虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「声で読む 万葉・古今・新古今」を読んで

この本は、保坂弘司さんという人が、日本の3大和歌集、万葉集、古今和歌集、新古今和歌集の入門書として書いた本です。万葉集から112首、古今和歌集から63首、新古今和歌集から56首、計234首の呈示、解釈、鑑賞のやり方が記されています。200…

「苦役列車」〜空しい自伝的私小説

彼の名は「北町貫多」。今年19歳の港湾労働者。彼は中卒で、アルファベットさえ覚えていません。日当5500円を求めて日雇いになり、稼いだ金はすぐさま消費してしまうという生活を送っています。お金が入れば仕事を休み、ぐうたらしています。無計画な…

天災は忘れた頃にやってくる?〜寺田寅彦

寺田寅彦(1878−1935)は戦前の日本の物理学者・随筆家・俳人です。筆名として吉村冬彦のペンネームもあります。彼は夏目漱石と熊本第五高等学校在学中に知り合い、以後漱石に習って俳句の道にも進みますが、漱石から見ても寅彦の存在は面白かったら…

ハード・ロック(ヘビメタ)とニューウェイブの違い

大学生のころ、私はニューウェイブ(ロックの一種)に馴染み、キリング・ジョークというバンドのデビューアルバム「黒色革命」が大のお気に入りでした。そして高校時代の友人が私の下宿に来たとき、このアルバムを聴いてもらったのですが、彼が言うには「「…

「トンデモ本」の今

1999年、例のノストラダムスの大予言が盛り上がっていた際、1999年7月に人類が滅びることを信じた人たちと、激論を繰り広げた陣営に、「と学会」(代表・山本弘さん)がありました。周知のようにこの大予言は外れてしまいました。それからは、信じ…

ラムズイヤー・シーズとの出合い

ラムズイヤー・シーズへの 私からの問い合わせ: 私は、ハーブを知って16年、本格的にはじめて10年くらいになります。その 間、日本で手にいれられそうなハーブは大体栽培を試しましたが、芽のでない場合が多かっ たです。今回最初に注文した「グッド・…

ラムズイヤー・シーズとの出合い