虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

ホンビノス貝・・・有益外来生物

iirei2009-12-27

 *ホンビノス貝・・・有益外来生物



ホンビノス貝(右)とアサリ(左)の大きさ比較→



 弟が、我々の住む地域ではないところのスーパーで買ってきたのが、「ホンビノス貝」。
見たところ、だいたい「蛤(ハマグリ)」と同じような大きさで、貝の表面の「年輪」に凹凸が強くありました。


 煮汁にしましたが、ハマグリとかアサリとほぼ同等な味でした。


 ホンビノス貝は、北アメリカ大陸東岸のほぼ全域で見られる貝で、日本に来たのは、船のバラスト水に混じって東京湾に来たらしく、1998年以降東京湾で普通に見られるようになったとのこと。定着したのですね。


 分類上、ホンビノス貝は「マルスダレガイ目」に属し、「ハマグリ」も「アサリ」も同じ目に属します。ハマグリより丸く、左右非対称。一名「本美之主貝:ホンビノスガイ」・・・以前の属名がvenusだったことを引き継いでいたこともありました。(ビーナスと名づけることは、女性性器を連想させます。)

 では、他の貝などの分類はどうなっているのでしょう?以下列挙します。

1) シジミ・・・これも、マルスダレガイ目の貝です。

2) 帆立貝・・・・ウグイスガイ目。

3) 牡蠣(かき)・・・ウグイスガイ目。

帆立貝と牡蠣は似ているのですね。(なお、牡蠣は内臓の比率が高く、それであのような濃い味になるのですね。もしアサリやハマグリも内臓の比率が高くなれば、牡蠣のような味になるとか。)

4) アワビ・・・・原始腹足目

5) サザエ・・・古腹足目

以上の分類はおもにwikipediaより。

 
アワビとサザエの目名が微妙に違うのは、学名に混乱があるからでしょうか。


今日のひと言:だいたいアメリカ産の動植物は日本に来て、いろいろ悪さをするものが多いですが(アメリカザリガニアメリカカンザイシロアリアメリカシロヒトリなど)、ホンビノス貝は、珍しい例外ですね。


それにしても、この貝を食べてみようと思った人、勇気ありますね。また、これを売っちゃおうと考えた人は商魂逞しいですね。


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