2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
島崎藤村の『若菜集』には、青春の喜びを告げる詩が多いように思いますので、青空文庫を参照して、この大きな詩集から、出だしの方の2詩を挙げてみます。 @初恋 まだあげ染めめし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり や…
昔、安保条約改定を押し切った岸信介(きし・のぶすけ:安倍晋三の祖父)は、後楽園で巨人戦に熱狂する国民の姿を見て、「見ろ、大衆は野球に興じているではないか」と嘯(うそぶ)きました。安保条約に関心を持つ国民など、少数派に過ぎないと断じたのです…
@スベリヒユ(滑莧、馬歯莧、ヒョウ菜、パースレイン、プルピエ) スベリヒユ科 (夏から秋)異名が多いのは、それだけ親しまれている証拠です。 農家にとってはこれほど忌まわしい野草もないでしょう。赤い茎が放射状に伸び、丸みを帯びた葉がついたこの野…
表題の作品集は、中国の行く末を憂いた魯迅(ろじん)が、中国人への警鐘を鳴らす意味で、作家自身と作品が見事に呼応したものです。 中国文明の素晴らしさを十分知った上で、その文明を貶めることを書くのです。 収録されている作品は、老子出関の逸話の「妥…
ジャズとロックは、どこかしら発生条件が似ていると思います。(このブログは前回のクラシックブログの続編です。) : http://d.hatena.ne.jp/iirei/20180828#1535406152 ジャズについては“Jass"という言葉の意味は性行為をさすスラングだったらしいです。…