各種お茶の栄養価比較:同じ世界三大茶と言っても・・・
各種お茶の栄養価比較:同じ世界三大茶と言っても・・・
お茶(緑茶、紅茶など)、コーヒー、マテ茶は、「世界三大茶」と並び称されますが、性質はかなり異なり、栄養価が飛び抜けて高いマテ茶、ほどほどなお茶、ほとんどないコーヒーとグループ分けできます。ここでそれぞれのお茶について、以下のようにネット上の文献に当たってみました:
コーヒー:https://beans-express.com/article/detail.php?article_id=10009
緑茶:https://shinryokuen.co.jp/?mode=f182
紅茶:https://www.eiyoukeisan.com/foods/view_popup/593
マテ茶:http://www.verygoodtea.com/130556/matecha.html
そして、マテ茶の栄養成分の項目に、ほか3種のデータを集め、作成したのが次の表と図です。これらを見ると一目瞭然ですが、ほとんどの項目で、マテ茶の成分の高さが優越的です。それに比し、緑茶と紅茶はボチボチで、コーヒーに至っては、栄養成分は「ほとんど」期待できません。その傾向は、ミネラルで顕著で、マテ茶の含むミネラルは「飛び抜けて」います。ただ、ビタミンについてはここに挙げたお茶、どれも少ないですが、そういった傾向の中でも、マテ茶はやや多めです。
マテ茶は、原産地の中南米では「飲むサラダ」とも言われます。地味が痩せた土地・野菜が満足に栽培できない地域で、住民の健康を維持するために育てられるのがマテ茶です。つまり野菜の肩代わりをしているわけです。このようなデスパレートな場所で、ほとんど栄養のないコーヒーを飲んでいたら、死んじゃうでしょう。
でも、マテ茶は日本では定着しません。むかし中南米への移民の子だったアントニオ猪木(プロレスラー&政治家)が「アントンマテ茶」という商品を売り出したことがありますが、市場からは消え、また10数年前、「太陽のマテ茶」というペットボトル入りの飲料が売り出され、かなりの数のスーパーマーケットが店頭に並べましたが、これもいつの間にか消えました。このお茶、かなり好き・嫌いが分かれるようで、一般的な日本人の口に合わないようです。
そこへ行くと、コーヒーは日本人に限らず、世界中で愛される、スーパー飲料なのでしょう。私だって、コーヒーは好きで、一日に4杯くらいは飲みます。もっとも、繰り返すように、栄養価はほとんどありません。このような嗜好品、カフェインが眠気覚ましに良い、ということが言えるでしょうが、カフェインだったら、緑茶も紅茶も含むものであり、この物質はコーヒーだけが持っているものではありません。さらには尿路結石の原因物質:シュウ酸は、ここで挙げた4つのお茶は全て持っています。毎日少量飲むのであれば、問題にはなりませんが、多量に飲む場合、シュウ酸をマスクキングする食材・・・この場合、ミルクを混ぜて飲むのが基本です。ミルクが含むカルシウムが、シュウ酸と結合して結晶となり、体内に取り込まれるのを防ぐのです。ミルク・コーヒー(カフェオレ、カフェラテ)、ミルク紅茶などは理に適っているのですね。
今日のひと言:私も一時期、マテ茶に凝り、AMAZONから入手していましたが、詰め替え用のプラスティック製の包装での販売がなくなり、ビンごと買わなければならない設定になったので、買うのを中止し、それ以後飲んでいません。
@リトープスの植え付け
この独特な姿をした物体(・・・植物)は、南アフリカの砂漠に、石ころのように自生する多肉植物(サキュレント)です。普通、このように肉厚な植物をサボテンという人が多いですが、そのサボテンは、正式にはカクタスと言われ、多肉植物の一分野です。
このリトープスは、冬に活動し、夏は休眠します。そして「双葉」の隙間に可憐な黄色やオレンジ色の花を咲かせ、「生きた宝石」とも言われます。ただ、その特異な形態は、女性の外性器がイメージされやすく、戦時中には、官憲が「こんな淫らなものを栽培するな」としていたと、多肉植物の本に書いてありました。
植え付けは、2種類のサボテンの土を混ぜ、さらにバーミキュライト(土壌改良剤)を加え、苦土石灰と草木灰も混ぜ、かき混ぜて水を掛けて1週間ほど置いておき、油粕を混ぜて用土にします。植え終わった姿が写真です。
栽培は容易で、夏には水をやらず、冬に、乾いたらたっぷり水をやるのが良いです。成長するとき、「脱皮」するのも、リトープスの特徴です。動物みたいです。日当たりの良い窓際で栽培するのが良いでしょう。ハマミズナ科。
今回のリトープスは、多肉植物専門店ではなく、タキイ種苗が通販しているのをカタログで知り、4種2500円で購入したものです。最近では、リトープスのような本格的な多肉植物は、入手しにくくなっているのです。
植え付け準備
鉢の下部
植え付け終わり
赤系リトープス
(2021.10.03)
今日の詩(2編)
@「迷子のカナブン」のソネット
昨日から、我がリビングにいるカナブン。
照明をつけると、
それを目指して飛び回る。
見ていると、照明に向かい、あたかも
円柱の周りを螺旋状に旋回している。
まあ、それなりに目の保養になる。
だが、一旦くたびれたか、
コタツの上に落ちてきた。
私はすかさず、酒を飲み終わった
ワイングラスを裏返し、
網を打つように生け捕りにした。
カナブンは、陽気な昆虫に見えるが
羽音が派手でやかましいこともあり、
さっさと屋外に連れて行き、解放した。
(2021.09.30)
@愛しの「なすた」ちゃん
私の愛娘、
豊かな肢体と芳しいかんばせ、
――魅力的な女の子、
でも、暑さ・寒さで
すぐ音を上げる
困った子ちゃんでもある。
来年は、この子の面倒を見ない
ことにした。
少々淋しいけど。
@@ハーブのナスタチウムのことです。
(2021,10.02)
今日の6句
あちこちに
飛び散る赤の
神の火や
柿のことを、学名で「神の火」(ディオスピュロス・カキ:Diospyros kaki)と言います。
(2021・10、02)
大光院
門前店の
化石かな
大寺院の割に門前商店街はほぼ消滅。なにも工夫をしていなかった商人たちの落日。
(2021.10.03)
梁が落ち
ひしゃげた姿
廃屋や
(2021.10.03)
珍しや
黄色い花の
ヒガンバナ
一輪のみ咲いていました。
(2021.10.03)
朝日浴び
蝿が手をすり
足をする
小林一茶の本句取り。穏やかな一日の始まり。中央上の黒い点が蝿。
(2021.10.04)
今朝のNHK朝ニュースでも話題になっていました。
(2021,10.05)
@今日の謎かけ (2編)
岸田文雄とかけて
安倍晋三と解く
そのこころは
子分なので、絶対汚職の罪で逮捕しないでしょう。
(2021.10.04)
「正直者は」とかけて
「バカを見る」ととく
そのこころは
まわりのみんながバカなのでしょう
*バカなのは正直者ではなく、他人のみんながバカであると、正直者によって認識されるわけです。
(2021.10,06)
今日の写真集
鴨居のリスの彫刻(2021.10.03)
クサギの実(2021.10.03)
なかなかの石(2021.10,05)
ちなみに、日本は墓石をほぼ100%世界各地から輸入しています。
☆☆過去ログから厳選し、英語版のブログをやっています。☆☆
“Diamond cut Diamond--Ultra-Vival”
ダイアモンドのほうは、週一回、水曜日か木曜日に更新します。
英語版ブログには、末尾に日本語ブログ文も付記します。記事は
虚虚実実――ウルトラバイバルとはダブりませんので、こぞって
お越しを。