Yahoo!知恵袋:その切れ味 「こんなQを出す方も出す方だが」
Yahoo!知恵袋:その切れ味 「こんなQを出す方も出す方だが」
Yahoo!知恵袋(ヤフーちえぶくろ)とは、Yahoo! JAPANが運営する、電子掲示板上で参加者同士が知識や知恵を教え合うナレッジコミュニティ、知識検索サービスである。
サービスは2004年4月にベータ版として提供され、2005年11月に正式版として開始された。2006年5月からはモバイル版のサービスを開始し、携帯電話(フィーチャーフォン)などでも利用できるようになっていたが、携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)版のサービスが終了した、2016年12月14日以降、携帯電話からは利用出来ない。
( Wikipedia )
では、実際にYahoo!知恵袋の記述の切れ味を探っていきます。
私は、「魚の缶詰で、サバ缶、イワシ缶、サンマ缶はあるのに、何故同じ青魚のアジ缶はないのか?」と疑問に思え、小手調べに「アジ缶」で検索してみました。その結果、一発で回答に至りました。以下の通りです。
サバやイワシやサンマの缶詰は見たことありますよね。これらの回遊性の魚は長く泳ぐために、赤色タンパクという成分が多く身が赤くなります。そしてこの中に、うま味成分であるイノシン酸を引き立てるヒスチジンという成分が多く含まれており、うま味を多く含む分、赤身魚は缶詰にも多く使われるのです。
アジも同じ回遊魚なのですが、なぜ缶詰に使われないのか?実は、アジは大衆魚の中でも一番赤い身の部分が少なく、ヒスチジンの量もかなり少ないのです。
さらに脂分も白身魚のように少なく、水煮にすると生臭さが鼻についてしまう。つまり、缶詰にすると不味くなってしまう魚なのです。元々、定着魚だったアジは赤身の回遊魚でありながら、むしろ白身魚に近い魚だったのです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1251038082
これは、極めて明解な回答です。文句はありません。なんにも私が調べる必要もなく、ブログ1話分損した気分です。
今日のひと言:実は、私のブログからも、回答者が参考文献として挙げた例が2、3回ありますが、(人工甘味料、デュマ・ペール&デュマ・フィス(親子)など。)再び検索しましたが行き当たりませんでした。削除されたのかな。
アジ缶の例から思うに、「これは独創的なアイディアだと思っても、類似のことを思い付く人がいて、さらにはそれに的確に回答する人がいる」ということ。

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今日の一品
@ナスの一夜漬け
水上勉さんの『土を喰う日々』(新潮文庫)で紹介されていた、夏に必須の簡単料理。野菜をカットし、重しつきの容器で一晩漬けて、翌日たべるというシンプルなもの。ここに滋味が生まれると、彼は言います。
(2019.08.15)
@花豆の煮豆
この料理は、シーズンごとに1回くらいの頻度で作ります。日本で栽培される豆としてはナタマメと同じくらいの大きさの大きな豆です。一昼夜水浸し(前半室温、後半冷蔵庫のなかで:水がくさらぬよう)、塩、砂糖(少な目)を加え、圧力鍋で定常状態10分。自然に冷やし、丼に盛ります。
(2019.08.18)
@モロヘイヤ料理2種
@1(左)モロヘイヤとニンニクの炒め物オカカ振り掛け風味
@2(右)モロヘイヤとワカメの酢の物
無人販売所で安い大量のモロヘイヤを買ったので、2品作りました。栄養価の高いモロヘイヤとニンニクを合わせてみました。(@1)
お酢でさっぱり、モロヘイヤとワカメ。(@2)
どちらも、モロヘイヤの持つシュウ酸をマスキングするため、オカカ、ワカメと合わせています。
(2019.08.19)
@地骨皮(ジコッピ)のホワイトリカー漬け
これは、クコの根の皮。クコは漢方では重要な薬材で、四季使える各部のうち、冬に収穫します。
生薬
浸漬後
(2019,08.19)
今日の五句
サツマイモ
草と戯れ
成長す
(2019.08.15)
野草なく
アゼに撒くなり
除草剤
無意味を通り越して、有害なこの農夫の所業。草はろくすっぽ生えていないのです。
(2019.08.18)
亀れきし
いくつの春を
迎えしか
交通事故で轢かれた亀。「歴史」と「轢死」を掛けました。
(219.08.18)
プルーンの
行き所なく
堕ちにけり
この句は、村上鬼城さんの「冬蜂の 死にどころなく 歩きけり」がモデルです・・・
(2019.08.19)
今年また
逢えたねお前
オキザリス
(2019.08.21)