虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

職業の呼称色々〜「家政師」はいない・士はペニスの意味

「家政婦」という職種はあっても、「家政師」とは言いません。これは、現実に家政関係の仕事をする人が、「婦人」に限定されているという現実があるからかもしれません。「婦」という言葉は、「箒(ほうき)を持った女性」と言う意味があり、より一般的な「師」という名称が付きにくいのではないでしょうか。


その意味で、医師、看護師、教師、牧師と言う言葉はより一般的です。男女の別なく使われます。ただ、ここに、中国の易経の64卦の1つに「師」という言葉があり、「戦争」の意味もあります。まあ、確かに戦争時には、医師、看護師が欠かせませんものね。もっとも、ペテン師(詐欺師)というジャンルもありますが。佐村河内守のような。


以下、他の名称も挙げていきたいと思います。


@士・・・弁護士、司法書士公認会計士行政書士などの名称に使われます。いわゆる「士業」。この「士」と言う言葉は、「屹立したペニス」を意味しますので、女性の士業者は、微妙な位置づけになりますね。


@家・・・建築家、音楽家、陶芸家、作家、画家、農家など。芸術的な仕事をする職種に付くことが多いです。「格闘家」というのも、この枠内に入るのでしょうか?「芸術的な戦い」をするという意味で。


@屋・・・土建屋、床屋、紙漉き屋、食い物屋(寿司屋、テンプラ屋、うなぎ屋)など。・・・紙漉き屋、床屋などはともかく、土建屋は泥臭く金銭まみれという有り難くない呼称です。


@者・・・哲学者、数学者、物理学者、化学者などの学者を意味することが多い。役者という用例もあるが、これは学術的ではありません。


@人・・・詩人、歌人俳人。他に商人、死刑執行人、郵便配達人など。あまり用例がありません。


@夫・・・鉱夫など。これもあまり用例がありません。


@婦・・・家政婦(前出)、ストレートに「婦」を使う呼称は減っているようです。言葉狩りの結果だと思います。


@員・・・作業員、工員、会社員など。案外3Kの職場で用いられるようです。サラリーマンもこのカテゴリーに入ります。


@工・・・板金工、プレス工、配管工など。ガテン系です。


@官・・・役人がなる職種。外交官、裁判官、検察官など。


ほかの類別をご存知の方は、お知らせください。



今日のひと言:このように見てくると、人が取りうる職業は、幾つかのカテゴリーに分類できそうです。能力に応じて、相応しい職場があれば良いのですが。



専門学校生のための就職適性検査 (就職試験シリーズ)

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今日の料理


@トリチリ





弟作。カゴメ株式会社が販売しているトマト・唐辛子味の調味料を使って一品。正規の材料は鶏肉のほか玉ねぎでしたが、長ネギにして、ピーマンも加えました。(「エビチリ」の類推)

 (2015.06.07)




@ゴーヤーの和え物




幅1、2cmに半月状に切ったゴーヤーを30秒ほどお湯にくぐらせ、冷やしたあと、塩昆布とオリーブオイルで和えました。(以前も取り上げています。)

 (2015.06.08)




@タンジー入り卵焼き




育てているハーブのタンジーを少量刻んで卵焼きにいれました。タンジーはピロリリジン・アルカロイドという毒成分を持つので、多く食べるべきではないと言われます。ただ、食べ過ぎなければ問題ないでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/iirei/20110326#1301137436  参照。

 (2015.06.09)




ツユクサのお浸し





梅雨時に青い花を咲かせる単子葉植物のあの植物。これが結構美味しいのです。穂先8、9cmを摘み、茹でたあと、切りそろえてカツオ節、醤油で味付け。山東菜のようなさっぱりした味です。

 (2015.06.10)