虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

タバコの代替品:代替タバコ ・・・ニコチアナ以外でタバコになる植物


フキタンポポの葉→
(花と葉は、同時につかない)


 私はヘビースモーカーです。でも、この前急性喉頭炎を患ったこともあり、一日30本程度に止めています。(これでとどめているかどうかは疑問ですが・・・)
ところで、やはりタバコの毒性は気になるので、タバコのかわりになる植物はないか、以前調べたことがあります。いろいろ試してみましたが、ベストなのはシソ科のハーブでした。ミント(メンソール)系のタバコが人気あるのも解ります。シソ、ミント、セージ、ローズマリーなどです。



シソの葉キセルにいれてふかすと、なかなかいいのです。ちなみに、海草である海苔は、髪の毛を焼く香りがしたので論外でした。たんぱく質の含有量が多いんでしょうね。だから独得の悪臭になるのでしょう。



 ヨーロッパでも、「代替タバコ」がありまして、アイブライトゴマノハグサ科)、コルツフット(キク科)などがあります。いずれも薬草で、コルツフットなどは、呼吸器系の疾患に効果があるのです。コルツフットは、和名:フキタンポポ、正月、福寿草のかわりに飾られることがおおくなった植物である、といったら解るかな?ファルファラともいいます。花がタンポポ、葉がフキににているから、この名がついたそう。ただ、薬草として使うには、専門家の処方が必要になります。また、シソ科のハーブ・ホアハウンドも有用でしょう。ノド飴にも配合された歴史があるし、ノドの痛みを取り除く効果があります。
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20080928  ハーブ:ホアハウンド(クロニガハッカ):苦さはダテじゃない!!



 タバコの替わりに、これら「ハーブ・タバコ」が普及すれば、スモーカーたちも肩身の狭い思いをしなくても良いかもしれません。なんと言っても、コルツフットは呼吸器系の病気に卓効があるのですから。
以下、「はてなキーワード」より引用。

英:Eyebright
学名:Euphrasia officinalis (E.rostkoviana/E.stricta)
和名:ヤクヨウコゴメグサ
名称
学名のエフラシアはギリシャ神話でアフロディテに仕える3人のカリスの一人エウプロシュネ(「喜び(euphrosyne)」)にちなむ。分類したのはリンネだが、その基準標本には複数の種が混じっており、薬効のないものも含まれている。
特徴
ゴマノハグサ科一年草。綿毛に覆われた半寄生植物でやせた牧草地や荒地でイネ、スゲ、カヤツリグサ科の植物の根に依存して4cmくらいの高さに成長する。鮮やかな緑色をした葉はだ円で周囲に歯状突起があり、盛夏から晩夏にかけて咲く花の下の心弁は白あるいは黄味がかった薄紫色で、充血した目のような赤か紫の筋が通っている。ヨーロッパから西アジアに産し牧草地や山地、海辺にも見られる。
ハーブ
昔から目の健康に役立つハーブとして親しまれてきた。充血や粘膜の炎症を改善し、疲れ目やアレルギーによる目のかゆみ、ドライアイに効果があるといわれる。アイブライトティーとして販売されているが、飲用だけでなく、アイウォッシュとして使っても効果がある。ビールやワインにエキスを溶出させて飲んだり、またハーブタバコとしてきざんで調合して用いられるなど多様な利用法がある。
ギリシャの学者・テオフラストス(BC372〜288年頃)は眼感染症の外用するための浸剤を処方していたとの記録が残されている。ヒルデガルド(Hildegarde)の紹介で広く知られるようになり、この花の紫と黄色の斑点及び縞は、充血した眼の外観と大変よく似ているところから、「特微説」を通じて信用を獲得した。フランスではCasse Lunette「めがねの壊し屋」ともいわれ14世紀の医学書にはすべての眼病に効果ありと記されていた。
成分

「タンニン」などの“フラボノイド類”などの成分を含む。

また、コルツフットフキタンポポ)については以下のようになっています。(私が編集したのですが・・・)

お正月に飾られるお花は、従来「福寿草キンポウゲ科)」だったが、最近よく見られるのが「フキタンポポ」である。蕗の葉にタンポポの花というコントラストが愛でられるのである。キク科。
 もっとも、フキタンポポには呼吸器系疾患に効果があるというので、以前は西洋の「薬屋さん」が看板に掛けていたといわれる。利用には専門家の処方が必要。

 別名:ファルファラ、コルツフッツ(コルツフット


 
今日のひと言: 鹿児島在住で、いまは行方不明になっている中村安弘さんというかたが、「たばこの健康的利用法と多目的利用法について」という本を自費出版していて、そのなかで、ビタミンのニコチン酸アミド(ナイアシン)がニコチンから合成されるようだ、だからタバコ好きな人には味が好く感じるといった具合の論調で語っていました。私が以前入院していた病院でも、酒はご法度でも、タバコを吸える権利はありました。こんな記事も見ました。(前回に引き続き、再録。)

たばこ有益派の私はワクワクして、ある製薬会社の人に「各種の栄養ドリンク剤にほとんどのように入っているニコチン酸アミドというのはどうやって作るんですか?」と、たずねたら、「たばこのニコチンから作ります」と答えたのです。そこで他の本に確か「ニコチンを600度で加熱して生成する」と書いてあった記憶があったので「あー、過熱して作るんでしょ」というと「はい」と言われました。だからよく言うでしょう。「あなたの捨てたタバコの温度は600度。火の用心」って。(吸っていないとじきに消えるのですが…)だから、「本当に作れるんですか?」と問われても、私も色々調べても一般書籍には書いてないので、確証はありません。こんな百科事典までも「たばこ有益性」は削除されているのでしょうかね?

http://www.sizen-kankyo.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=118615
より。


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