虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

パウル・クレー〜描線と色彩の魔術師

シンドバッド→ この人の抽象的な絵は、意味不明のため、国語とか美術の教科書の表紙をかざることが多く、私もそういった教科書を使った一人です。 ただ、美術の教科書に載った彼の絵を見ると、人の顔の絵がラフに描いてあるだけで、「手抜き」か、この画家!…

パウル・クレー〜描線と色彩の魔術師

「新宗教ビジネス」〜〜島田裕巳の新作

かつて「幸福の科学」の総裁、大川隆法氏をけちょんけちょんにけなす「大川隆法の霊言:JICC出版」を共同で上梓して、私を散々笑わせてくれたのですが、一方で、危険な宗教団体「オウム真理教」に肩入れして、世の中を唖然とさせて株を下げた島田氏の近作で…

ロシア五人組の音楽・・・曲への愛

ロシア五人組は、19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家集団のこと。次の5人からなる。 • ミリイ・バラキレフ(1837年 - 1910年) • ツェーザリ・キュイ(1835年 - 1918年) • モデスト・ムソルグスキー(1839年 - 1881年) • ア…

カミーユ・クローデルの悲劇―彫塑(ちょうそ)

ワルツ→(男女の魂の融合を表したみたいな・・・)http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/go/314.html 彫塑という言葉は、「彫刻」と「塑像」をあわせた言い方です。「彫刻」は、素材を削っていって完成するのに対し、「塑像」は材料を足していって完成させ…

カミーユ・クローデルの悲劇―彫塑(ちょうそ)

「犬夜叉」の最終回・・・高橋留美子の才能

私は以前、過去ログで、「犬夜叉」(高橋留美子)を取り上げた。 「エンドレスなラセン階段」:http://d.hatena.ne.jp/iirei/20061109以下のように書いた。 そもそもこのお話は、戦国時代にタイムスリップした現代の女子中学生(かごめ)が、半妖の少年(犬…

SFマンガ家・あさりよしとお

私がマンガクラブにいた1981年、週刊少年サンデーに「超大型」新人現る!!・・・との触れ込みで掲載されていたのが、「あさりよしとお」の「木星ピケットライン」。 宇宙の小惑星が地球に接近し、あと1年で地球にぶつかるという設定で、まるで「タモリ…