虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

ライ麦の栽培と収穫


 「ライ麦畑でつかまえて」で有名なライ麦(rye)、昨年緑肥用にと、「サカタのタネ」が販売していたので、栽培・収穫・食用にしようと買ってみました。


 そもそもライ麦は、小麦のそばに生え、釣りでいう「外道:げどう」にあたる邪魔な植物でした。小麦にまぎれ易いので除草がなかなかうまくいかず、稲にたいする(ヒエ)というような位置にありました。


 Wikipediaによると


ローマ帝国では、貧困者が食べるものとしていたため、一時期栽培が激減したが、コムギより酸性土壌に強く、乾燥や寒冷な気候に耐えるため、スカンジナビア半島やドイツ、東ヨーロッパなどでは主要な穀物として栽培されていった。現在ではライ麦粉は小麦粉よりビタミンB群や食物繊維が多いことを認められて蔑まれることはなくなり、ヨーロッパ全土で栽培されている。

種子は粉にしてパンに焼いたり、ウイスキー(ライ・ウイスキーなど)やウォッカの原料としたり、また茎葉と共に家畜の飼料とする。ライ麦パンは色が黒っぽいことから黒パンなどと呼ばれ、小麦粉のパンよりも密度が高く、水分の抜けが少ないので日持ちする。パンの発酵にはイースト菌ではなくサワー種と呼ばれる何種類もの微生物が共存した伝統的なパン種を用いることが多い。

 種は2010.10.15日に1.5m2(平米)の土地に播きました。10.22発芽(発芽の様子:ただ種には赤い農薬がついていました)

2010.11.28日に麦踏み

健やかに育つ2011.2.16

人の背丈ほどになり出穂 光が少なかったか、密植すぎたかで小麦の3倍くらいの背丈になりました。 2011.04.10

花が咲き 2011.05.03

だんだん実が拡張していき収穫直前のライ麦 2011.06.18

収穫(その作業) 2011.06.21

収穫した実  2011.06.21

穂から取り出した実  2011.06.23

ご飯に混ぜて炊きました。量が少ないのであまり味は感じませんでした。  2011.06.23


そう言えば、紀ノ国屋で売っていた黒パン・・・パンパニッケルは美味しかったな。

Fixingと一緒に楽しむZopfが焼くライ麦パン

Fixingと一緒に楽しむZopfが焼くライ麦パン

今日の一句

道ばたで
コスモス(宇宙)織りなす
ヒメジオン


犬の散歩コースで、結構派手に開花していたのを愛でて。

        (2011・06・23)


小判草
われもなりたし
金持ちに

        (2011.06.24)


夏並みの
陽気に枯れる
紫陽花


いやああ、本日6月24日は暑かった。

  (2011.06.24)