ヘアリー・ベッチ(緑肥用植物)の凄い特性+ベトナム生春巻き
ヘアリー・ベッチ(緑肥用植物)の凄い特性+ベトナム生春巻き
2020年朝散歩をしていて、見慣れない植物に出会いました。
この植物は、葉の付き方とか、花の形から、マメ科の植物であることは解りましたが、四季の植物図鑑を見ても、なにやら解らない。でも、偶然ブログ友(
id:Greenweekendsさん)の記事を見てみて、その疑問が氷解しました。――この草は、ヘアリーベッチ、やっぱりマメ科の緑肥用植物なのでした。
この草は独特な作用を持ち、有用な植物なのですね。その解ったことを、彼のブログに投稿しました。
,ヘアリーベッチについて、面白い情報を得ました。この植物「石灰窒素:CaCN2」を生合成し、はじめアレロパシーで農薬として働いたあと、肥料になるのですって。とても植物には作れないだろうとされていたようですが、みごとにその偏見を、ヘアリーベッチは破ったというのです。
『植物元素よもやま話』(正岡淑邦:ミヤオビパブリッシング)の記事でした。
greenweekends.hatenablog.com
こんな感じです。この本の記述で、少々人間が思い上がっているな、と感じたのは、人為的に化学合成される物質が、まず植物には作れまい、と高を括っていた点です。思い返せば、マメ科植物が太古からやっていた空中窒素固定技術を、人工的にやれるようになったことに、人類が狂喜した時代もあったということ(ハーバー・ボッシュ法)を忘れたのか、ということです。・・・高温・高圧の条件化で、強制的にアンモニアを合成するハーバー・ボッシュ法は、常温で静かに行われるマメ科植物による生合成より優れていたのか、少々疑問ですね。アレロパシー作用(他感作用)を示すこの植物は、作付作物の邪魔者になる野草、菌類を殺し、作付される植物を益するわけです。
なお、緑肥として優れているヘアリーベッチの場合、牛や馬が飼料として食べると、健康障害がおこるという情報に接しました。興味ある方は、是非こちら↓もご覧ください。
https://www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_poisoning/plants/hairyvetch.html
全身性の肉芽腫性病変、原因は、まさにヘアリーベッチが誇るアレロパシー物質、石灰窒素であろう、とされています。
今日のひと言:見た目には、何ら変哲のない草でも、スゴイ作用を持つものがあります。ヘアリーベッチもそんな草ですね。
以下は、2020年秋から、実際に栽培したときの、ヘアリーベッチの観察日記です。
花(2021.03.27)は、美しい赤紫色で、縦に長く咲きます。(写真は上掲)
パッケージです
種の大きさ、ダイズと比べています。(2020.10.31)
この日に庭に、「ヤブガラシ」がはびこるあたりに集中的に蒔いたのですが、直後少雨が降ったあと、以後降らず、発芽率が悪いことを心配しましたが、それでも伸び、最終的には、地面を覆うようになりました。伸びた当初は茎が細く、それで「ヘアリー:髪の毛のような」と呼ぶのだと思いました。(2020.12.29)
以後は順調で、庭拾ベッチに埋め尽くされました。(2021.03.19)(2021.04.03)。フキノトウの生育を、何割か阻害したようですね。
大きなターゲットであるヤブガラシは、現在さほど目立ちません。

植物元素よもやま話 金鉱探しから村の神社造営まで植物が取り持つ元素の話
- 作者:正岡淑邦
- 発売日: 2020/04/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今日の一品
@ベトナム生春巻き
いちど食べてみたいと思っていた料理。ベトナム人は、米を加工して薄く円状に成型し、水でふやかして具材を包むのですが、これは調理が簡単。敵国軍が炊事に手間取っているうちに、臨戦態勢に入れます。軍事的な洞察力も凄いベトナムは、その時々の超覇権国家である元(モンゴル帝国)にも、アメリカ合衆国にも勝ったのです。
パッケージはこんな風。エキゾチック。
一枚のライスペーパー。おおきなオブラートみたい。
具材の数々:エビ、ホウレンソウ、スモークチキン、ジャコテン、アボカド、シナチク。具材は、無国籍です。
ふやかす鍋(おでん鍋):ふやかす時間は1.5分から2分。塩梅が難しい。時間が少ないと硬いし、多いとふやけすぎ、巻きにくい。
巻き込み:1回目。(下手。)
巻き込み:2回目。(ちょっと上手くなった。)
(2021.04.03)
@パッケージには全体で400gとあるのみで、枚数が書いてなかったので、計算してみました。5枚の重量を測ると60g、Xを総枚数として比例式を立てると
5:60=X:400
これを解いて X=33枚、1枚あたり12g。今回は兄弟それぞれ4枚で満足しました。すると、318円で買ったこの商品、あと3回晩餐に供せます。なお、米100%と思いきや、材料としてタピオカ(キャッサバ:トウダイグサ科が原料)の方が多かったのが意外でした。
なお、ベトナムを称えて、1ブログエントリーしています。

- 作者:植松 良枝
- 発売日: 2020/10/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今日の詩
女の子には、
無責任に
かわいい子が
多い。
久しぶりに民放を見ていたら、小芝風花が化粧品のCMに出演(出現)していた。初めて見た、この子。
(2021,04.05)
今日の写真集(2021.04.04)
花と葉が同時に出るオニグルミ。
ノボロギク(セネシオ)の霞のような群落。
犬の小便禁止。じゃあ、人ならいいの?
スズランの花のようなドウダンツツジ。
☆☆過去ログから厳選し、英語版のブログをやっています。☆☆
“Diamond cut Diamond--Ultra-Vival”
https://iirei.hatenadiary.com/
ダイアモンドのほうは、週一回、水曜日か木曜日に更新します。
英語版ブログには、末尾に日本語ブログ文も付記します。記事は
虚虚実実――ウルトラバイバルとはダブりませんので、こぞって
お越しを。