虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

テンペ・・・インドネシアの大豆発酵食品

テンペ→



 「マメな豆の話:吉田よし子平凡社新書」は、ユニークな本で、東大農学部農芸化学を卒業後、世界各地のマメ事情を著者が調べ上げた労作です。



 この本のなかで、東南アジアの大豆発酵食品「テンペ」のことが触れられていたので、この食品と名前は、しっかり私の頭に刻まれていました。



 そして、それから3年、楽天モールの、ある店舗「Natshell:ナッシェル」で見つけたので、3パックばかり購入しました。1パック120g入りで230円くらいだったと思います。

http://www.rakuten.co.jp/natshell/


 テンペは「クモノスカビ」によって発酵させます。煮た大豆をブロックのように固めて発酵させるので、肉や魚などと同じく、まず切って、煮る、焼く、揚げるなど多様な用途があります。(前掲書:81P)まあ、インドネシアの納豆といったところでしょうか。


消化がよく、植物性たんぱく質、ビタミンB群、リノール酸、食
物繊維、ミネラル、サポニンイソフラボンなどが含まれており
すばらしい健康食品なのです。
テンペは女性ホルモンのバランスを整え、
更年期障害に効果のある大豆イソフラボンを豊富に含んでいるのです。
テンペなら、1日わずか50グラムで必要量のイソフラボンが摂取!

実はこの『テンペ』は、アメリカ、ヨーロッパにおいて、
ヘルシー志向や、ベジタリアンの人々を中心に、
非常に注目され食されている食材なのだそうだ。


テンペの健康効果として期待できるものは?

更年期障害コレステロール値の低下、 血栓防止、動脈硬化の改善、
ガン予防、高血圧予防、 糖尿病予防などが あげられています。
テンペを入院患者さんの食事に出す病院もあるほどです。

http://plaza.rakuten.co.jp/aorinngo/2035  より。



私の場合、まずゴーヤーチャンプルーにテンペを入れました。ちょうど、豆腐と納豆の中間みたいな味で、味のグラデーションを堪能できました。美味しかったです。


それから、ブロック状にマメがくっついているテンペを包丁で小分けに切り、フライパンで炒めてみました。ゴマ油、醤油味で。これも美味でした。


今日のひと言:こんなに異国の味に興味があり、実際買うようでは、老子のいう「小国寡民:しょうこくかみん」の境地は全然遠いですね。


過去ログ:エタノール車と「小国寡民
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20070902


テンペのおいしいレシピ―腸もお肌も若返る話題の大豆食材

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