虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

フランス

空談という井戸端会議:私は「ああした、こうしたブログ」が嫌い

空談という井戸端会議:私は「ああした、こうしたブログ」が嫌い 「空談」と言う言葉はドイツの哲学者:マルティン・ハイデガ-(1889-1976)が発案したものですが、以下のように説明されます。 ドイツの哲学者・ハイデガーが用いる基本概念。語り…

不敗の小国:ベトナム~元(モンゴル帝国)、アメリカに勝った国

不敗の小国:ベトナム~元(モンゴル帝国)、アメリカに勝った国 (前書き:今回の拙ブログは、ベトナムがテーマです。最近、群馬県を舞台にして、ベトナムからの技能研修生などが、やれ豚を盗んだとか、料理して食べたとかのニュースが流れたのを皮切りに、…

世界史的に重要な年号:私的で恣意的な選定基準で。

世界史的に重要な年号:私的で恣意的な選定基準で。 世界史は、地球上の無数の国家、地域によって織りなされる事柄なので、任意の年が(なにやら大事なことが起きているにせよ)重要かどうかは一般的に判別しにくいでしょう。そこのところを曲げて、6つの年…

ヒソップ:無名だが由緒あるハーブ~銘酒シャルトリューズの香り

ヒソップ:無名だが由緒あるハーブ~銘酒シャルトリューズの香り 最近は下火になってきた感が強いですが、ハーブ・ブームという流行がありましたね。そこでは、ラベンダー、ローズマリー、ルッコラなどが持て囃されましたが、一歩やや深く踏み込むと、これら…

私の初期詩集:筆ペンによる絵画的な詩

私の初期詩集:筆ペンによる絵画的な詩 私がいつごろから詩を書くようになったかは、はっきり覚えていません。もっとも古い記憶では、東大マンガクラブに在籍していたころ描いたマンガの挿入詩として、ソネット(4・4・3・3の14行詩)のようなものを書…

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(4)結

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(4)結 アナトール・フランスの逸話:死後、彼は解剖されましたが、脳の重さが1000g位で、白人成人のそれが1500g位なので、小さい脳だったと言えます。この事例から、「知力は脳の重さとは無関係…

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(3)転

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(3)転 アナトール・フランスの逸話:格調高い詩や小説で有名な彼、いつも図書館とか書斎にいるかと思いきや、当時一般に普及しはじめた自動車を駆って、ヨーロッパ周遊旅行をしたそうです。流行にも敏感だ…

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(2)承

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(2)承 アナトール・フランスの逸話:彼はあるとき、フランス中世の文豪:ラブレエについての連続講演をしましたが、日一日聴衆が減っていき、最後にはだれも来なくなりました。でも彼は腐らず最後まで虚空…

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(1)起

ユダヤの総督 (アナトール・フランス著)和訳:(1)起 この翻訳は、私が大学2年目に、フランス語を始めて、4か月後に行ったものです。著者のアナトール・フランス(1844-1924)には、キリスト教の虚妄を鋭く突く作品群に光るものがあり、ロー…

ラ・フォンテーヌと鹿島茂:売れっ子仏文学者の実際

ラ・フォンテーヌと鹿島茂:売れっ子仏文学者の実際 ラ・フォンテーヌは中世フランスの詩人。その、イソップ物語に想を得た寓話集は、お色気たっぷりな小話集と並んで、今でもフランス人の必須の教養になっているようです。おおむねこんな人です。 ジャン・…

ブールデルとマイヨール:彫刻あれこれ(2)男性美・女性美

ブールデルとマイヨール:彫刻あれこれ(2)男性美・女性美 この2人の彫刻家は、中学や高校の美術の教科書で紹介されていたと記憶しています。 アントワーヌ・ブールデルはフランスの彫刻家。(1861-1929)「弓をひくヘラクレス」で名高い彫刻家…

『クラシック音楽とは何か』~ドイツ語圏の音楽大好きな著者:岡田暁生氏

『クラシック音楽とは何か』~ドイツ語圏の音楽大好きな著者:岡田暁生氏 この本(小学館:刊)の著者:岡田暁生(おかだ・あけお)さんは音楽学者で、京都大学人文科学研究所・教授(文学博士)。クラシックだけでなく、ジャズに関する著作もあります。 大…

『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』:ことわざは普遍的?

『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』:ことわざは普遍的? 私は理科系として大学に入学しましたが、理科系に失望し、第二外国語はドイツ語でしたが、第三外国語としてフランス語を取り、実際に仏文科に行けるような成績だったですが、思うところあり、結…