虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

世界各国の「おバカ指数:IF」:なぜ我々は政治的におバカなのか?

世界各国の「おバカ指数:IF」:なぜ我々は政治的におバカなのか?


以下の記述は、私のブログ「ジョン・ロック孟子荀子」のコメント欄からの引用です。

私:むかし(と言ってもブッシュJr.の頃)の与太話ですが、アメリカの内陸部の白人はIQが低く、沿海部の白人は、IQが高い・・・それは、臨海部が外来の危険に常に晒されていて、物を考えざるを得ないのに対し、内陸部ではなーんにも危険がないので、極楽トンボになっちゃう、というお話しでした。

考えてみると、イギリス、台湾、香港は、臨海の国々で、頭の悪い人は生きていけない。そこへ行くと、中国本土、アメリカ内陸部、ロシア内陸部は馬鹿揃いです。

今、国別の「バカさ指数」という構想が湧いてきました。「国土面積(km^2)÷その国の海岸線総延長(km)
で、算出したらおもしろいかも。内陸面積が、海岸線に比して大きいほど、その国は馬鹿の巣窟になる・・・


あ、でも、この指数の例外は日本ですねえ。もっとクレバーであっても良いのに、まるで日本大陸のようにノホホンとしています。日本が自立できない原因は、なにか?これからの探究課題ですね。


D氏:ジョンロックと環境は違えど同じような事を孟子は考えていた。それは面白い対比ですよね。
環境は関係なく考え出されるものがある。
中国は環境によって、発達した東洋医学も違います。内部は乾燥してたからマッサージ的な技術が発達しました。危機感が無いから…リラクゼーションを求めたんだと思います。


私:たしかに、広い中国、病気への対処法は、東西南北・中央で大きく変わりますね。それぞれが独自の効能を持っている・・・内部についての「危機感」についての貴兄の言及は参考になります。↑でSさんのレスに書いたアイディアを「おバカ指数」として、いずれブログで公開します。


iirei.hatenablog.com


ここで、ちょっと概念を見直し、しばしば海岸線だけでなく、地続きの国境線でも、領土、その他をめぐる紛争はよく起きるため、海岸線は当然としても、それを含む国境線を主として考えます。そして、国土面積はkm^2と2次元ですので、ディメンション(単位)を無単位とするため、国境線(km)の2乗で国土面積を割り、その値を「おバカ指数」(Index of Fool:IF)とします。


おバカ指数=(国土面積:km^2)÷(国境線総延長:km)^2


です。ちょうどwikipediaに、世界各国の海岸線総延長と国土面積の一覧表がありますので(国の海岸線の長さ順リスト)、それを元に表を書くと、次のようになります。



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やはり、面積が大きい国、たとえばロシア、カナダ、中国、アメリカ、オーストラリア、ブラジル
などは、当然「おバカ指数:IF」は大きいです。


もっとも、この指標だけをもって、各国民の「政治的バカさ加減が知れる」、とは言切れませんが、アメリカ内陸部のアメリカ国民のバカさ加減を見るに、一定の意味があるように思えます。今年のアメリカ大統領選挙でも、トランプを支持した者が多かったのも、アメリカ中央の内陸州が多かったですね。一目瞭然です。政治家としてメチャクチャだったトランプを根強く支持したアメリカの白人が多くトランプに投票し、彼が獲得した州も、アメリカ中央の内陸州に集中しています・・・バカの巣窟。(↓の地図参照)


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CNNによるトランプ、バイデン獲得州の色分け地図


さて、表を見るに、やはり面積の大きな国は、IFも大きく、ロシア、アメリカ、中国、インドで50~100弱くらい、オーストラリアやメキシコは100程度、面積が世界2位のカナダは、海岸線が長いので、IFは比較的小さいです。予想外に大きいのがブラジルで、IFが159もあり、ダントツです。逆にIFが小さい国を見ると、島国であることが普通で、インドネシア、フィリピン、日本、ニュージーランド、イギリスなどが挙げられます。でも、「賢い」かなあ?日本も含め、アジアの国々は、むしろIFが大きくて当然のような気がします。



今日のひと言:日本のように「おバカ指数:IF」が小さい国が「おバカ」なのは、たぶん、地理的要因ではなく、地政学的要因が大きいのだと思います。つまりはWW2後、アメリカに支配され続け、政治家のみならず一般国民の政治的感性が麻痺していることが最大の要因だと思うのです。これはほかのアジアの島国でも状況は同じでしょう。なお、漢字の「国」の旧字「國」は、四方の国境で、何が起こるかビクビクし(「或いは」と)、惑うことを意味します。外敵に敏感に暮らすといった意味で使われていて、極楽トンボであっては國を滅ぼす、という言葉の成り立ちです。



以下は、以前軍事絡みで考えた、戦時における世界各国語の優劣について書いた過去ログです。面白いけど雑な部分もあると指摘されました。


iirei.hatenablog.com

 :各国語の利便性(一筆書き指数:SS指数)



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今日の一品


@ジャコテン焼き大根卸し掛け


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四国は愛媛県の名産:ジャコテン。ハランボ(ホタルジャコ)などの小魚をすりつぶして蒲鉾にしたものですが、これが非常に美味しい。炒めて大根卸しと和えた醤油を掛け、野趣満点の一品。

 (2020.12.19)



@カルダモン・コーヒー


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カルダモンはこれまでもホールでカレーに入れるなどして重宝しましたが、ホールが入手できなくなり、パウダー状のを買ってきました。で、カルダモン・コーヒー。セットしたコーヒーカップにパウダーを3振りくらい掛け、かき混ぜてOK。コーヒーに通奏低音が加わるようです。その後、ショウガのかわりにパウダーを使い、カルダモン豆腐を食べました。同じショウガ科の植物、代替できるようです。

 (2020.12.20)



@キクイモのバジル酢、バジルソース炒め


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キクイモはカロリーが低く、また成分のイヌリンが糖尿病に効果があるとされます。今日はスライスしたキクイモをオリーブオイル、アマニ油(少々)で炒め、塩、バジル酢でさらに炒め、最後にバジルソースを落として絡ませ、火から降ろします。微妙なお味。

 (2020.12.20)



@鯛の頭の潮汁(うしおじる)


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大きな鯛の頭を茹でて、塩のみで味を付けるのが「うしおじる」。味噌汁に入れる具材も配し、塩味も上手く出来ました。塩は赤穂の天塩を使い、よい塩梅でした。

 (2020.12.25)






今日の三句


魁偉なる
花ぞ倒れし
ヤツデかな


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写真を寝かせたわけではありません。

 (2020.12.20)



まだ早い
薹立ちするのを
待ちたまえ


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アブラナが早くも薹立ち(とうだち)するのを見て。

 (2020.12.20)



冬将軍
外の桶にも
遠征し


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 (2020.12.23)







☆☆過去ログから厳選し、英語版のブログを始めました。☆☆


“Diamond cut Diamond--Ultra-Vival”

 https://iirei.hatenadiary.com/


ダイアモンドのほうは、週一回、水曜日か木曜日に更新します。
英語版ブログには、末尾に日本語ブログ文も付記します。記事は
虚虚実実――ウルトラバイバルとはダブりませんので、こぞって
お越しを。




2020年の拙ブログは、これで打ち止め。皆さん、良いお年を!!