虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

*スーパーのレジで。
「はい、1524円になります。」とレジの係員に言われたとき、あなたならどのように払いますか?たいていの場合、1000円札を2枚出すか、1000円札2枚と24円を出すと思います。私は、断然1000円札2枚派です。そうすると、コインで476円返って来ますね。1000円札2枚と24円では500円返ってきます。
 あたりまえですよね。
ところが、この2つの選択は大違いなのです。私は以前、コインの原価計算をしてみたことがあります。その結果、原価的には小額コインのほうが高いのです。500円コインなんて、原価は5.5円、10円コインは3.6円もあります。すると、500円コイン1枚より10円50枚のほうが断然!!原価が大きいことが解かります。紙幣に至っては原価はただみたいなものです。
 一国の経済が破綻するとき、通貨は「無意味」になります。でも、物としての価値だけを問えば、小額コインがベストであることになるわけですから、・・・・

   つまり、私は「小額コインを貯めているのです!!」まあ、こんな意識の主婦は、皆無でしょうがね。
「地域流通貨幣」あるいは「地域通貨」という言葉をご存知でしょうか?ほら、あちこちの商店街とかグループで、「擬似貨幣」を流通させる運動です、と言えば解かりやすいかな?実は私も、目論んでいるのです。コインを媒介とした「地域流通貨幣」を。その名は「ガロア(Galois)」。ガロアとはフランスの数学者で、「群論」という飛びぬけた理論を構築しながら、20歳で女性を巡る決闘で落命した、数学史上、奇跡の人と呼ばれる人なのです。偉大な業績を残しながらも、。位にさえなっていないので、私が単位にするのです。(「アホか、お前は・・」と言われそうですが。例えば、パスカルは気圧の単位に、ガウスは磁気の単位になっています。)次回は、その構想の概略をお話ししますね。

 なお、ちょっと似た話ですが、私の家の近くに公園があり、秋には木々の落ち葉が沢山出ます。焼却用に袋にいれられた落ち葉を持ってきて、落ち葉を庭に撒いたり、袋に水を入れて発酵させ、借りている畑の堆肥にしたりしています。この場合、落ち葉=紙幣みたいなものです。人がやることの逆をやる・・・これが私の流儀です。

    なお、ガロアについては、次のブログが面白いかも。中学校の数学教師がやっています。彼は「素数」に関心があるようですが、私も、素数は世の中の謎を解く鍵の一つと考えています。

   http://d.hatena.ne.jp/jizobosatsu/20051121



  地域通貨については、以下のブログがイメージを浮かべる源泉になるでしょう。
  http://d.hatena.ne.jp/ecov/20051111

  なお、ガロアについては、次のブログが面白いかも。中学校の数学教師がやっています。彼は「素数」に関心があるようですが、私も、素数は世の中の謎を解く鍵の一つと考えています。
   http://d.hatena.ne.jp/jizobosatsu/20051121