虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ガンとカニは同じもの?〜黄道12宮の迷宮

私はかねがね、生き物のカニを表象する黄道12宮のうちの蟹座(巨蟹宮)の名称・ cancerと、ガンの呼称・cancerの「つづり」が同一なのに疑問を持っていました。カニを表現するのにcrabという表現もありますが。 ところが、その疑問はネット上の辞書・web…

藤島武二〜〜近代日本洋画の父

切手の教化力はものすごく、一度見ただけの切手の図案に大いに感動することがあります。藤島武二の作品「蝶」も、1966年の切手趣味週間切手として発行されていて、幼い心に「なんだかHなことを描いているのかな」、と思われたものです。実際、この絵は一…

J-POPって、何?:作品ではなく商品としての音楽

いわゆるJ-POPとはどんな音楽か、調べてみました。wikiより。 J-POP(ジェイポップ、英: Japanese Popの略)は、日本のポピュラー音楽、ポップ・ミュージックを指す言葉である。特に1990年代から次世代にかけて若者が歌唱する曲のジャンルである。 (1…

生垣とブロック塀:どっちが優れているか?

最近は、植物を茂らせて壁とする生垣が減り、代わってブロック塀が増えています。これってどういう現象なのでしょうか。まあ、人間が無機物を好むようになってきたからでしょうが、一般の人の意識のなかには、生垣よりブロック塀が現代的だと思う傾向がある…

「Do Nothing」(都市工学用語)は文明批判の証し

原発、ダムなど、国家的な建設プロジェクトを実施する場合、「環境アセスメント」などを行うのが普通ですが、これまでその国家的プロジェクトを「所与」の物とすることで、開発者の側から、見直しをすることはほとんどありませんでした。当該地域の住民の意…

「フィンランド 森と街に出会う旅」:人類学の研究に向く女性

この本は旅行書です。東京書籍:2006年初版。著者は鈴木緑さんで、家具のバイヤーからフリーのデザインコンサルタントを経て、デザインジャーナリスト+カメラマンとなります。自称デザインパパラッチで趣味は旅行。北欧にはまり東京と北欧を長年行き来…