虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

仙豆(ドラゴンボールに出てくる)を作ろう!(随想録―番外編)

仙豆(ドラゴンボールに出てくる)を作ろう!(随想録―番外編)




以下、ブログ友達Dさんとのコメントのやり取り。(Mは私)


M: 昨日野菜無人販売所で2株まるごと買った枝豆を、「ドラゴンボール」に出てきた「仙豆」にしようと思い、まず鞘ごとゆでた枝豆をしごいて中身を出し、フライパンでごま油と炒め、塩、XO醤を加え、最後に例の「五行酒」を料理酒として注ぎ、仙豆の完成。薬効があるよ!
いっぽう、アルコールとちょっとばかりの香り成分だけの焼酎では、すべて飛んでしまって、仙豆はできないでしょう。――参りましたか?




D: Mさん
仙豆ですね(笑)
やじろべえがいつも届けてくれるやつですね。
作ろうなんて思ったヤンさんが凄い!
できたらきっと大金持ちですよ(ワハハ)
xoジャンとか、五行酒とか…。
効果ありそうですね。
仙豆の作り方とか載せたら、きっと見てくれる人
多いと思います!

上の会話に先立って、以下のやり取りがありました。


M:酒のお話なので私も少々。前に「五行酒」というのをつくりましたが、35度のそれを日本酒に混ぜて、毎日軽く飲んでいます。
五行酒は5つの生薬をそれぞれリキュールの方法で漬けて、それぞれをある比率でブレンド=カクテル化したものです。特に重要なのはオタネニンジンないし朝鮮人参(jinseng)とほぼ同じ薬効のある「エゾウコギ」です。この飲みかたを始めて、加齢のため透明だった精液が白い色に戻りましたよ。
私は楽しみとしてだけでなく、実用性も酒に求めます。




D:Mさん
「五行酒」の『腎』の部分ですね!
「精」は黒ですから、黒いものを食べると養われますね。ウコギは黒から白を生み出す素材ですよね。
これはMさんからおそわりました。
ウコギは紙漉きの材料でしたね。
ウコギは北海道の蝦夷に生息するからエゾウコギなんですよね?
独活の灰汁の「黒」と似てますね。
黒は腎を補うから精を取り戻したって事は容易に理解出来ます。
男として「おめでとうございます」と言うのが相応しいですねぇ~。


M:少少誤りがあります。和紙材料はコウゾで、残念ながら北海道には生えません。エゾウコギは、シベリアにも生え「シベリア人参」とも呼ばれます。


D:Mさん
え?エゾウコギはシベリアで生えるんですか?シベリアニンジンですかぁ~。
朝鮮人参も滋養強壮のPOWERが有るので、エゾウコギもきっと「腎」を高める機能が有りそうですね!



追記:エゾウコギは以前 北海道にも沢山 生えていて、アイヌの人たちが大切にしていた薬草(木)です。北海道を乗っ取った和人(日本人)たちは、棘のあるこの植物を、邪魔だと伐採し尽くしたと聞きます。インディアン(ネイティヴ・アメリカン)たちから生きる術を学び、それからインディアンたちを迫害したアングロサクソンのほうがまだマシですね。日本人は、アイヌの知恵さえ学ぼうとはしませんでしたので。

 (2022.07.18)