恐るべし、デアゴスティーニ!!
TVのCMで、「泣いてたまるか」のDVDが発売されると聞いて、私は天にも昇る思いでした。「泣いてたまるか」は、ちょうど私が小学生だったころ、放送されていた番組で、「ウルトラマン」とほぼ同じころだったと思います。
この「泣いてたまるか」は、主演が渥美清であり、そのペーソスさ(物悲しさ、哀愁)がひときわ目立つ作品で、後の「男はつらいよ・フーテンの寅さん」シリーズにつながる叙情性をもっていたものです。実際、「泣いてたまるか」の一話として「男はつらい」(山田洋次・監督)という作品があります。
それが、今この時点で再び見られるとは、なんたる僥倖(ぎょうこう:幸せ)!!それを可能にしたのは、日本の会社ではなく外資の「デアゴスティーニ」だったのが皮肉です。かれらの情報収集能力を高く買った私は、思わず「防衛庁(当時)」にTELしましたね。「デアゴスティーニの情報収集能力を研究して見たらいいのではないか」と。
現在の正式名称は「デアゴスティーニ・ジャパン」で、現地法人になっていますが、創立者はジョバンニ・デ・アゴスティーニというイタリア人で、主に地図を扱う会社でした。現在の本社(日本現地法人)は東京都・築地にあります。
その出版形式は、週刊あるいは隔週刊で出版し、纏めると巨大な辞典ないしは物(ブツ)になるというものです。過去には、戦艦ヤマトの模型を終局的に組み立てられるというシリーズもありましたし、「世界の鉱物」としておまけにその鉱物がついてくるシリーズもあり、私は創刊号の特集が、私の誕生石であるアメジストであることから、思わず買ってしまいました。さらに最近では「マイ・ミュージック・スタジオ」という作曲活動に浸れるというシリーズもあってたのしませてくれます。
まあ、創刊号は通常定価の半額にして売ることが多いようです。
このまえでは「日本の百人」という日本史に多大な影響を与えた人を取り上げてみたり、「アーティスト・ジャパン」という日本の画家を取り上げるシリーズも出版しています。「アーティスト・ジャパン」は4冊買いました。「泣いてたまるか」は7冊くらい。
マイナーな(ニッチ系の:隙間産業系の)テーマもとり上げることがありますが、売れ行きが悪いと
さっさと廃刊にしてしまうのが珠に瑕ですね。(以上の記述、一部Wikipediaを参考にしました。)
今日のひと言:デアゴスティーニが、日本のことを、本当はどう見ているのかはわかりませんが、情報収集能力が極めて高いことは、紛れも無い事実です。いざ、なにかトラブルがあり、対立したとき、正確な情報を持っているほうが勝つのです。太平洋戦争の勝者・アメリカのように。

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