文体
乾歌(個体)と坤歌(液体):ほとんど全ての楽曲を選り分ける(随想録―37) 易経(えききょう:中国の占術書&哲学書)に関連して、「乾坤一擲」(けんこんいってき)という言葉があります。乾(けん)は、男・父・大空を意味し、坤(こん)は女・母・大…
詩経:世界最古の詩集のひとつ~イーリアスと並ぶ古さ @おおばこ、とれとれ おおばこ、とれとれ ちょいと、それ、とった おおばこ、とれとれ ちょいと、それ、あった おおばこ、とれとれ ちょいと、実を拾え おおばこ、とれとれ ちょいと、実をむしれ おお…
俳句とは何か?:芭蕉、蕪村、一茶の3大俳人を比較して 私が俳句を詠みはじめて(断続的に、ではありましたが)、30年ほど経ちました。色々な事物(いわゆる花鳥諷詠というか)、について書きましたが、もっともネタにしたのは植物、なかでも野草でした。…
ウィトゲンシュタインとアカシックレコード:知的格闘の記録 イギリス:ケンブリッジ大学特集(2/2) ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン(1889―1951)は、20世紀前半を代表する論理哲学者、さらには、普通に言う哲学者としても、20世紀前…
『老子』の「ひねくれた」文体~第42章を例にして まず、私の著作:『災害の芽を摘む』から引用します。老子の文体 老子の文章は81章5000字、極めて短い文献です。しかしその理解しにくさは、世界の古典の中でも群を抜いています。その理由は、老子…