虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ノンアルコールビールと成分調整牛乳

近頃、市場では製品の特質を意図的に除去した飲料がもてはやされています。そこで、それらの製品の代表格であるノンアルコールビールと成分調整牛乳についてまとめてみます。まずはノンアルコールビールから。通常のビールの製造工程ですが お湯に麦芽の一部…

速水御舟の炎舞〜梯子(はしご)の上り下り

ここに挙げる絵は、大正・昭和期を走り抜けた日本画家・速水御舟(はやみ・ぎょしゅう)の代表作・「炎舞:えんぶ」(重要文化財)です。1925(大正14年)。紅蓮の炎に引き付けられ、集る蛾たちの姿を描いた一見具象的な絵です。でも、よく見てみると…

中島敦・メガネの奥には

私の好きな小説家 その2(完)中島敦 (wikiより)→ 中島敦(1909−1942)といえば、二大中篇小説「李陵」・「弟子」とか高校の教科書によく採用される「山月記」などが有名な小説家で、とくに「李陵」と「弟子」は傑作と言っても良いか、と思えます…

中島敦・メガネの奥には

梶井基次郎の妄想〜「愛撫」

私の好きな小説家 その1梶井基次郎(wiki)→ 梶井基次郎(かじい・もとじろう)は、感性豊かな小説家です。結核の療養のためにいた伊豆で、「美しい」と飾っていたリンゴを三好達治が食べたとき、三好をポカッと殴ったという逸話があります。 感受性ゆたか…

梶井基次郎の妄想〜「愛撫」

足裏ケアのいろいろ(魚の目、ひび割れ)

私はこれまで、足の裏のトラブルに色々悩まされてきました。特に20代中盤ころの「魚の目」と、40代半ばを過ぎてからの「かかとのひび割れ」です。どちらも、患部に刺激を与えると、ずきっと痛む辛いものでした。 「魚の目」の場合、後述のHPに出てくるよ…

鳥獣人物戯画絵巻(鳥獣戯画)・・・世界初のマンガ

この絵巻物を知らない日本人はいないでしょう。カエルとウサギが相撲を取り、見事カエルがウサギを投げ飛ばすという絵などは、とくに人口に膾炙していると思います。 ただ、私がこの鳥獣人物戯画絵巻(ちょうじゅうじんぶつぎがえまき:国宝)を知ったのは、…