虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

自然系食品添加物の毒性:トレハロース、ステビア、グァーガム

私は以前、過去ログで「人工甘味料」の危険性に警鐘を鳴らすエントリーを書きましたが、今回は自然に存在する添加物が使われた食品を取り上げてみたいと思います。

http://d.hatena.ne.jp/iirei/20101102#1288654476

 :危険な人工甘味料・・・チクロからスクラロースまで



引用は全てwikipediaより。



@トレハロース:

グルコースが1,1-グリコシド結合してできた二糖の一種である。1832年にウィガーズがライ麦の麦角から発見、1859年、マルセラン・ベルテロが象鼻虫(ゾウムシ)が作るトレハラマンナ(マナ)から分離して、トレハロースと名づけた。


高い保水力があり、食品や化粧品に使われる。抽出が難しく高価だったが、デンプンを素材とした安価な大量生産技術が岡山県の企業林原によって確立され、さまざまな用途に用いられている。

(中略)

トレハロースは自然界の多くの動・植物や微生物中にある。
動物ではエビや昆虫類に含まれている。バッタ、イナゴ、蝶、ハチなど多くの昆虫の血糖はトレハロースであり分解酵素・トレハラーゼによってブドウ糖グルコース)に変えて利用している。また、スズメバチとその幼虫の栄養交換液の中にもある。


植物ではひまわりの種子、イワヒバ、海藻類などに含まれている。また菌類では椎茸、シメジ、マイタケ、ナメコ、キクラゲなどキノコ中に乾燥重量当たり1-17%もあって別名マッシュルーム糖ともいわれる。その他に、パン酵母や酒酵母などの微生物にも含まれている。



この記述だけで判断すると、トレハロースには、食品添加物としては、大きな問題はないように思われます。



ステビア

ハーブとして、糖尿病や高血圧の治療や健胃剤、二日酔い、精神的疲労に対する強壮剤として利用されている。2006年5月25日から27日に行われた「第49回日本糖尿病学会年次学術集会」にて、千葉大学薬学部の研究グループにより、ステビア2型糖尿病の原因の一つである「インスリン抵抗性」を細胞レベルで改善する可能性があるという、自然抽出物では世界初めての発表があった。
イワシ油を使った抗酸化力の実験では、ステビアの茎を熱水抽出したものは緑茶の5倍以上の抗酸化力が証明されたほか、ヒスタミンの解毒作用も確認されている 。



相当複雑な構造式を持つこの化合物、自然由来のものとしては、案外危険なものとも感じられます。有効成分は、ステビオサイド。砂糖(スクロース)の300倍の甘味・・・ある意味危険性を持つように思われます。甘すぎる。



グァーガム

グァー豆の胚乳から得られる多糖類。

血糖値上昇抑制作用、コレステロール低下作用、便通改善などの生理効果が知られている。
グアーガムを食餌とともに摂取すると、血糖上昇が抑制され、インスリンの分泌も抑制された。
食品添加物として認められており、増粘剤、安定剤、ゲル化剤として広く用いられている。アイスクリーム、和菓子、水産ねり製品、サラダドレッシング、タレ、スープ、ソースなど幅広い食品に利用されている。また、グアー豆を酵素で処理したグアー豆酵素分解物は水溶性食物繊維として用いられている。



今日のひと言:以上3つの食品添加物を見てきましたが、どれも安全性には疑いないといった視点で貫かれているようです。確かに、はっきり危険だと思われる特性はないようです。やや危険だと思われるのはステビアくらいか。自然にひろく存在するので、その点、人工甘味料のようなハッキリした生体への悪影響は見出しにくいのかも知れません。



食品添加物用語の基礎知識

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ステビア

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井藤漢方製薬 オオバコダイエット約62日 500g

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今日の一品


@大豆モヤシのレンジ調理品



普通、大豆モヤシは良く煮て使いますが、袋のメニューを参照して、レンジでチンしてみました。500Wで3.5分。冷めたところにコチュジャン、醤油、梅サワー漬けで和えました。

 (2017.06.12)



@オクラのアゴ出汁煮



弟作。名前の通りですが、アゴとはトビウオの出汁です。プラス醤油。
加熱したオクラは一際美味しいです。

 (2017.06.12)



@車麩の含め煮



水で戻した車麩(くるまふ)を絞ってオイスターソース、昆布出汁(ヤマサ)の混合液で煮て、水が無くなるまで冷やしました。


過去にも車麩料理を取りあげています。

  http://d.hatena.ne.jp/iirei/20141219#1418973692

 (2017.06.12)



@タラ・タラムニエル



タラの切り身を切りそろえ、塩・タラゴン(ハーブ)をまぶして片栗粉。オリーブオイルで炒めました。調理の途中で死んだアニサキスを発見。念入りに加熱しました。(仕上げにレンジでチン。)タラをタラで香り付けするので、タラ・タラとしました。

 (2017.06.13)



@ズッキーニのタイ風味炒め



半月に切ったズッキーニを、ごま油、ニンニク・唐辛子で炒め、ナンプラーを掛け、最後にざく切りパクチーを加えて少々炒めて火から降ろします。美味。また作ろうと思いました。ナンプラーの一種生臭い風味が、パクチーでブロックできます。

 (2017.06.14)





今日の二句


ホタルブクロ
虫も宿るや
夏の日に



ホタルブクロは、キキョウ科の多年草。6文字なので字余り。

 (2017.06.16)




クチナシ
ソフトクリーム!
良い香り



花盛りのクチナシが放つ芳香を愛でて。
 (2017.06.17)