虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2009-01-01から1年間の記事一覧

ホンビノス貝・・・有益外来生物

*ホンビノス貝・・・有益外来生物 ホンビノス貝(右)とアサリ(左)の大きさ比較→ 弟が、我々の住む地域ではないところのスーパーで買ってきたのが、「ホンビノス貝」。 見たところ、だいたい「蛤(ハマグリ)」と同じような大きさで、貝の表面の「年輪」に…

聖と俗・・・「凍河」(五木寛之)と「伊勢物語」に見る男女関係

1970年代五木寛之によって書かれ、NHK銀河テレビ小説になったり、映画化されたりされた「凍河:とうが」はユニークな作品です。舞台は横浜近郊の精神科病院。新任の精神科医・竜野ツトムは、日本に2台しかないバイク・BSAを愛用している、一風変わった…

「平塚らいてう」と彼女を巡る女性たち

平塚らいてう(雷鳥:らいちょう)は、明治時代から昭和時代に渡って活躍した、フェミニズムの先駆者です。1886−1971 。 もっとも有名なマニフェストは、 「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。 今、女性は月である。他に依って生き、…

今日の一首(朝霧)

本日、朝、イヌの散歩の際、河原に差し掛かったとき、川に朝霧が湧いているのを見て 朝霧に 霞む河原の 寒さだな 連れのイヌには わからないけど 朝霧は、もちろん川と大気の温度差により、川から水分が立ち上る現象です。

Slat(スラット):人工甘味料の落とし穴(スクラロース)

今日のネタは、セブンイレブンで700円くじ引きセールをしていて、引いて当たった商品です。 Slat(すらっと)という名の炭酸いりカンチューハイです。125kcal。アサヒビール社製。 成分は アルコール3%、グレープフルーツ果汁、果肉、植物繊維(ポ…

Slat(スラット):人工甘味料の落とし穴(スクラロース)

バター・ピーナッツ(全自家製)

これは、今年栽培した落花生(ピーナッツ)の食べるに適した実(タネ)です。 一方、下は剥いた殻と食用に出来ない種の写真です。 重さを比較してみると、ちょうど50gづつになっていました。そして、11粒で10gだったので、だいたい5*11=55粒だ…

フォーレの耳疾

ガブリエル・ウルバン・フォーレ(Gabriel−Urbain Faur‘e:1845−1924)は、見事なメロディーラインと和音で、佳曲をいくつも書いています。原作のありふれた詩をみごとな歌曲にひっぱりあげた「夢のあとで」、一組の男女の悲恋を…

ヒトデは人類の祖先ではない・・・動物の大分類

いつか、どこかで「ヒトデは人の祖先であり、人間が凶暴性を持つのはそのためだ」という説を聞いたことがあります。はたしてそうなのでしょうか? ヒトデは「棘皮動物門:きょくひどうぶつもん」に属します。ほかにナマコ、ウニ、ウミユリ、クモヒトデなどが…

木枯らし

木枯らし 折からの 木枯らし 飛んでくる 落ちていく 落ち葉 まるで 蝶のように また 蜂のように 空間を 抉(えぐ)るかのように スパリと切り取り 落ちてゆく 草をも揺らす 木枯らしのなか (反歌)空間を 切り裂きつつも 散る落ち葉 なんだか良寛禅師の表も…

犬のウンチと農家

ウチのタエコ(犬)が散歩をする際、つきものなのが、「ウンチ」です。タエコのお決まりのルートは2つあるのですが、そのうちの一つのルートでは、道すがら耕作している農家が4軒あり、「犬のウンチお断り!」とか「放置一回3万円!!」というプラカード…

鳩山由紀夫には総理たる資質がない。

まずは、以下の記事をご覧ください。鳩山首相、反捕鯨後押し? 蘭首相に「クジラ肉大嫌い!」 10月30日23時28分配信 産経新聞 鳩山由紀夫首相が、反捕鯨国として知られるオランダのバルケネンデ首相との会談で、日本の捕鯨問題に絡み、「私はクジラ肉は大嫌…

ヤブガラシを食べる

私は、奇妙にも、物好きにも、一般に嫌われる雑草を庭で栽培しています。いろいろ庭にありますが、現在試みているのが、「ヤブガラシ」です。これぞ、雑草中の雑草。いったん、このツル性の本種が絡みつくと、ヤブの木が全滅するかも――とも言われるほど生命…

ヤブガラシを食べる+鳩山由紀夫

竹中平蔵の再就職

*竹中平蔵の再就職 2009.08.29日のニュースより。小泉政権のシンボルのひとつでもあり、経済財政担当相や総務相を歴任してきた竹中平蔵慶応大教授(58)が2009年8月26日人材派遣大手パソナグループの取締役会長に就任したと公表された。 衆院選によ…

インドのカースト制度と天才数学者ラマヌジャン

数学者特集 その2(2話完結) シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(1887−1920)は、インドが誇る天才数学者です。南インドのクンバコナムで貧しいバラモンの家に生まれ、現代数学の薫陶をほとんど受けずに、いろいろな数学上の公式をひねり出していま…

落花生(ピーナッツ)の収穫

09・10・31日、これまで育てていた落花生を収穫しました。 収穫の多寡ではなく、成長を観察する意味で栽培しました。 この日を選んだのは、翌日には雨になりそうだったからで、はたして翌日雨模様だったので、妥当な判断だったようです。 私は5株植え…

クコの実

*クコの実 クコの実→ (本編は以前エントリーしたブログのリライト版です) :http://d.hatena.ne.jp/iirei/20060909 (野草を食べる・滋味(JIMI)!!の記述から その1) 今回は、秋に実るクコの実がメイン・テーマです。 本日収穫する前に木についたま…

2大数学者の運命を翻弄した男――コーシー

数学者特集 その1(全2話) 私は数学科に行きたかったので(実際は工学部に進みましたが)、数学の裏話をいくつか知っています。そのうちの一つを披露しましょう。 !!コーシーが数学史上重大な論文を紛失した・・・それも2つも。!! コーシー(Aug…

シュウ酸・・・身近で危険な酸

「シュウ酸」は、かなりの種類の植物に含まれる酸です。めぼしいところでは、アカザ科(ホウレンソウ、アカザ)、スベリヒユ科(スベリヒユ)、タデ科(ギシギシ、ソバ、イタドリ)、ヒユ科(バイアム、イヌビユ、アマランサス)、カタバミ科(カタバミ)な…

グリシドールと発ガン性

*グリシドールと発ガン性 先ほど(2009年9月16日)、花王株式会社が、人気の「特保」商品である「エコナ」を「発ガン性の虞(おそれ)のあるグリシドールの前駆体である「グリシドール脂肪酸エステル」を含んでいる」という理由で、自主回収しました。…

至高の医学

人類の編み出した医学は、まさに至高のものになりつつあります。二つありますが、一つは「万能ワクチン」、もう一つは「iPS細胞」です。 「万能ワクチン」は、インフルエンザ、エイズなどに有効か、と思います。なぜなら、従来型のワクチンは、ウイルスの表…

朝日新聞「試写室」記者・竹田さをり

我が家では、朝日新聞と読売新聞を半年交代で購読していますが、さきごろ契約が終わる一ヶ月くらい前に、朝日新聞の「試写室」でおもしろい記者を発見しました。「竹田さをり」さんという記者で、私以外にも面白がっている人を発見したので、ここにその人が…

テンペ・・・インドネシアの大豆発酵食品

テンペ→ 「マメな豆の話:吉田よし子:平凡社新書」は、ユニークな本で、東大農学部農芸化学を卒業後、世界各地のマメ事情を著者が調べ上げた労作です。 この本のなかで、東南アジアの大豆発酵食品「テンペ」のことが触れられていたので、この食品と名前は、…

テンペ・・・インドネシアの大豆発酵食品

最近作った和歌、俳句

*最近作った和歌、俳句 苅田→ 和歌:黄色と黒 (2009.9月下旬) ちらほらと、稲刈りする農家がではじめました。その田んぼは藁(わら)ごと火を放って藁を灰にするのですが、それを見てイナワラに 火をともしいて 米が焼け ついばみ来る 濡羽カラスら …

金時草はいかがですか?

サカタのタネのカタログより→ 私が「サカタのタネ」から10年ほど前に購入し、自分でもその味を楽しむと同時に、栽培が好きそうな人には、苗を分けてあげていました。およそ10人くらいかな。昨年は延命させられなかったですが、また賞味してみたいと思い…

金時草はいかがですか?

ル・クプル、カズン、エブリリトルシング〜その音楽性の変遷

「ル・クプル:Le Couple」はフランス語で「夫婦」といった意味、1990年にデビューし、2005年に活動を停止し、2007年離婚したカップルです。構成メンバーは藤田恵美(1963年生まれ)と藤田隆二(1963年生まれ)です。TVドラマ「ひとつ屋…

ティーカップヌードル、もとい、ティーカッププードル

この前、「吹けば飛びそうな」小犬を見かけたところ、ある人の指摘で、「ティーカッププードル」らしいことが解ったので、調べてみたところ、驚愕の事実に行き着きました。このHPです↓ http://www.breederdirect.jp/oyakudachi/teacup.html このHPでは、…