虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

マンガと私(その1:1/2):幼き・漫画家(随想録―12)

マンガと私(その1:1/2):幼き・漫画家(随想録―12)


私はマンガとの付き合いが長い。幼少期から孤独だった私は、絵を描くのが大好きな子どもだった。塗り絵などはよくやったが、小学生のころには、マンガを描いていた。ストーリーマンガとギャグマンガの相の子だったと言えようか、『ノミラ』という題名の連作マンガだった。虫の蚤(ノミ)の怪獣で、「怒ると、体中の血管が切れて巨大化するモンスター」だった。この頃は、いわゆるスポ根物のアニメ・・・『巨人の星』『明日のジョー』などなどの全盛期で、アニメを見ては原作のマンガを読み、また、『ウルトラマン』など、特撮物もよく観ていて、さらには赤塚不二夫を代表とするギャグマンガもあり、色々な要素を取りこみ、私はマンガを描いた。(ちなみに、私のブログの表題の一部「ウルトラ」は、もちろん「ウルトラマン」から取っている。)


大学生になって、その意味では違うことをやりたくて、古典ギター愛好会に入ったが、まったくギターは上達せず、学園祭のときには広告の立て看板を描いたが、絵を描くのならとマンガクラブに入りなおし、1年余りの在籍中に、4編の作品を描いた。なぜかこの頃は、アニメをあんまり評価しておらず、「幼稚な趣味だ」と見下していた。当時は『機動戦士ガンダム』第1シリーズがリアルタイムで放送されていたが、私は見なかった。往時の幼い自分を否定したかったのかも知れない。(私が、その次にアニメに惹かれたのは、のちの『新世紀エヴァンゲリオン』からだった。)


iirei.hatenablog.com


 (2022.04.03)






今日の6句



タケノコが
嫌と言うほど
喰えるべし


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 規模の大きな竹藪を発見し。

 (2022.03,30)



スズラン(鈴蘭)と
水仙の子か
この草は


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 鈴蘭水仙(スズランスイセン)という毒草です。

 (2022.04.02)



青い芽が
出で来るなり
セージかな


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冬の間はひっそりとしていたセージ、活動を始めました。

 (2022.04.02)



ニラ・チャイブ
揃って新芽
こんにちは


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 チャイブは、ネギ類でもっとも繊細なハーブ、ニラはオリエンタル・チャイブとも呼ばれます。

 (2022.04.02)



薔薇(バラ)のごと
匂いに咽る(むせる)
桜かな



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太田市、八瀬川ぞいの桜並木。本当に、匂いが実体化していました。

 (2022.04.03)



貴婦人の
すっと立ちたる
葉ボタンや


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とう立ちしました。

 (2022.04.05)