ヴィオリラの調べの美しさ
春風献上。明けましておめでとうございます。Ein Glückliches Neues Jahr!!
私がヴィオリラという楽器を知ったのは、mixiの記事によってでした。東京都狛江市が2009年12月13日に主催した野外(駅前)コンサートで、ピアノ(キーボード)の寺岡大悟さんと、このヴィオリラ奏者の桂宏美さんの2人が共演していたのです。「枠にとらわれない音楽」とmixiの書き手は形容していました。野外コンサートという意味からでしょうか。ユーチューブでも、その映像は「最初から今日まで 桂宏美」と検索すればいまでも見られます。↓それがこれ。
桂 宏美(かつら ひろみ、1975年12月8日 - )は、群馬県邑楽郡大泉町出身の女性シンガーソングライター。川崎市高津区在住。 「歌とヴィオリラ」で関東を中心に各地でイベント出演、ライブ活動をしている。福祉の体験を音楽活動に生かす「歌う介護士」という顔も持つ。
@4歳からピアノを始める。
@16歳より本格的に歌い始める。
@群馬県立館林女子高等学校を卒業。
@大泉保育福祉専門学校福祉科を卒業。(乗峯ゼミで音楽療法を学ぶ)
@イシノ療護園(身体障害者療護施設)に2年間勤務後、ヤマハ音楽院に入学。
@2001年より、TVドラマや再現ビデオCMなど芸能活動を始める。
@2003年、ヴィオリラ奏者として、ヤマハにて養成。
@2005年、ヴィオリラアンサンブルユニット『こんぺいとう』のメンバーとしてライブ活動後フリーになる。
@2006年、ソロ活動開始。
@現在、ヴィオリラのほか、ピアノ、クラシックギター、エレキベースを操って作詞作曲をしながら、イベント出演、ライブ活動をしている。
彼女、私が幼少期を過ごした場所と近い町の出身です。邑楽=おうら、と読みます。
https://cplus.if-n.biz/5001115/ 桂宏美〜公式Blog〜
http://www9.ocn.ne.jp/~zurazura/
ユーチューブを聴いていただくと、ヴィオリラの表現力が決してピアノにも劣らないことを感じてもらえると思います。「冬のソナタ」のテーマソングである「最初から今日まで」を演奏しても、この曲に命を吹きこめられるアンサンブルですね。この楽器についてさらに書くと
ヤマハ株式会社の生熊正広を中心としたチームにより、21世紀に入ってから大正琴を基に開発された鍵盤を有する弦楽器である。同社が一連のサイレント楽器で培ってきたノウハウが導入されているため、これ自体も一部で「サイレント大正琴」として紹介される事もあるが、後述するようにその実態は大正琴の枠に留まらないものとなっている。なおヤマハ公式サイト上ではサイレントシリーズとは別枠扱いとして紹介されている。
演奏自体は比較的容易であるが、実売で10万円前後と必ずしも「手軽な楽器」とは言い難いところがある。また、後述のように様々な意味で自由度が高いため、現状ではチャップマン・スティック同様、マニアックなポジションに位置する楽器である。
(中略)
大正琴と同様のピック弾き以外にも、ヴァイオリンのように弦を弓で擦る、ギターのように指で弾く、ツィンバロムのようにスティックで叩く…等の複数の奏法が使える。擦弦楽器・撥弦楽器・打弦楽器の性格を併せ持つ事で、ヴィオリラは単なる「エレキ大正琴」の枠に留まらない独自性を得ている。
(引用はWikipediaより)
なんと、ヴィオリラは、古臭いと思われがちな「大正琴」がベースになって作られたものなのですね。驚きです。既存の楽器で音程と音色がもっとも似ているのは「ヴィオラ、チェロ」のように思え、音のカバーする音階も広いとも思われます。
↑レモンバームさんの挙げていた曲。「あなたへ」
今日の一句
新宅で
スズメしぐれが
降り来たる
最近、竣工した近くの家で聞いて、見たこと。何故かスズメが新宅の屋根に集まっていたのです。セミしぐれではなくスズメしぐれとしたのが、この句の特徴です。
(2010.12.30)
- アーティスト: 桂宏美
- 出版社/メーカー: ナウティムレコード
- 発売日: 2010/04/01
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