虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

iirei2005-12-25

     *NHK=読売だよーん!!!

 某新聞を読んでいて、あまりの内容のなさにあきれた。あきれついでに、新聞の評価基準を作ってみた。その基準とは、
① 50点満点。
② 有効な事実が書かれていたら25点。
③ 有効な文化記事が書かれていたら25点。
誤報はかならず入るので、どんな新聞でも−10点の天引きをする。
     (②、③はあくまで評価する人の主観。)
ここで得られた数値をS値(shinbun値)と呼ぶ。


適用例(森下礼による判定)
   朝日新聞      40
   赤旗(日曜版)   15
   読売新聞     −10


以上。検討したのは、以上3紙だけである。
お話しのもともとは、以下の文書を拡販員さんに託したことから。


読売新聞社への要望書
 
 我が森下家はこれまで、朝日新聞と読売新聞を半年交代で購読させてもらってきましたが、最近貴紙「読売新聞」の紙面が面白くなく、はっきり言って購読料月3007円は高いです。朝日新聞の場合、特に文化欄が充実していて、例を挙げれば今年春に掲載された柳澤桂子女史のコラムは読み応えがありました。「フォン・ドマルスの原理」という精神医学のトピックが興味深く語られていました。また、私・森下礼が個人的に購読している「赤旗・日曜版」には、なかなか表に出ない事実が満載されています。例えば、BSE問題で、アメリカの農家がいわゆる特定危険部位を、トリ、ブタ、ペット、さらにはウシにさえ与えている、という看過すべからざる話題が載せられていました。ちなみに、私は共産党員ではありません。
 翻って貴紙・読売新聞には朝日の文化、赤旗の事実のごとく満足できる記事がありません。あるのは愚にもつかないシンポジウムの報告などの「押し付け」記事のみです。新聞業の原点に立ち返り、読者をひきつけうる紙面を作られることを切に要望します。
                05.12.04
                       森下 礼

ついでに、朝日新聞に昨年2004年投稿してボツになった原稿を挙げる。


  巨人は1球団でリーグを作れ   森下礼

 最近のプロ野球の合併・1リーグ制問題の混乱について思うことがある。
 これまで、プロの他の11球団は、巨人のわがままを許して来すぎた。いいかげん、「お灸」をすえる時期だと思う。いつかの「江川問題」を嚆矢として、金にあかせて有力選手を独占する手法が、ここまでプロ野球を衰退させたのだ。ドラフト会議の逆指名制度しかり、FA制度(フリーエージェント制度)しかり。今回の問題も、巨人のこの姿勢が遠因となっている。某名物オーナーの暴走はとどまるところを知らない。
 そこで、どうだろう、かつて「がんばれタブチくん」(いしいひさいち)で、当時あまりに弱かった阪神が「タ・リーグ」を1球団で構成していたというギャグ
に則り、巨人も1球団でリーグをつくるのである。なに、2軍と1軍で戦えば、そ
れなりに集客できるだろう。他の球団も巨人抜きでリーグを作ったほうが、戦力
も均等化し、いまの衰退ムードは脱却できると考えるがどうだろうか。
                                以上
  


今日のひと言:「ナベツネ」(渡辺恒雄)を変換したら、「鍋常」となったぞ。そう言えば、NHKの海老沢勝ニ前会長が読売新聞・顧問になるとのこと。いったい2人でなにをやるのだろうか?・・・想像するだけでおぞましい。。・・・・いやーーん、バカん、やめてええーーん!!


ついでに、これも読売新聞に投書して没になった投稿です。(これは、2005年春くらいの投稿で、「プロジェクトX」の打ち切りが決まる前に書いたものです。)


 NHKは「プロジェクトX」の放送を止めたらどうか

 昨日2月12日の「スポーツ報知」を読んで唖然としました。ご存知の方も多いでしょうが、今NHKと朝日新聞は戦争状態にあります。どちらが正しいか、正しくないかの議論は、この際置いておきます。朝日新聞のロゴが会場にある広告に載っているからという理由で、ラグビーの中継時間を深夜にするのだそうで、現にそのようにした模様です。NHK自身は午後6時のニュースで「特定の企業名を出すことは出来ない」と釈明していましたが、裏事情を知るものにとっては笑止千番な言い草です。ラグビー中継を楽しみにしていた人たちのことを、NHKはなんだと思っているのでしょ
う?おそらく、この人たちも、NHK受信料は払わなくなるでしょうね。そんなに「企業名」を出すのがいやなら、とりあげた企業名が実質的にわかる「プロジェクトX」は、即刻放送中止にしたらどうでしょうかと私は思います。「不偏不党」がNHK大義なのだとすればね。もっとも、今回のNHKの行動を見ると、それも怪
しいですが。              以上

結論:「NHK vs 朝日」は、「読売 vs 朝日」の代理戦争である。状況証拠はある。本来読売系の日本テレビのドル箱だった巨人戦の一部をNHKが引き受けたこと、ナベツネエビジョンイルが同じ政治部記者出身であり、社用車の私的使用などの面で、エビジョンイルナベツネを模倣していることなど、など、公表されている情報だけでも、いくらでも挙げられる。

       公共放送であるNHKが、こんなことをしていていいのか?そうそう、奥の手がある:「読売新聞」を「プロジェクトX」の最終回でとり上げるのだ。これ以上ないフィナーレとなろう。



注:フォン・ドマルスの原理
  神話や統合失調症患者の世界把握パターンを説明する、精神科医フォン・ドマルスが、豊富な症例から帰納した原理。
  通常の認識では、文法的構文の基本「AがBをする」があるとき、主語のAによって、行為者を認識するが、述語のBによって行為者を認識する者がいる、という主張である。この場合、「体をあたあためる」ものを、同じことだからと、「コタツ」と「太陽」を同一なものだと認識するようなことを指す。
 なお、コンピュータ言語の記述・解析にもこの原理は応用できる。