虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

世界各言語の未来予想、もとい断定(エッセイ)

(@だだっ広いだけの3国:アメリカ、中国、ロシア絶滅計画@)


NHKラジオ語学講座」を聴いていると、解ることがある。私は英語については、十分理解しているので聴講しない。その中で、「餓鬼に勉強させるか、させないか」を話題にするスペイン語講座とか、Text:テクストを大事にしない中矢慎子のクソみたいなイタリア語講座とか、聞くに堪えない講座が圧倒的に多い。

そのなかで「まいにちフランス語」は、内容のある講座を愚直に展開している。応用編は再放送だが、フランス古典の語法を着実にレクチャーしている。うん、キキゴタエがある。Art de la parole。逸見龍生&Roland Celette。見事なコンビネーション。

フランス人は「雄鶏」を国の動物にしているが、だれよりも早く真理に到達する頭脳の明析さを持つという暗示だ。実際、Anatole France、Evariste Galois、BerliozChartreuse(酒)など世界の水準を大きく上回る人物、物産が目白押しだ。だが、頭が良すぎて人を小馬鹿にする悪癖があると私は思う。

ライバルのイギリス人には、フランス人ほどの頭の切れはないが、虐げられてきた歴史を逆手に取り、その言語Englishは、ナイフのように研ぎ澄まされ、戦争必勝の知恵がちりばめられている。無駄のない言語構成は、全言語随一。そして、残酷さも全言語随一である。またイギリス人は誠実でgentleであり、これこそ人間最大の美徳。だからイギリスはだいたいフランスに勝つ。

ドイツ人は評価が難しい。野生的でありながら、高度な知性を合わせ持つ。だが私はGoetheやKafkaなどの文学には全く魅力を感じない。ドイツ文学(ついでに哲学)はスカスカで手応えがない。やはり、Leibniz、Euler、Gauss、Einstein などの自然科学系人材は、間違いなくフランスと遜色ないか凌駕するかの高度なレベルにあると考える。それでこそ、Deutschland uber Alles である。(笑い)

この3国に合わせ、日本は第三次世界大戦の覇者になろう。なぜなら、この戦争の首謀者である私:森下礼が日本人で、日本語を使うからだ。だから日本は、イギリス、フランス、ドイツ3国のお情けで生き延びる。それだけのことだ。そうでなければ、日本のような腐った国家には存在価値がない。

English 、French、Germany、Japanese 以外の言語はだいたい消滅すると、私は自衛隊への「言語学的国運分析」レクチャーで教授した。(ただいくつか例外を設定している。ベトナム、トルコなど、標準アルファベットを導入している国。たぶんこれらは生き延びる。)絶滅する言語は、現状把握がいい加減であるか、伝統にこだわる姿勢が顕著すぎる「自己分析を拒否する言語」であることが共通している。

一例を挙げると、Russian (ロシア語)は、異常に文字が占めるスペースが広く大きく、場所を取る。同じ内容でも、英語の2倍はスペースを必要とする。この特徴はロシア人が領土の広さに異常にこだわる姿勢を生む。「言語が国民の意識を規定するのだ。」で、作れる酒は、アルコールを濃縮したウオッカだけ。フランスの霊酒Chartreuseとは比べものにならない「下等でなんの知的冒険もやろうとしない怠惰な酒」だ。

こんな代物しか生み出せない劣等民族に未来はない。ロシア語ともども絶滅するのがお似合いだ。ほかの滅びる言語=国民も、ロシアと同様に、絶滅の断定が下せる。


以下は、簡単ながらその断定結果をまとめた一覧表“Language Survival and Extinction”(生き残る言語、絶滅する言語)である。自衛隊へのレクチャーに使った。言語は、それを使用する国民が絶滅すれば、同時に絶滅する。




森下礼



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