虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

陶芸と紙漉き(かみすき):ここまで違う両技術~親子の喩え

陶芸と紙漉き(かみすき):ここまで違う両技術~親子の喩え @以下は、私が2004年に、某さんに書いた手紙のうち、「紙漉き」に関連した部分を抜き出したものです。@ さて、前回メールで触れた本題、「紙漉き」と「陶芸」の比較論に入りたいと思います…

ティートリー:もっとも頼りになるエッセンシャルオイル

ティートリー:もっとも頼りになるエッセンシャルオイル 巷における流行り・廃りは、当然の現象です。植物についても、ひとむかし前のハーブ・ブーム、次いで多肉植物ブームがあり、一通り各家庭を巡って終息したようです。今はブームが去っても、しっかり自…

ヒソップ:無名だが由緒あるハーブ~銘酒シャルトリューズの香り

ヒソップ:無名だが由緒あるハーブ~銘酒シャルトリューズの香り 最近は下火になってきた感が強いですが、ハーブ・ブームという流行がありましたね。そこでは、ラベンダー、ローズマリー、ルッコラなどが持て囃されましたが、一歩やや深く踏み込むと、これら…

人名が付いた食べ物:けっこうあるぞ。カルパッチョ、麻婆豆腐・・・

人名が付いた食べ物:けっこうあるぞ。カルパッチョ、麻婆豆腐・・・ 私は助六寿司が大好物です。海苔巻きと稲荷寿司をメインに据えた寿司。この食べ物の名称はたぶん歌舞伎の演目「助六」から来ていると思われます。実際調べてみると助六寿司の「助六」は、…

「常山の蛇」(孫子)と食用野草のクサギ

「常山の蛇」(孫子)と食用野草のクサギ 中国の古典『孫子』(九地篇:5章)に「常山の蛇:じょうざんのへび」と言う言葉が出てきます。これは、常山に住むヘビ(率然とも言う)が、頭を掴むと尻尾が、尻尾を掴むと頭が、体の真ん中を掴むと頭と尻尾が攻撃…