脱力系ヒーロー:ワンパンマン+午後3時ごろ咲く花たち(2本立て)
ワンパンマン:(趣味でやっている)驚異の脱力系ヒーロー
ここに恐るべき男がいます。卵のようにつるつるなスキンヘッド。むかしのヒーロー:月光仮面のようにマント。ヒーロー協会という団体に加入するまでは、次々に登場する怪人たちを、「たった一発のパンチで粉砕し」、人類を何度も消滅の危機から救ってきました(加入後も)。それでOne punch man:ワン・パンチ・マン(略してワンパンマン)。ただ、ヒーロー協会の役員はひとを見る目がなく、ニックネームが「ハゲマント」といういささかアブナイ人物のように聞こえるものです。(小学生の女の子に、マントを広げて局部を見せびらかす変態のおっさんのように。)
このマンガ(原作はネット上の作品:ONEによる、これにプロの漫画家:村田雄介が絵を付け、「となりのヤングジャンプ」に連載され、アニメ化もされました。)私は今年になって職場の友人に存在を教えてもらいました。最初は『アンパンマン』のことだろうと思いましたが、違うらしい。アンパンマンは、お話しの終盤にバイキンマンをはるかかなたに殴り飛ばす・・・そっくりだと思ったわけです。アンパンマンは、勧善懲悪を子供に奨めることがお決まりですが、ワンパンマンの場合は、その枠にとどまりません。マンガ最初のお話は、巨人である怪人:ワクチンマンが登場します。この怪人は、「人類とその文明は、自然を破壊して来た、私は地球にとってのウイルスである人類を滅ぼすべきだと言う地球の意志によって生まれたワクチンだ」、と。そして人間をたくさん殺すのですが、ワンパンマンの一発のパンチでミンチにされてしまいます。でも、ワクチンマンの主張には筋が通っています。たしか哲学者:ショウペンハウエルが書いていますが「地球は病気だ。最大の病原体は人間だ」・・・この論理の組み立て方にならってワクチンマンの性質が設定されたのだと思います。
ワンパンマンとしては、人類から脅威を取り除くため、「問答無用」とばかり自分に襲いかかってくるワクチンマンを一撃のパンチで屠ります。・・・どっちが悪だか一概に言えません。
ワンパンマンの強さは、「宇宙一の強者」でさえ凌ぎ、もはや動物で太刀打ちできる者はいません。もはや、敵は神様だけでしょう。このマンガ、そんな単純なストーリーながら、受けています。何といっても、コミックス最新刊がセブン・イレブンに並んでいるらしいです。(コンビニは、売れ線の商品しか置きません。)では、読者は、このマンガになにを求めるのでしょう?・・・すぐ思い浮かぶのは「ヒーロー(英雄)願望」です。小賢しく・腐敗した政治家を断罪して、新しいリーダーを選ぼうという精神的トレンド。いわばヒーローを渇望したドイツ国民が、ヒットラーを歓喜の涙と共にリーダーとしたように。ヒーローがいたとして、その受容の問題がありますが、正当に評価されないワンパンマンは、ヒットラーになることはない、と思われます。ヒットラーのような汚らわしい野心はないし、単に怪人を屠ることを唯一の仕事にしているのですから。もちろん、間近で彼の実力を見た者たちは、彼を最強と認めます。
『ワンパンマン』は純然たる脱力系ギャグ漫画であり、主人公は、崇拝の対象にはなりません。むしろ興味深いのは、彼が怪人相手に戦っている姿を見た人が少なく、ヒーロー協会のアホたちは、彼をヒーローランキング下位に挙げています。ゴミの中の純金・・・これがワンパンマンの現在です。やはり、なかなか正当に評価されないのです。もちろん、ランキングには関係なく、凶悪・強力な怪人たちを屠り続けます。ああ、次の巻が楽しみです。(1週間で1冊、弟が買ってくるので、ありがたく読ませてもらっています。現在14巻まで、読みました。全部で23巻くらいまで出ているようです。)
午後3時ころ咲く花たち3種:その名も三時草
植物の生態を見ていると、たまに面白い偶然に出会います。これから列挙する植物3種は、分類される科もバラバラながら、だいたい午後3時ころ花が咲くとして、有名なものです。
1) ハゼラン
2020.07.25 撮影
wikiハゼラン(爆蘭、米花蘭、学名: Talinum crassifolium、英:coral flower)はハゼラン科の多年草で、鑑賞用に栽培もされるが、現在は多く野生化している。
南米原産で日本には明治時代にもたらされた。
メキシコ、カリブ海地域、西アフリカ、中米と広い分布域を持ち、セイロンほうれん草 (Ceylon spinach) の別称がある。
葉は長さ数cmで多肉、互生する。夏に高さ30cmほどの茎の先に円錐花序を出し、径3mmほどの赤い5弁の花をまばらにつける。ただしこの花は午後の2 - 3時間ほどしか開かないので(そのため三時花などとも呼ばれる)、円錐形のつぼみや丸い実の状態で見かけることが多く、線香花火を連想させる(ハゼランの名はこのイメージから)。
熱帯で多肉の葉を野菜として利用するT. fruticosumと近縁で同種ともされる。
2) 三時草
2020.09.16 撮影 (上部は花の札)
三時草は午後3時から日暮れまでお花を咲かせてくれる多肉植物。多肉植物には、お花を楽しむものもあるんですよ♪この三時草は照波(てるなみ)ってよばれることもあるみたいです。山野草という意見と、多肉植物という意見があるみたいなんですけど、わたしは多肉植物として紹介したいと思います。(だって、多肉植物ってポップもあったしw)
背丈は決して高くなくて、ツンツンした肉厚な葉っぱが特徴的。多肉っぽい感じ満載ですwこの三時草なのですが、乾燥しやすくて風が強いベランダでも育つといわれるくらいの強靭さを秘めています。
https://taniku-succulent.com/blog-entry-252.html
3) ヒツジグサ
ヒツジグサ(wiki)
地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を1つ浮かべる。花の大きさは3cmから4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほどの白い花を咲かせる。花期は6月から11月。
未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから、ヒツジグサと名付けられたといわれる。ただし、実際は朝から夕方まで花を咲かせる。
日本全国の池や沼に広く分布している。寒さに強く、山地の沼や亜高山帯の高層湿原にも生えている。
日本以外ではシベリア、欧州、中国及び朝鮮半島、インド北部、北アメリカに分布している。
・・・いかがでしょう?なんとも不思議な現象・植物たちです。そして、なぜ午後3時ころ咲くのか?というのはミステリーです。もちろん、植物が花を咲かせるのは、風媒花などの例外を除き、受粉を仲立ちする虫を集めるためです。ならば、虫たちが集まり易い時間帯に花咲くのが常道でしょう。でも、私の経験上、たとえばヤブガラシの場合は朝からずっと花が咲き、いろいろな虫が集まってきて、蜜を吸い、受粉させています。そこには怖いスズメバチもやって来て、厄介なのですが、午後4時くらいには、ばったり来なくなります。それを見計らって、私は庭のヤブガラシを除草しています。
2時~3時に花を咲かす、上述の3種の場合、どんなメリットがあるのでしょう。虫を集めるなら、酷暑で正午前後に虫が動けない時間を避けるなら、朝の9時、10時とか、午後の2時、3時あたりを狙って開花するのがベストな選択だと思います。その意味では、この午後の時間帯に開花するという戦略・戦術は当を得ているのかも知れません。
今日のひと言:十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)では、「未」は時間として午後1時~3時、「申」は3時~5時に相当するでしょう。この辺の、暑さが一段落する時間帯に開花するというのは、とってもクレバーかも知れないですね。
今日の一品
@ザーサイ(搾菜)塩漬け
カット前
カット後
ドン・キホーテで、安い中国食材:塩漬け搾菜を買いました。大3個ほどのパックで150円くらいだったか。表面の唐辛子を洗い、ザーサイを好みにカットし、30分強、水を2、3回取り換えながら塩抜きしました。塩を抜きすぎても美味しくない、というので塩辛さは残しました。
(2021.07.16)
@タケノコとサンマ缶の煮物
サンマ缶が賞味期限を過ぎたので、調理してみました。水煮タケノコをカットし、シャトルシェフに。前に「新生姜の味噌漬けに使った味噌でタケノコを煮、しばらく保温調理。最後にサンマ缶(の中身)、刻みパセリを入れてちょっと火を通す。
(2021.07.16)
@セロリとエビのグラタン
弟作。フライパンでホワイトソースを作り(牛乳、バター、薄力粉、塩)、耐熱皿にセロリ、エビを取ってホワイトソースを混ぜ、チェダーチーズを乗せ、1000W,12分くらい(注:オーブントースターを取り替えました。)セロリの強烈過ぎる匂いが緩和され、美味でした。
(2021.07.18)
@インゲンと生キクラゲのゴマよごし
1袋50円のインゲンマメ(野菜無人販売所)、一個90円生キクラゲ(スーパー)を合わせ茹で、ゴマよごしに。
(2021.07・18)
今日の六句
プレートも
数字が同じ
ペアルック
最近近所で新築工事を終えて入居した夫婦、自動車の車種も同じ、ナンバープレートの「かな」だけが違う統一振り。正直「気持ち悪い」です。
(2021.07.16)
こんなでも
農薬よりまし
草刈りか
(2021.07.16)
遠くまで
目立つ白花
イタドリや
芽生えの頃は山菜にもなるイタドリ、見事な白花です。
(2021.07.16)
赤蛇か
緊張したり
鉄の棒
水路にありました。
(2021.07.17)
皇海山(すかいざん)
起点に湧くや
夏の雲
左端がこの山。入道雲です。
(2021.07.17)
丸坊主
草によっては
好都合
一斉草刈りをしたのですが、この行為によって生き延びた草が再び大いに茂ることがあります。
(2021.07.20)
今日の写真
この花、なあに? (2021.07.20)
☆☆過去ログから厳選し、英語版のブログをやっています。☆☆
“Diamond cut Diamond--Ultra-Vival”
https://iirei.hatenadiary.com/
ダイアモンドのほうは、週一回、水曜日か木曜日に更新します。
英語版ブログには、末尾に日本語ブログ文も付記します。記事は
虚虚実実――ウルトラバイバルとはダブりませんので、こぞって
お越しを。