ポリリジン、これって危なくね?~アミノ酸から作ると言っても。
ポリリジンという化学物質、私は最近知ったのですが、アミノ酸のリジンを重合させて作る、防腐剤、抗菌剤です。そのあらましはwikiから(抄)。
ポリリジン(ε-ポリ-L-リジン、EPL)は、必須アミノ酸の一つL-リジンの低分子天然ホモポリマーで、細菌による発酵によって生産される。ε-ポリ-L-リジンは、食品の天然の防腐剤として使用される。
ε-ポリリジンはカチオン性ポリマーに属する。ε-ポリリジンは親水性アミノ基を含み、水中では正に帯電する。 研究によれば、ε-ポリリジンは細菌の細胞表面に静電的に吸着されたのち細菌の外膜を剥離させる。これは結果的に細胞質の異常な分布をひきおこし、細菌の細胞に障害を与える。
自然発酵によるポリリジンの生産は、唯一ストレプトマイセス属の細菌の菌株にのみみられる。Streptmyces albulus が最も多くの科学的研究で使用され、また、ε-ポリリジンの商業生産のために使用されている。
自然発酵法によるε-ポリリジンの生産は、1977年に大阪府立大学の島昭二と酒井平一により報告された。1980年代後半以来、日本においてはポリリジンは厚生労働省により食品の防腐剤(保存料)として承認されている。2004年1月には米国でも「一般に安全と認められる」物質として認定された。
ポリリジンは商業的には日本、韓国、米国において食品添加物(保存料)として使用されている。ポリリジンを含む食品は主に日本でみられる。ポリリジンは一般的に、白飯、調理済み野菜、スープ類、麺類、寿司用の魚の切り身などの食品用途で使用されている。
ε-ポリリジンは酵母 、真菌、グラム陽性菌およびグラム陰性菌に対し抗菌効果を示す。
ポリリジンは淡黄色の外観を呈する粉末または液体であり、若干の苦味を有する。
ポリリジン(wiki)
やっぱりなんだか、危険な臭いがします。とくに、引用の文章のなかの記述、
>ε-ポリリジンは細菌の細胞表面に静電的に吸着されたのち細菌の外膜を剥離させる。これは結果的に細胞質の異常な分布をひきおこし、細菌の細胞に障害を与える。
・・・というあたり。即座に考え付くのは、細菌に力が向うのなら、それが人体の細胞にも効果、影響、悪影響を与えるかも知れないという点です。このあたりの検証はたぶん厚生労働省の役人仕事で、いい加減であり、早くポリリジンを公認の化学物質にしたいという動機から「研究」をしたのではないか、と疑えます。
>ポリリジンを含む食品は主に日本でみられる。ポリリジンは一般的に、白飯、調理済み野菜、スープ類、麺類、寿司用の魚の切り身などの食品用途で使用されている。
・・・日本では、すでに多くの食品に使われているのですね。しょっちゅう食べるものではないですか。
今日のひと言:アミノ酸が人体に不可欠な物質であるとしても、組み合わせによっては危険と疑われる場合もあると思います。たとえば人工甘味料のアスパルテームはアミノ酸から作られますが、その安全性については、今でも議論があるようです。
参考過去ログ(自信作!)
化学物質と人間―PCBの過去・現在・未来 (1975年) (中公新書)
- 作者:磯野 直秀
- メディア: 新書
今日の一品
@たっぷりトッピングお好み焼き
トッピングとして、いりごま、ケシの実、青のり、カツオ節、中濃ソース、マヨネーズを使いました。豪華な食材ではありません。
(2021.01.30)
癖の強いナンプラー(タイの魚醤)も、強い香りのクローブと合わせて、マスキングできました。
(2021.01.30)
@溶き玉入り味噌汁
むかし島根県に行って、泊まった宿のある客が、味噌汁に生卵を入れていたのに、カルチャーショックを受けたものですが、こっちは、溶き卵を入れ、洋風のスープみたいになりました。
(2021.02.01)
お酒。むかし「カンパリソーダ」という傑作ギャグマンガ(いしかわじゅん著)がありましたが、イタリア産のリキュールを炭酸で割ったものだと覚えています。
(2021.02.02)
今日の詩
中華漢民共和国(←これが詩です。)
中国共産党および皇帝:習近平は、ウイグル族のホロコースト(民族絶滅)を実施している。女性に不妊手術を強行し、ウイグル族の根絶やしを図っているのだ。そのあとには、漢民族が住むのだな。習なら、ウイグル族の地に別荘を建てるつもりだろう。・・・願わくば、「漢民族が自滅、滅亡すること」を。日本においては、「二階俊博(媚中派)の失脚を」。黒いマネーにまみれるこの男、叩けば汚らしい埃がわんさか立つぞ。
(2021.01.30)
- 作者:ともみ, 清水
- 発売日: 2020/10/20
- メディア: 単行本
今日の四句
掻き切られ
されど育ちし
カキナかな
農家でさえ、非常食になる植物、ましてや野菜を無慈悲に殺すのです。
(2021.01.30)
吾にのみ
微笑み見せる
薺(ナズナ)かな
(2021.01.30)
陽だまりで
固まり語る
バーズアイ
「オオイヌノフグリ」の青花は、早春を彩る名花です。英語でバーズアイ(鳥の目)。
(2021.01.30)
畑から
石を除きし
人も去り
畑作に邪魔な石ころを一つづつ除いた篤農家でした。
(2021.01.31)
今日の写真
猫除けのペットボトル。設置者の「さもしさ」を感じます。(2021.02.03)
☆☆過去ログから厳選し、英語版のブログをやっています。☆☆
“Diamond cut Diamond--Ultra-Vival”
https://iirei.hatenadiary.com/
ダイアモンドのほうは、週一回、水曜日か木曜日に更新します。
英語版ブログには、末尾に日本語ブログも付記します。記事は
虚虚実実――ウルトラバイバルとはダブりませんので、こぞって
お越しを。