薬学
私は歯磨き粉を使わない:あるオジサンの言葉(随想録―10) 今は鬼籍に入ったオジサンから、弟が聞いたお話:「歯磨きに歯磨き粉はいらない」。歯磨き粉は基本的に研磨剤であり、そして界面活性剤(合成洗剤)の力で、食べかすや歯についた粘り成分を落と…
各種伝染病の発生地:ペスト、コレラ、結核、天然痘・・・シャーガス病。 比較的孤独な少年時代を送った私は、国語辞典を引いて、色々な物の名前を調べるのが趣味でした。そのうちの一つが「病気の名前」です。「隅々まで」国語辞典を引き、病気の名前をチェ…
フクジュソウとフキタンポポ:早春を祝う黄色い花 春風献上!!A happy new year!! 以前、ひと昔前は、正月の飾り物として、フクジュソウ(福寿草)を神棚に飾って祝うという風習がありました。いまだ緑のものが地上に多く現れてないころに鮮やかな黄色に咲…
接触性皮膚炎:この夏、私を襲った難病 今年(2020年)の夏(おもに8月)は体の異常に苦しめられました。内科的病気、泌尿器科的病気、皮膚科的病気、精神的病気(これは失恋ともいう)の4つの病気に苦しめられました。内科的にはある薬の量を半分にし…
ティートリー:もっとも頼りになるエッセンシャルオイル 巷における流行り・廃りは、当然の現象です。植物についても、ひとむかし前のハーブ・ブーム、次いで多肉植物ブームがあり、一通り各家庭を巡って終息したようです。今はブームが去っても、しっかり自…
ヒソップ:無名だが由緒あるハーブ~銘酒シャルトリューズの香り 最近は下火になってきた感が強いですが、ハーブ・ブームという流行がありましたね。そこでは、ラベンダー、ローズマリー、ルッコラなどが持て囃されましたが、一歩やや深く踏み込むと、これら…
美しいけど猛毒のキョウチクトウ科の植物たち:鬼の花 @夾竹桃(キョウチクトウ)のソネット 今日は夾竹桃の幼木を見た。 紅い小粋な花、 細長い葉、 まっすぐな枝。 この枝を取って 箸にしたり バーベキューの串にしたり した人が何人もいたが 多くは絶命…
ヨモギとその素顔:ヨモギもハーブの一つ(マグワート) 庭に移植したヨモギ(2020.03.22) 以下の文は、私の著作『野草を食べる・JIMI(滋味)!!』の記述です。(8P)ヨモギ(ヤイトグサ・ハーブ名:マグワート)多年草 キク科 ヨモギは生命力が…
中国医学における葛根と牡蠣:なぜ代替品がないか? この両者とも、中国医学の薬種として不可欠なものですが、葛根(カッコン:クズの根)が含む薬用成分のデンプンは、デンプンを含むほかの植物、たとえば片栗粉の代用品のジャガイモデンプン、小麦粉などな…
ゲンノショウコ(現の証拠)の薬としての多様性:素晴らしい「副作用」 私はここ数年来、朝の頃襲ってくる激しい下痢に悩んでいて、ヨーグルト、ビオフェルミンSなどの乳酸菌とか、消化器科で処方された神経性下痢抑制剤など、いろいろ試してみましたが、ど…