虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

オネショと夢精:どう違う?(不思議な泌尿器科)

明治維新の立役者である坂本龍馬は、発育過程でオネショを卒業する歳になっても、まだオネショが止まらなかったので有名な人でした。私の場合、小学生のころにはオネショを卒業していましたが、中学生のころ、生意気だけど好きだった女子生徒に覆いかぶさり、つまりはセックスをするような夢を見たかと思うと、起床したとき、パンツが濡れていた・・・私はそのとき、(年齢的に)「遅いオネショ」だと思ったのですが、よくよく考えてみると、あれは精通(せいつう)で、夢精をした最初の経験だったわけです。


まず、一般的な「オネショ」の性質を見ていきたいと思います。


おねしょは、尿をためる膀胱の大きさと、夜間睡眠中に作られる尿量とのバランスが悪く、
無意識のうちに尿が膀胱からあふれて下着や寝具等を濡らせてしまう状態をいうのです。
幼児期は、まだこのバランスが整っていないので、幼児期にみられるおねしょは、発達途上にある生理的な現象と思われ、心配ありません。もちろん、治療も必要ありません。


5〜6歳をすぎて、頻繁におねしょをする場合には、発達が思うようにいっていないと考えられ、「夜尿症」として生活指導や治療が必要になってきます。


この「夜尿症」には色々な原因があり、その原因によって生活指導も工夫され、薬物療法も異なってきます。

http://www.onesyo.net/genin.htm より。


オネショの原因は驚くべきほど単純明快なのですね・・・


ところが、私としては、オネショ=尿量が膀胱の許容量を越えたのでオネショに至るという説に、簡単には同意できません。なぜなら、尿量が膀胱に比して多くなるという現象は、大人でだってあり得るからです。その際、大人は夢で放尿の快感を感じたとき、目が覚めて、「これは漏れるぞ」とトイレに行くでしょう。恐らく脳=神経系が無造作な放尿を回避するのかも知れません。その機能が働かないのが年少者であろうと思うのです。(なお、野草のタンポポには利尿作用があり、「おねしょのベッド」という別名がありまして、子供たちの「敵」とも言えるかも知れません。)


一方、夢精には、歯止めがありません。「ああ、いい気持ち」と感じるが早いか、射精してしまうわけですね。男性のこの夢精は女性の月経に相当する現象で、自分で止めようとしても、止められない生理現象なのでしょう。止めてしまうと、むしろ正常な性交渉ができなくなり、ひいては子孫が残せない、という自然、神の意向なのでしょう。(その男女の「事始め」、精通と初潮がおたがい対応していますね。)



今日のひと言:今回ブログは、殊更、特にこのブログを見に来てくれる女性に対して、不快感を感じさせるために書いたのではありません。念のため。(私の知的好奇心の産物です)



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バイバイ、おねしょ!

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ポケット 夜尿症診療ガイドライン2016

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今日の一品


@セリのお浸し






私は庭の湿った箇所にセリを生やしています。もとはスーパーで買った商品の根の部分を植えたのです。1平米くらいの広さをあてがっています。重宝しますが、美味しいのはやはり早春のころですね。
短いので茹でたあと切らず、カツオ節、醤油でオーソドックスに味付け。鮮烈な風味。これが一番美味しい食べ方でしょう。

 (2017.02.25)



@スイスチャード入り味噌汁



スイスチャード」は、フダンソウの仲間、フダンソウはホウレンソウの仲間。どれもアカザ科の野菜です。フダンソウのカラフルなのがスイスチャードです。今回は黒いほど赤いこの植物の葉を味噌汁に入れました。幾分、汁が赤くなったかな?・・・という感じです。

 (2017.02.26)



@サンマのタラゴン焼き



タラゴンは特異な風味を持つキク科のハーブ。広い意味でヨモギの一種。魚料理によく合います。タラゴンには2種類あり、フレンチタラゴンは香りがあるけど、種で育たない、ロシアンタラゴンは種で育つが、香りがありません。このフレンチタラゴンを、サンマの内臓を除去した腹に詰めて焼きました。

 (2017.02.27)



@半生・菜の花のお浸し



アブラナ科の野菜、生で食べると鮮烈な辛さがあるので、菜の花の花の部分だけは茹でずに、残りを茹でて一つにし、カツオ節、醤油で和えます。これは意外な美味しさを体験できます。

 (2017.02.28)


 


今日の詩



@母のソネット


私の母は躁うつ病だった。
それは工場長をしていた父の都合で
工場の敷地の中に家があったためだろう。
気さくに話せる女性が皆無!


そして井戸端会議が出来なくなった母は
精神に異常を来たし、父ではなく
私に精神的虐待を行った!
私は母を恨み、勉強の城に閉じこもった。


また女性には警戒心を強く持ったが
その心理を拭ってくれたのも女性たちだった。
その一人、母に似た女性――交際は破綻したが


この心の地獄から救ってくれたのも彼女だった。
そういえば、母が亡くなったのは1986年、
彼女と出会ったのも1986年だった・・・・・





@「ソネット」は、4行・4行・3行・3行の14行からなるヨーロッパ独自の詩形式です。@

 (2017.03.01)





今日の一句


神域に
河津桜咲く
月始め



小高い小山は八幡宮の神体ですが、そこに咲く河津桜の可憐さを見て。

 (2017.03.01)