Wikipediaによると、以下のように書いてあります。(2010.10.30現在)
戦略的互恵関係(せんりゃくてきごけいかんけい)とは、外務省の説明によると、「日中両国がアジア及び世界に対して厳粛な責任を負うとの認識の下、アジア及び世界に共に貢献する中で、お互い利益を得て共通利益を拡大し、日中関係を発展させること」である。
具体例として以下の点が『「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明』の中で示されている。
1. 政治的相互信頼の増進
2. 人的、文化的交流の促進及び国民の友好感情の増進
3. 互恵協力の強化
4. アジア太平洋への貢献
5. グローバルな課題への貢献
掛け声は立派ですが、この題目はまったくの反故(ほご:無意味なこと)だと思います。まず、国VS国の間では、生存競争があるのは当たり前で、現在日本は中国に押されていますし、もし、アメリカが日本の後ろ盾をやめれば、中国は、ちょうどチベット民族やウイグル族の人たちにやったような、人民解放戦争ならぬ侵略戦争を仕掛けてくるでしょう。この事態になったとすれば、それは到底互恵関係とは言えませんし、パワー・オブ・バランスの変化が見られたというだけのことです。
中国、および中国人には信用できない資質があると思います。国家体制は、共産党による一党独裁、だからある意味、権力争いが激しく、最近の中国の学生による反日デモは、胡錦濤一派と、江沢民一派の内紛によるものだという情報もあります。でも、政権が不安定な分、対外的には、コワモテで行動するのでしょう。(さもないと、国内外で鼎の軽重を問われます)(鼎の軽重を問う:かなえのけいちょうをとう=足元を見られること)
中国人自体、どの国に移民に行っても、中華思想の影響かプライドが変に高く、その国には馴染まず、紅幇(ほんぱん)、青幇(ちんぱん)と呼ばれる秘密結社をつくることが多い、したがって組織犯罪も多いのです。民主党政権は、1000万人の移民を受け入れることを標榜していますが、そのほとんどは中国人であることが想定でき、この政策を実施したら、日本は在日中国人によって食い荒らされてしまうでしょう。愚策とはこのような政策をさすのでしょう。
中国は、日本に対しても、世界に対しても、なんら責任を負わない、負うはずのない国家なのです。こんな国と「戦略的互恵関係」が本当に組めると思っているほど、民主党政権はマヌケなのです。
今日のひと言:挙げられている5つの項目、正確には
1. 政治的にはお互い憎みあう
2. 国民同士の対外感情は最低
3. 尖閣諸島の帰属をめぐる争い
4. 東南アジア諸国への中国の横暴な態度
5. 中国はグローバルな問題を数多く生み出している
こんなところで。「戦略的互恵関係」は「存在しない」と言えるでしょう。もし、この関係があったとしても、いわゆる「片利共生」で、中国にとってのみ国益がある関係なのでしょう。

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