虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

大学生就職人気企業ランキング

 2007年文系、理系ごとの企業ランキングです。調査は「採用サポネット」。(http://navi.mycom.co.jp/saponet/)

文科系(「I:Invalid」とあるのは、非製造業)
1. 資生堂
2. JTBグループ(I)
3. ANA(I)
4. JAL(I)
5. 三菱東京UFJ銀行(I)
6. みずほフィナンシャルグループ(I)
7. サントリー
8. トヨタ自動車
9. ベネッセコーポレーション(I)
10. 積水ハウス

この場合、文系総合一位は男子で5.の三菱東京UFJ銀行(I)
    女子で1.の資生堂。(どれも今年初。)


理科系
1. トヨタ自動車
2. 日立製作所
3. 資生堂
4. サントリー
5. カゴメ
6. 松下電器産業
7. NEC
8. 三菱重工業
9. 本田技研工業
10. 東芝
11. 旭化成グループ
12. ANA(I)
15・ 積水ハウス

 理系総合一位と男子一位は4年連続でトヨタ自動車。女子一位は、文科系とおなじく資生堂。おそらく男女ともにJALとかANAが人気上位なのは、いまだにキムタクの「GOOD LUCK!!」の影響があるからか。斜陽産業なのにね。



以上のランキングで、顕著な傾向は、文科系で、Invalidな業種が上位10社中、6/10=60%を占めることであり、理科系の業種には、Invalidな業種はANAだけである。しかもベスト10外。


 文科系、理科系に共通して人気がある企業は、資生堂トヨタ自動車ANAサントリー積水ハウスなどであった。
また、化学系の企業は11.旭化成グループだけであり、バリバリの化学系の人気のなさが解かる。もっとも資生堂も化学系なのだけどね。もっとも、これはバリバリとは言い難い。




今日のひと言:学生一般は、市場調査が足りないと思います。現在の大企業が将来に渡って大企業である、という保証は、どこにもありません。