虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「豊かになれる者から豊かになれ」〜〜トウ小平(とうしょうへい)の戯言(ざれごと)

まず、以下の引用を読んでください。 http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/sp_jimu/170_2/index.html (特集:改革加速する中国)からです。 中国の戸籍制度の基本形は、1951年に発布された「都市戸籍管理暫定条例」と1953年の「口糧制度」、さらに1958年…

「もやしもん」を読む―かもすぞ

このマンガは、微生物が肉眼で見える少年「沢木惣右衛門直保」が主役。某農大(ほんとにこの名前の学校)に入学し、その特殊能力を生かして、いろいろな出来事に対処していくお話です。たとえばタカビーな女子大学院生のブーツに白癬菌(みずむし菌)を発見…

「リーガルマインド」の意味

*「リーガルマインド」の意味 リーガルマインド(Legal Mind)というのは、法律関係者で知らない者はないけれども、正確に説明できる者もまたいないのが実情の用語です。実際、私が一時働いていた塾の塾長は中央大学法学部卒業でしたが、リーガルマ…

「冷蔵庫のうえの人生」と「危険な関係」(書簡体小説の系譜)

* 「冷蔵庫のうえの人生」と「危険な関係」(書簡体小説の系譜) 今年はじめの週刊文春で紹介されていた小説に興味を持って購入しました。それが「冷蔵庫のうえの人生:Life on the refrigerator door」(アリス・カイパース:Al…

老子問答   その6

**老子は古代中国の哲学者。図書館の司書をしていたが、当時の王朝が衰微したのを感じ、西方に向かうとき、関所の役人・インキにリクエストされ、「老子」上下2編を著したと伝えられます。今回は今次シリーズの最終回。 樸(あらき)について (レス) (…

恐るべし、デアゴスティーニ!!

TVのCMで、「泣いてたまるか」のDVDが発売されると聞いて、私は天にも昇る思いでした。「泣いてたまるか」は、ちょうど私が小学生だったころ、放送されていた番組で、「ウルトラマン」とほぼ同じころだったと思います。 この「泣いてたまるか」は、主…

田中ユキの世界〜〜早熟な女性たち

インターネット・カフェで手にしたマンガが田中ユキの「神社のススメ」。神社の見習い神職(里見伸二郎)と巫女(みこ)・(真鍋千穂)のラブストーリーです。出合いのとき、千穂は15歳の高校生、里見は24歳の9歳差の年の差カップルです。 千穂は精神年…