虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

足裏ケアのいろいろ(魚の目、ひび割れ)

私はこれまで、足の裏のトラブルに色々悩まされてきました。特に20代中盤ころの「魚の目」と、40代半ばを過ぎてからの「かかとのひび割れ」です。どちらも、患部に刺激を与えると、ずきっと痛む辛いものでした。


「魚の目」の場合、後述のHPに出てくるように、私が患ったのは「魚の目」ではないようです。「魚の目」は患部が硬い皮で隆起するものですが、私のは患部が回りの皮膚より薄く、その落差で痛むようでした。「魚の目」とは逆です。そして色々試行錯誤しました。最終的に、患部に手を入れるのではなく、患部の周囲の皮膚をちょっとづつ薄くすることを重ねるうちに完治しました。その経験からすると、以前入院していた病院で、ある人のケア(処置)のため毎朝患部の「カサブタ」を削り取り、「治らないなあ」と牧歌的なことを看護師が言っていました。この患者の病状が私と同じものだったなら、無駄な治療行為でしたね。


さて、その「魚の目」についてですが、以下のようなHPがありました。


魚の目とは、皮膚を守っている角質が厚くなって、皮膚の深いところまで入り込んでしまう症状です。真ん中に固い芯ができるので、その部分が魚の目に見えることか「魚の目」といいます。


医学用語では正式には「鶏眼」といわれています。
固い部分が皮膚を圧迫し、常に刺激を受けている感じになり、ひどくなると歩くこともままならない状態になることもあります。早めの治療が大切です。


そういったことからもわかるように、魚の目は皮膚の同じ部分に長い間圧迫する力がかかることにより引きおこされるのです。


具体的には、靴のサイズがあわない、ヒールの先端が極端に細く、常に足先に圧迫を与えながらの生活などを行っていると外反母趾の原因にもなったり、土踏まずが形成されずに扁平足の状況の中で、ある部分に極端に力がかかったり、変な歩き癖のために体重による力が偏ってかかったりすることを続けていると魚の目の原因となります。


誤った治療

よく、魚の目にかかった場合、改善のために周囲の固くなった皮膚を削っているということを聞きますが、逆効果で改善が見られないことも多いです。
かなり深く角質が奥の方に入り込んでいる場合、自分で皮膚を削るのでは、全く効果が出ないばかりか症状が悪化することもありますので、早めに皮膚科での診察をお勧めします。扁平足等足の形に原因がある場合は整形外科での治療も必要かもしれませんので相談してみましょう。

http://uonome.hamazo.tv/e1118242.html  より


また、「かかとのひび割れ」については、鍼灸院に通って痛みを訴えたところ、通電治療を何回も受けましたが、改善せず、整形外科にかかったところ、かかとにひび割れがあることが解り、「なんだったんだ、あの鍼灸院の治療」と思ったものです。そして、このひび割れについては、いまだ完治していません。足浴して白い・硬い部分をオルファカッターナイフで弟に切ってもらい、ヤスリを掛け、皮膚を平坦化し、乳剤でケアするというのが基本ですが、どこがいつ割れるか、まったく予断を許さないのです。面白いことに、カッターが入りすぎ、出血すると、以後の経過が良くなるようです。平坦化が促進されるからでしょうか。


 2012年末、ブログ友達のwhitewitchさんからプレゼントされた物たち・・・乳剤・ロコベースリペア クリームマツモトキヨシだけで売っている商品)、目の荒い韓国製のヤスリ、そして風呂場での冷水・温水交互に30秒くらいづつ数回漬ける作業など・・・が相俟って、現在は良好な状態です。


「足の裏のケア」という意味で、欧米発祥のリフレクソロジーという医療技術があります。中国医学の経絡・ツボとはちょっと異なるようですが、参考までに挙げておきます。

リフレクソロジー(Reflexology)とは、反射療法とも呼ばれ、主に足の裏(手の平等を含む場合もある)の特定部位を押せば体の特定部位に変化が起こる現象を活用し、疲労の改善などをはかる療法である。


名称の由来は、REFLEX(反射)とOLOGY(学や論の意味を表す名詞を作る接尾語)を合わせた造語であるとの説が有力。利用者側からは日常の会話では、短縮形で「リフレ」と呼ばれることもある。リフレクソロジー普及初期には「足裏マッサージ」(下記参照注意)とも呼ばれていた。


リフレクソロジーを行う人はリフレクソロジスト(Reflexologist)と呼ばれる。


リフレクソロジーは、アメリカが発祥である。アメリカ人医師であるウィリアム・フィッツジェラルド (William H. Fitzgerald) (1872年 - 1942年)が手術中の患者がベッドの梁などに手足を押し付ける行為を観察し、これを医学的に研究したところ、痛みを和らげる効果があることがわかり、「ゾーン・セラピー」という本を発表した。アメリカの理学療法士、ユーニス・イングハム (Eunice D. Ingham) (1899年 - 1974年)は、フィッツジェラルドのゾーン・セラピーを発展させ、足の特定の部位(内臓反射区)が身体の各部位に対応していることを突き止め、「フットチャート」(足の地図)を作った。フットチャートは「足裏反射区図」と呼ばれることもあり、面としてとらえているところに特徴がある。


〔注〕フットチャートは、「足裏ツボ図」と表現されることもあるが、リフレクソロジーで刺激する反射区は、指圧点であるつぼ経絡経穴)とはまったく関連性が無く「足裏ツボ図」という表現は正しくない(リフレクソロジーが"面"でとらえるのに比べ"つぼ"はバラバラの"点"でとらえていることをはじめとして、様々な相違点がある)。いわゆるマッサージ・あん摩・指圧とリフレクソロジーは似てはいるが、マッサージはフランス生まれであり、あん摩と指圧は中国の経絡経穴思想などの影響をうけて日本で誕生した手技であり、リフレクソロジーとは、起源や歴史、理論もまったく異なるものである。

  Wikipedia より


今日のひと言:私は若いころ、一日20、30kmくらいは平気で歩く健脚家だったですが、そのころの無理が今になって我が身に祟っているような気もします。


足裏・手のひらセルフケア

足裏・手のひらセルフケア

おうちでできるリフレクソロジー&フットケア

おうちでできるリフレクソロジー&フットケア



今日の料理


ラタトゥィユ



この料理を作ったのは久しぶりでした。

http://d.hatena.ne.jp/iirei/20090824#1251092373

野菜をなんでも好きなものを入れて、煮込んだ、南フランス風料理です。今回はニンジン、玉ねぎ、ニンニク、ジャガイモ、ナス、キュウリおよびホールトマト一缶。味付けとしてはチキン・ブイヨン2個、ローレルタイム。冷やして頂きました。・・・なんか、トマトの存在感が大きく、むしろイタリアのミネストローネになったか、と思いました。(実際、よく似た料理です。)

  (2013.07.04)



今日の詩


@アメリカセンダングサ


群落↓


アメリカから来るものに
碌なものはない
資本主義を運んできたペリー、
アメリカザリガニ
アメリカシロヒトリ
アメリカカンザイシロアリ・・・・
そして
アメリカセンダングサ



この植物は
種子の先端が
碇(いかり)のように
二股になっていて、
接触する衣服、動物の被毛に
強くくっついて運ばれる。



特に犬を飼っているわが家では
被毛についたこの種を
除去するのは面倒である。



そこで今からなら・・・
と、犬の散歩道に生えている
この草を引き抜いてきた。
私ができる範囲はここまで・・・
つまり、公道のような施設なら
大手を振って草むしりができるが
私有地に生える雑草は所有者に
任せるしかない。



とても除草などしない農家の
道近くが散歩コースになっているのだ・・・
道端にはアメリカセンダングサが嫌というほど
生えている。



そして、全般的に去年にも増して
アメリカセンダングサは、はびこっている。


注:私は資本主義が悪いと主張していますが、返す刀で共産主義も悪い、と主張します。では、第三の道は・・・シルヴィオ・ゲゼルスタンプ貨幣あたりの発想に期待しています。


  (2013.07.05)


帰化植物の自然史

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