「@@の法則」〜色々な分野での「定理」
以前、経済学における「パレートの法則」を話題にしたことがありますが、
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20141214#1418532673
今回はそれを引き継いでいろいろな「法則」について見てみることにします。
@有名なところで「マーフィーの法則」(経験則)
マーフィーの法則(マーフィーのほうそく、Murphy's law)とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである。多くは都市伝説の類で笑えるが、中には重要な教訓を含むものがある。
@「グレシャムの法則」(経済)
グレシャムの法則(グレシャムのほうそく)は、金本位制の経済学の法則のひとつで、貨幣の額面価値と実質価値に乖離が生じた場合、より実質価値の高い貨幣が流通過程から駆逐され、より実質価値の低い貨幣が流通するという法則である。一般には内容の要約 「悪貨は良貨を駆逐する」 で知られる。
@「イヤボーンの法則」(SF漫画)
暴行されそうになった女子高生が「いやー!」と声をあげると、暴漢の頭が「ボーン」破裂して、女の子が自分の超能力に気づくというエピソードが多いことによって、「サルでも描けるまんが教室」で命名された法則。
@「自白法則」(法学)
自白は古くから「証拠の王」といわれ、有罪判決に直接的に結びつく証拠であることから、捜査機関はそれを求めて人権侵害を伴う過酷な取調べを行いがちであった。また、裁判所も自白があることのみによって軽率に有罪判決を下してしまうことが多く、それが誤判の原因になることも多かった。このように冤罪の温床になることから、自白に証拠としての価値を認めるに当たっては幾つかの要件を求め、自白の証拠能力を制限することで、捜査機関や裁判所の自白偏重に歯止めをかけている。
日本国憲法第38条第2項は、強制、拷問、脅迫による自白、不当に長く抑留、拘禁された後の自白について、証拠とすることができない旨を定める。刑事訴訟法第319条第1項は、これに加え、任意性のない自白を排除すべきものとしており、これを自白法則という。
自白の任意性は、検察官が立証しなければならない。
ハインリッヒの法則 (ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law) は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。「ハインリッヒの災害トライアングル定理」または「傷害四角錐」とも呼ばれる。
@「パーキンソンの法則」(社会)
パーキンソンの法則(パーキンソンのほうそく、Parkinson’s law)は、1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン(英語版)の著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則である。役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続けるというもの。
具体的には、
第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
らの2つかなる。
@「ジャネーの法則」(心理学)
ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
@「エネルギー保存の法則」(物理学)
エネルギー保存の法則(エネルギーほぞんのほうそく、英: the law of the conservation of energy)とは、「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」という物理学における保存則の一つである。しばしばエネルギー保存則とも呼ばれる。
おおむねwikiから説明を引用しました。(「イヤボーンの法則」は私自身で説明しました。ちゃんとした説明がwikiではなかったので。)
今日のひと言:自然科学、なかでも数学ほどには社会的法則は厳密ではないと思いますが、ハインリッヒの法則とかジャネーの法則とかはなるほど、とうなづけることもあると思います。歳を取ると、時間がはやく流れると感じられることに、説明を与えたのですから。なお、軍事・経済に関する@ランチェスターの法則は、紙面の関係で取り上げられませんでした。
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今日の料理
@サワラのムニエル七味唐辛子風味
弟作。淡泊なサワラがスパイシーになりました。最初に塩と七味唐辛子をサワラに付け、片栗粉をまぶしてオリーブオイルで焼きました。
(2015.09.11)
@モロヘイヤの「ゆかり」和え
茹でて晒して刻んだモロヘイヤを、カツオ節と「ゆかり」で和えました。ゆかりは、乾燥赤じそと塩を合わせた調味料です。なかなかいい感じ。
(2015.09.12)
@鶏胸肉のカレー風味
弟作。小分けに切った鶏胸肉に、クミン、ターメリック、カイエンペパー、ショウガ、塩、牛乳を合わせ、炒めました。ちょっとしたインド気分?カレー粉は使いませんでした。
(2015.09.13)
今日の一句
何のため
育てしエゴマ
刈り取りぬ
このあたりでは珍しく栄養価の高いエゴマを育てていた農家、なにを思ったのか、葉も種も収穫せずに刈り取ってしまいました。
(2015.09.14)