こんな所にも見える男女の性差(謝罪、発明、お笑い・・・)
以下は、ある女性に宛てて書いた手紙の一部です。(文面は他人には誰だったか解らないように加工してあります)
思えば、20××年に市原でお会いした時、電話で、「(高野さんの)待ち時間が30分くらいになります」と言ったとき、それを聞いた高野さんが「ひと言、おわびの言葉が聞きたかった」、つまり私が「待ち時間が30分くらいになります。ゴメンなさい」と応答しなかったのが気になったと仰いました。逆に、私は「意外なご意見だった」と感じたのです。
あるとき、ラジオで聞いたお話ですが、遊んでいた男の子(A、B)同志が翌日の遊びの都合について、Bが「明日、遊びどうする?」と聞いたとき、Aは「あしたは用があるからダメ」と特に謝らずに、別れたということに遭遇したというのですね。この語り部の女性は、「これで友人関係にヒビが入らないかしら」、と心配したそうですが、特にシコリなく、A、Bは以後も普通に交遊したということでした。女性には解りにくい男性の心的風景です。
思うに人類古来より、男性の言葉は狩猟生活をするにおいて、単に「指示」「了解」のやり取りをするために組み立てられていて、女性は採取・農業的生活をしていて、長時間・長期に共同作業をする同じメンバーで喧嘩しないよう、「慰撫」のやり取りをするように組み立てられていたのでしょう。
以上の男児2人のお話は、男性なら思い当たることも多いでしょうし、女性には解らないことであるかも知れません。結語は、ある文献からですが、そのソースはたどれませんでした。(確かに読んだのです。)
「発明」のジャンルでは、圧倒的に男性の業績が目立ちます。それまでの常識を覆すような発明・・・たとえば電話という道具は、飛びぬけて常識破りの発明でした。一方女性の手になる発明は、常識の範囲に留まる「小発明」です。たとえばある主婦が発明した「半切りスリッパ」、スリッパの踵側の部分を切り落とし、つま先立ちを要請するのですっきりダイエットにも繋がる・・・と言った発明です。これが案外ヒットし、スリッパを自分でカットすれば済むことなのに、わざわざ購入する女性も多かったのですね。そのようなせいぜい実用新案レベルの発明に対し、男性が必死に取り組む姿を見せた、電話なる大発明について「そんなの、出来るわけないわ」と思っているその当の女性が、いざ電話が出来てみると、なんの疑問も抱かずに「大いに」利用するというわけです。
また、最近は変ってきているでしょうが、以下の3つのような対比の文章たちがあります。
@1:「子供を産ませるのが男性、産むのが女性。」:これは変わらないか。
@2:「お笑いの世界では、(女性を)笑わせるのが男性、笑うのが女性。」:これが現在変わってきている最たるものです。多数の笑わせる女性芸人が活躍しています。
@3:「川に橋を架けるのが男性、その橋を渡るのが女性。」:これは発明の場合と同様です。
どれも男女の性差(ジェンダー)を感じる文章になっています。とくに男性の側としては、女性になにかさせるために、多くの努力を必要とし、女性に期待されるなにごとかを出来たら、男性は無上の喜びに浸るという訳です。それが労力を費やした男性へのご褒美なのです。もちろん、発明できずに苦界に沈む男性発明家も掃き捨てるほどいます。そっちの発明家が圧倒的に多いです。それもこれも、愛する女性のためのエンタープライズ(企図)なのです。つまりはプロポーズのための贈り物を一所懸命作るのです。
今日のひと言:「女性は祝福されて生れてきた、男性は呪われて生れてきた。」という言葉もあります。男性は努力しないと無意味な生き物なのでしょう。

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今日の一品
@キュウリとワカメの酢の物(バジル酢使用)
目玉は、酢として先日作った「バジル酢」を使ったこと。風味がさすがに「面白く」なります。
バジル酢と醤油を使いました。
https://iirei.hatenablog.com/entry/20190816/1565940532
(2019.09.14)
@マッチャンのトマト煮
弟作。マッチャンは、韓国原産のカボチャの仲間。ズッキーニに似ています。種を取って弓形にしたものを、ホールトマト缶、塩、カイエンペパー(少々)で味付けしました。実が大きいので、3回料理に使いました。
(2019.09.14)
@フォー(Pho)
昼食。ベトナムの米麺。白妙の麺に良い香りのスープ。ニョクマム、パクチーが入っているはずだが、一種の悪臭を感じさせない仕上がり。具はエノキタケ、シナチク、ハム、カニカマを使いました。
(2019.09.15)
フライパンにニンニクを1欠、ごま油で炒め、エノキダケを入れオイスターソース、刻んだバイアムを入れ、牛乳少々、仕上げに山椒を振りました。牛乳を入れたのは、バイアムのシュウ酸をマスクするため。(特にエノキダケ、バイアムは鉄分が豊富なので、女性にうれしい一皿だと思います。)
バイアムのお浸し 収穫後 お浸し 熱帯原産のヒユ科の野菜。日本に生えるイヌビユ、アオゲイトウなどと同類。私が東京で有機野菜を扱う八百屋でアルバイトしていた頃(かれこれ30年ほど前)、夏の貴重な青物として、ツルムラサキと合わせて売っていましたが、ツルムラサキほどは普及しなかったようです。味は淡白で美味しいのですが。シュウ酸を含むので、茹でて15分ほど晒してから味付けします。今回は茎も柔らかかったので、合わせて料理しました。 (2017.07.09)
・・・・過去ログから。
(2019.09.15)
今日の三句
赤茶けた
稗田阿礼(あれ=荒れ)と
人の言う
稲の収穫期になると、同時に生えていた稗(ヒエ)が一段高く伸びてきます。
(2019.09.15)
用水路
浮草流る
涼しさや
(2019.09.19)
アスパラの
ごとき芽を出す
彼岸花
(2019.09.19)