虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

エンツァイの炒め物

ここにおいてあるのは、ここ10年以上栽培しているエンツァイ(エンサイ)の茎・葉です。夏の暑い盛り、炒め物にすると美味しい、中国南部から東南アジアに分布する野菜です。ヒルガオ科と言うことで、アサガオ菜という別名があり(アサガオヒルガオ科)、形態から空芯菜(くうしんさい)という別名もあります。茎の中が中空になっている・・・つまり竹のような茎といった感じですね。この植物は別名が多いです。親しまれている証拠?あるいは珍しい証拠?


炒めたてのエンサイです。グリーンがキレイです。味は単なる醤油にしましたが、本場の味を出したいなら、「魚醤」(ナンプラーとかニョクマムなど)を使うといいでしょう。このときに食べ終わるのが基本です。さもないと・・・





このように、黒ずんでしまいます・・・
味はおんなじですけどね。味は一級品の惣菜です。


ただ、この黒ずみが気になるので、以前お湯に軽く浸したこともあったのですが、やはり黒ずみました・・・サラダにしてみてはどうか、と思う今日この頃です。エンツァイのミドリは長持ちしない・・・


それに加えて、南方の植物なので、冬に種が取れない、という欠点もありますね。日本本土では、花(ちょうどアサガオみたいな)が咲いても、実は実らないのです。


私の好きな老子にいう「小国寡民:しょうこくかみん」という点からみても、遠くから運ばれる植物を食べ続けることの是非は?と思ってしまうのです。この点、言行不一致ですね。


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