赤バジルとその栽培法・利用法(随想録―番外編)
赤バジルとその栽培法・利用法(随想録―番外編)
@イタリアンが好きな女性であれば、パスタやピザに不可欠なバジル(ハーブの王とも言われます)を知っているでしょう。ところで、日本食には欠かせないシソと、イタリアンのバジルは、同じヒマラヤ山脈の山麓が原産地で、西に伝わったのがバジル、東に伝わったのがシソです。
(2022.07.09)
そして、面白いことに、バジルもシソも、青葉種と赤葉種を持っています。赤シソにあたるのが赤バジルです。たぶん、普通の女性は、そこまでの知識を持たないでしょうから、利用法を知れば、購買意欲が湧くでしょうね。
赤バジルは1年草ですので、毎年種を蒔くことができます。私はポリポットに数粒蒔き、間引いて3株にして、育ったところで定植して、大小2株を近接した状態のまま育てます。
(2022.10.27)
なぜそうするかと言えば、むかし私が群馬県下仁田町で山暮らしをしていた際、山の人はエゴマというやはりシソ科で青シソにそっくりなハーブを、「2株寝かせて一緒に植える」という農法をやっていました。エゴマは、山間部の人には摂取しにくい青魚(イワシ、サンマなど)の必須成分を含むので重要でした。考えるに、タネをゴマの代わりに使う山間部での、より多くタネを取るのに有利なのでしょう。その意味で、私は赤バジルにもその方法を適用しているわけです。
花穂
(2022.08.17)
今回のタネは「F1」という一代限りのタネではなく、固定種のタネであり、タネさえ取れれば、毎年同じように栽培できます。ハーブとしては、案外高温多湿に耐え、乾燥させすぎなければ枯れずに育ちます。(挿し木も可能)
@通常のバジルと同じように使えますが、赤い色と香りを利用した香りと色を兼備した酢がとっておきの利用法です。(ただ、オイルには色が移りません。)
↑料理として挙げたのは、穂をトッピングした「香りスパゲティ」です。
種はポルトガル産です。
酢への付け込み
(2022.10.27)
酢の完成
(2022.10.29)
(2022.10.29)