虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

魚介類とハーブの相性  3つ

 ペパーミント→
  
 その1
 私は以前、刺身の「カツオ」は嫌いでした。同類のマグロに比べ、「風味が強すぎる=生臭い」からです。


 でも、ショウガを良く利かせてタレにすれば、その生臭さが薄れることを知ってからは、
カツオにショウガは不可欠になりました。それに加えてシソも加えることがあります。(ニンニクは、私から見て臭さを倍増させるので入れません。)


 ところである日の晩御飯では、庭に生やしている「ペパーミント」を刻んでタレに加えてみたところ、(ショウガ、タラゴン、ペパーミント)面白い食味になりました。カツオのもっとも生臭い香りが感じられると同時に、ペパーミントの涼やかな風味が感じられ、プラス・マイナスZEROになったのです。

 
この矯臭作用は強烈で、以後もカツオの刺身を食べる際は使おう、と思いました。
ミントの矯臭作用は、トルコ人がよく知っていて、ラム肉料理のシシカバブに使われているようですね。


 ミント類は種類が沢山あり、ペパーミント、スペアミント、アップルミント、ペニーロイアルミント(これは妊婦がたべてはダメだそうです)などなど、日本の風土に合っている、栽培しやすいハーブですね。てか、日本在来種のミント・・・薄荷(はっか)もあるくらいですから・・・


有名なところでは、ペパーミントは肉料理用、スペアミントはお菓子用・・・と言った気がします。(香りの質から言って)




その2:〆サバ(しめさば)とバジル


 バジルは、ヒマラヤ山麓原産のハーブですが、イタリアでとくに愛好され、トマト料理によく使われますね。
トマトと相性がいいわけですが、他の組み合わせはどうなのか、気になりますよね。なお、イタリアでいう「バジリコ」がバジルのことで、「ハーブの王様」とも呼ばれます。いつか牛ステーキをバジル風味で食べたことがあります。


今回は、「〆サバ」と「バジル」を組み合わせたのですが、カツオが、ミントで受けるほどのキツイ存在感を持つのに対し、〆サバはよりマイルドな受け方をしてくれるだろうと、合わせてみたら、いい組み合わせになりました。


そのバジルは栽培しています。栽培の容易なハーブです。

その3:サーモンとシソ


 この場合、サーモンは臭いがきつくないので、矯臭(臭いを改変すること、強い臭いをマスクすること)は必要なく、シソを加えてより美味しい食味にするためシソを加えました。



今日のひと言:どんな食材でも、それに合うハーブがあるという気がしますね。


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こころと体に効くハーブ栽培78種

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