時空を超えたデジャ・ヴュの詩

ネルヴァル(wiki)→ 私は大学生時代、東京大学理科一類にいたのですが、理科系に失望して、フランス文学科に進みたいと思い、第三外国語でフランス語を履修していました。(第二外国語はドイツ語)そして、フランス詩を読み解くという趣旨のゼミに顔を出し…

ネルヴァルの「ファンテジー」:時空を超えたデジャ・ヴュの詩

「こころづよい」と「こころぼそい」:やまと言葉の不思議

日本語というのは、漢字などの表意文字と、「かな」の表音文字が「仲良く」同居する、世界でも珍しい言語です。ただ、論理的な漢字に対し、「かな」は情緒的ですね。論理的ではないと、思わせてくれる事例に今回ブログでクローズ・アップする2つの表現があり…

刑事コロンボ:倒叙推理の面白さ〜「あのー、もう一つだけ・・・」

ピーター・フォーク(Wiki)→ 1970年代に青春を謳歌していた人なら、おそらく覚えているであろうのが「刑事コロンボ」ですね。このTVドラマの大きな特徴は、物語の最初に殺人が行われるシーンが現れ、通常の推理小説の世界では、とんでもない話で、…

刑事コロンボ:倒叙推理の面白さ〜「あのー、もう一つだけ・・・」

時節到来と因果倶時:仏教の2つの見方(因果律について)

どちらも、仏教上の用語で、一見無関係な2つの事象をつなぐ見方と、関係ありありと思われる2つの事象を分かつ見方です。好対照ですので、今日は、この2つについて書いてみようと思います。 まず、「因果倶時:いんがぐじ」、これは法華経系の仏教(日蓮宗…