虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト:色々な事物を取り上げます。

マテ茶とその周辺




淹れたてのマテ茶→



マテ茶」は、南米原産の茶としての飲料です。私は大学生のころ、このお茶の茶葉を買って、飲んでいたことがあります。案外お気に入りでした。Wikiによれば


マテ茶(Mate)は、南米のアルゼンチン、パラグアイ、ブラジルを原産とするイェルバ・マテの葉や小枝を乾燥させた茶葉に、水または湯を注ぎ成分を浸出した飲料。


ビタミンやミネラルの含有量が極めて高く、飲むサラダとも言われている。このため、コーヒーや茶と同様の嗜好品ではあるが、単なる嗜好品の枠を超えて、野菜の栽培が困難な南米の一部の地域では重要な栄養摂取源の一つとなっている。


日本茶に緑茶とほうじ茶があるように、マテ茶の茶葉にもグリーン(緑マテ茶)とロースト(黒マテ茶)したものがある。味わいはグリーンの場合、多少の青臭みと強い苦味を持つ。ローストは焙煎により青臭みが消え、香ばしい風味が付加される。ローストした茶葉は水出し用に利用されることが多い。


1970年代、アントニオ猪木が「アントンマテ茶」として売り出し、日本に定着させようとしたが失敗。 日本では永らくマイナーなお茶となっていたが、日本コカ・コーラにより「太陽のマテ茶」が販売されたことにより、日本でも認知度が高まった。


また、マテ茶はカフェインタンニンを含むそうです。さらに成分を見るには、
http://www.mate-cha.com/03.htm を参考にしてください。



確かに、マテ茶は栄養素に富むお茶であるようです。ところで日本コカ・コーラの「太陽のマテ茶」もいいですが、薄めたものを買うより原料のほうが良いと思えて、アマゾンで「粉状のマテ茶」を買ってみました。(hatehei666さん、ごめんね)最初は、あまりにも使う分量が多く設定されているため、出来上がったお茶は真っ黒で飲みにくくもありましたので、少量を淹れることにして、現在満足しています。この製品、ちょっと気になったのは、ミネラル分の含有量で、マグネシウム221.0mg、カルシウム53.5mgと、マグネシウムの含有量がより多いことです。マグネシウムのほうが多い。(以上の議論はマテ茶100gについてのもの。)


マグネシウムとカルシウムのバランスについては、以下のHPが書いています。

多くの場合、マグネシウムは食品からの充分な摂取が難しいのが現状であるらしく、カルシウムと比べて明らかに少なくなってしまっているのです。


 このため、カルシウムと拮抗し合うマグネシウムが不足し、細胞が正しい働きをしづらくなっているため、骨にはカルシウムが不足するのに、なぜか動脈細胞などの本来はカルシウムが蓄積してはいけない細胞にカルシウムが固定されてしまうという、「カルシウムパラドックス」を引き起こすそうです。


 カルシウム沈着による細胞の硬化、冠状動脈が硬化し出すとズバリ動脈硬化となります。血管の弾力がなくなるため高血圧となります。高血圧については、高血圧のページをご覧下さい。
 摂取量はカルシウム1に対してマグネシウムは0.5〜1くらいあれば良いそうです。


 ちょっと古い話ですが、アポロ1号の打ち上げ失敗のことは、ご存じの方も多いと思いますが、このときのパイロットの体を調べて全員が動脈硬化で深刻な状態であったという記録もあるのです。きちんとした訓練を受けていたにもかかわらずです。


 この原因にもマグネシウム不足が指摘されています。その他、過去の事例は多くあるようです。


 細胞はカルシウムイオンやリンイオンなどが、刺激の伝達物質として出たり入ったりします。このことを細胞のイオンポンプ作用といいます。つまり、濃度の低いところ(細胞内)から濃度の高いところ(細胞外液)に、信号伝達に使われたイオンを運び出すことなのですが、このイオンポンプ作用には相当なエネルギーが使われます。生体で使われる全エネルギー(エネルギー発生のもととなるATPの量)の約30%もの量がこのイオンポンプ作用に使われるということです。すごい量です。


信号伝達とは心臓が休みなく動くときにも、カルシウムイオンが無いと、「筋肉を緊張させ次の鼓動をしろ」というような信号が伝わらないのです。脳細胞でも同じ様なことがおきています。そして、イオンポンプ作用になくてはならないのが、マグネシウムなのです。マグネシウムは細胞内のカルシウムイオンを取り出す様に働きますので、カルシウムとマグネシウムは作用を拮抗するということになります。

http://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/text/calcium.html より


私自身は、マグネシウムの摂りすぎで、尿路結石ができるかも?・・・という点に大いに関心があったのですが、以下のような解説がありました。

炭水化物(主に穀物)にはマグネシウムや食物繊維が多量に含まれている。結石患者のマグネシウム摂取量は少なく、穀物と野菜の摂取不足が原因の一つと考えられている。マグネシウムは、古くから結石形成を阻止する因子の一つとして考えられており、in vitro(:試験管を用いた実験) において蓚酸カルシウム結晶の発育を阻止する働きが確認されている。またマグネシウムは、腸管内で蓚酸と結合して蓚酸の吸収を妨げる一方、尿中でも蓚酸と結合し可溶性の蓚酸マグネシウムを形成することで、結果として蓚酸カルシウム結石形成の抑制につながるのではないかとも考えられている。

http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php



カルシウムとマグネシウムは、元素の周期律表では、同じ「アルカリ土類金属」に分類され、同じくナトリウムとカリウム(同じ「アルカリ金属」)が生体内で拮抗する点と対比できます。どちらの拮抗作用も、生命維持に不可欠なのです。その意味でも、マテ茶は、人体にとって有益な飲料だということになるでしょう。




今日のひと言:世に「お茶」と呼ばれる飲料・・・茶(緑茶ウーロン茶紅茶)、コーヒー、ココア、マテ茶、どれもカフェインが含まれていて、かなりの率でシュウ酸も含んでいることは偶然なのでしょうか?不明です。ちなみにルイボス茶は、カフェインを含んでないようです。私は、お茶、インスタントコーヒー、マテ茶を取っかえひっかえ飲んでいます。一種類のお茶に偏らないため。


日本緑茶センター インスタント マテ茶 75g

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有機栽培ルイボスティ 3gx30包

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B21 地球の歩き方 ブラジル ベネズエラ 2012?

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今日の料理



@蕪の煮もの+高野豆腐



生でたべても漬物にしても煮ても美味しい蕪(かぶ)。今回は、昆布、クコの実、高野豆腐と合わせました。仕上がり間際に高野豆腐を入れます。砂糖は入れない醤油味。

 (2014.03.25)




@キンピラゴボウ



おなじみの定番野菜料理。今回は、味付けに甜菜糖のほか、オイスターソース、ナンプラーゴマ油、イリゴマを入れましたが、ナンプラーの匂いが強烈なため、仕上げにナツメグをいれてみましたが、見事に消臭できました。キンピラゴボウについてはwikiから


日本食の惣菜の一つ。繊切りにした材料を砂糖・醤油を用い甘辛く炒めたもの。
材料としてはゴボウ、レンコン、ニンジンなどの根菜類が一般的だが、厚めに剥いたダイコンの皮や、ヤーコンなどで作っても美味しい。味付は味醂(あるいは日本酒、砂糖)、醤油を基本とし、好みで鷹の爪、ゴマなどを加える。また、鰹節を使うやり方もある。
金平という名前は金太郎としても知られる坂田金時の息子・金平から名付けられたという。江戸時代はゴボウは精の付く食べ物と考えられていたため、強力の伝説で知られていた金平に仮託したもの。



@子持ちカレイの煮ものディル添え



子持ちカレイの卵は熱が通りにくいので、保温調理鍋で時間をかけて熱を下げずに置いておき、仕上げに魚介類やピクルスの香りづけに、北欧でよく使われるハーブ・ディルを添えました。



今日の一句


何者か
水面に波紋
残しけり


いつもの散歩道、川ぞいに大きな波紋が表れました。その規模からいって、ウグイではなくウシガエルだったと思われますが、それを受け、大きな黒い鳥が下流から上流、小さな黒い鳥が上流から下流に渡っていきました。それぞれ波紋を残して。

 (2014.03.28)