木綿のハンカチーフ(太田裕美)の変な点
@不調だったPC、本日2014.12.10日、全面的に使用が可能になりました。この間、来てくださる方にはご迷惑をおかけしました。これからもよろしくお願いします。@
太田裕美さんの持つ柔らかい歌声は心地よく、NHK「みんなのうた」でも「パパとあなたの影ぼうし」とか「こんぺいとう」などで何回か起用されていますが、今回は彼女の出世作とも言える「木綿のハンカチーフ」を取り上げます。
曲自身はこんな感じでした。
都会に出て、どんどん変わっていく青年と、それを憂う女性の対話形式でこの曲は進行していきますが、結局はこの二人の恋人の仲は破綻するのですね。その辺の経緯が克明に描かれます。
そもそも、この曲は、作詞家の松本隆さんの出世作でもあるのですが、彼は「こんな歌詞に曲など付けられないだろう」と考えていたそうですが、筒美京平さんがしっかりした曲を付けたのには、松本さんも驚いたでしょうね。
この曲にまつわる話で考えさせられるのは、この曲がはやっているからと、恋人に「木綿のハンカチ」をあげる男の子がいたそうです。でも、受け取った女性は、「彼に振られた」と悲嘆の涙に暮れるという落ち。歌の内容には無頓着で、「危険な」グッズを恋人の女性にあげてしまう男性と、曲の中身についてよく理解していて、「木綿のハンカチ」で恋の破綻を感じる女性。・・・性差でしょうか。
そう、男という生き物は、細やかな心の働きには無頓着であることが多いのです。恋人同士で行ってはいけないデート・スポットとして、映画館が挙げられるようです。女性は心理描写にうるさく、男性はアクションという外的なものにうるさい、といった具合に、興味の持ち方が違いますから、同じ映画を見ても、すれ違いが生まれうるということでした。
さて、それから、最近この曲を久しぶりに聴いてみて、私がこれまで誤解していた歌詞が2箇所ありました。
1)♪****・・・私は「星の」を「欲しいの」と聴いていました。これでは、「彼女」は素朴でもなんでもなく、俗物であるというように聴こえてしまいます。
2)♪****・・・私は「煤けた僕の写真」とずっと思っていました。これでは彼は炭鉱労働者か煙突掃除人であることになってしまいますね。そんな条件なら、彼が彼女の元に戻ってくるというように話は進むでしょう。
このように聴こえてしまうのは、太田裕美さんの歌声が幾分か「舌足らず」で聞き取り
にくいことも理由のひとつかも知れません。
今日のひと言:太田さんは、この「木綿のハンカチーフ」が大ヒットした後、なにかと
いうと何処へ行っても、この曲がリクエストされるのが嫌だったそうですが、それは吹っ
きれたとのこと。なお、この曲の続編のような、対話型の歌・・・「赤いハイヒール」も歌
っています。これは小ヒットだったかな。
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今日の料理
@ハーブ、野菜こまごまとした焼きうどん
あいかわらずパセリもあるし、コリアンダーもちょっと消費したいので、庭から野草のハルノノゲシ、野菜の聖護院ダイコンの葉、キャベツなどを、バラ豚肉の薄切りと炒めました。
案外香りの強いハーブでも、他の野草、野菜、ソースに負けてしまうこともあることが解りました。
(2014.12.04)
@芋がらの煮付け
古来から伝わる日本の伝統食。サトイモの葉柄をアク抜きして砂糖、醤油で甘辛く煮ます。味は、ちょうどカンピョウのようです。
(2014.12.04)
@鶏レバー入りカレーライス
愛犬・タエコにあげるレバーが余ったので、カレーに入れました。豚肉、ブロッコリーも入れて、ニン・タマ・ジャガの定番野菜とともに、煮込みました。美味しかったです。
(2014.12.05)
@牛丼
牛肉肩ローススライスを湯通ししたあと、芋がらの残り汁・タマネギ・生姜少々で煮込みました。
(2014.12.06)
今日の一句
ネギの山
晩鐘ほどの
風情なし
収穫したネギの「廃物」をもとの畑に持ってきているようです。あくまで廃棄物という感じだなあ。ミレーが描いた農民は、もはやどこにもいないのでしょうか。
(2014.12.09)