虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

野菜ジュース缶の食材・栄養価・食味:2社の比較

野菜ジュース缶の食材・栄養価・食味:2社の比較

ここで挙げるのは、@:I社のジュースで、30種の野菜配合、野菜350g配合、190gです。@:K社のそれは32種の野菜と果汁で(ほぼ半分づつ)全体で280gです。


ここで、成分表をエクセル化し、両者の含有成分(野菜汁あるいは果汁の含有のある・なし)の比較をしてみます。


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ここで注意したい点があります。


アブラナ科系統の野菜で最も有効だと思われる「ケール」はどちらでも配合されていますが、これが含有されているなら、キャベツ、芽キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリーなど同類のアブラナ科キャベツ系植物は無用かと思います。(「青汁」を日本初に開発し、八名信夫に「まずーい、もう一杯!」と言わしめ、バカ売れのセールを記録した「キューサイ」が、ついついケールではなくキャベツを製品に入れていたのが発覚し、信用を失った事例は大きな意味を持っていますね。)


@微量有効成分の含有。ビタミンB12は、微量で脳の調子を整える重要な栄養素で、これは基本的には植物には含まれず、動物から摂るのが普通ですが、ここにアシタバコンフリー(ハーブ)だけは例外的にこのビタミンを含みます。アシタバは伊豆諸島特産のセリ科野菜で、I社、K社の野菜汁の両方に含まれます。(もう一つのコンフリーについては、毒成分も含まれているので飲み食いは避けるようにと厚労省は言っています。ちょっと味わうには良いです。私はコンフリーを栽培しています。)


セレン。これは極微量で生理活性があるミネラルです。糖尿病に効くと言われています。mg(ミリグラム)ではなくμg(マイクログラム)単位です。これは、両者の野菜組成で白菜が共通です。
また、クロム(3価)。これも糖尿病に効果があるとされる極微量のミネラルです(μg)。両者の使用野菜をくらべてみると、赤ピーマン(多分パプリカ)、カボチャ、ケールが共通の野菜になっています。
https://k-nihondo.jp/gold/column/%E6%88%90%E5%88%86/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%81%AE%E9%A3%9F%E3%81%B9%E7%89%A9TOP100.html

:クロムをふくむ食品ランキング


こう見てくると、両者とも、テンデンバラバラに野菜をジュースにしているのではなく、要となる植物は洩らさず缶に納めていることがわかります。相談して決めたとも思われませんが。



今日のひと言:実際の味を比べてみると、I社製品は、ニンジン・トマトの味を基調としていて、この2つに違和感がない人は美味しいと思うことでしょう。私は美味しいと思いました。K社製品は、果物と野菜の汁が半々で、どっちつかずで、私は飲みにくかったです。



ビタミン・ミネラルの本 (Tsuchiya Healthy Books 名医の診察室)

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今日の一品


@バラカルビ肉炒めライム掛け


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カルビに塩を振りオリーブオイルを敷いたフライパンで炒め、バジルソースを絡めて火から降ろし、仕上げにライム(防かび剤不添加)半個を掛けました。さわやかな味。

 (2019.03.14)



@ライムスパゲティ


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前日使ったライムで、スパゲティソース。茹でたパスタにライム汁、永谷園のお茶漬けの素(袋の6割くらい)、黒トウガラシを混ぜて食べました。黒いと言っても、紫色が濃くなった色です。トムヤンクンをイメージしました。

 (2019.03.15)



@ウドのごましゃぶ和え


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乱切りし、酢で晒したウドを軽く茹で、ごましゃぶで和えました。ウドは皮でキンピラも作れますが、面倒なので全体を乱切りして調理してしまいます。

 (2019.03.15)



@ネギのコンソメ煮ギシギシ添え


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ギシギシ


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料理のわき役になることが多いネギ。今回は主役です。小口に切ったネギを、コンソメ2個を溶かしたお湯で茹で、トウガラシ(大辛:羅帝)を投入、最後にヌメリが美味しいギシギシの新芽を加えて少々火を通し、降ろします。ヌメリがネギにも移ります。

 (2019.03.16)





今日の詩


澤乃井(さわのい):清酒


今日久しぶりに清酒を買った。
東京に住んでいた頃、
よく呑んだ奥多摩銘酒:澤乃井


酒には思い出が付きまとう。
醸造元小澤酒造は御岳山の麓、
青梅線:沢井近くに工場がある。


詩人の山尾三省氏を囲み
その御岳山にハイキングに行った時
ある出版社の女性と愛を語り合った場所なのだ。


そんなこともあり、思い出も込めて
透明な味のこの酒を呑むのだ。
雑味が一切ないこの酒を。


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 (2019.03.17)



日本の酒 銘酒名鑑―447酒造

日本の酒 銘酒名鑑―447酒造




今日の三句


昇る陽に
影を映して
悦に入る


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 (2019.03.14)



子供たち
通学班で
生き活きと

 (2019.03.15)



梅終わり
桜咲くなり
急ぐ春


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 (2019.03.16)