宗教の目的は「殺す」ことである:「タウタウ教」なんかどう?
ここに↓挙げた写真は、かれこれ14年前の2005年に、私がキツネのお面を被り、弟に撮ってもらったものです。「タウタウ」とは、当時飼っていたイヌのタエコの名をもじったなんの意味もない言葉です。
私はこの画像を「護符」として何人かに配布してみました。たいていの人はジョークとして受け取ってくれましたが、ある老婦人は「宗旨が違う」とのことで突き返されました。(この人は一家そろってS価学会の信者でした。)
この「宗教」=「タウタウ教」に、教義と言った難しいものはありません。火災除け、地震除けといった効能を持つ「キツネのお面の画像」が本尊です。効能書きにいわく
火除け、地震除けの護符
大光院の門前の土産屋で買った、狐のお面をつけて我が家で撮影した写真を、コンピュータ関連機器で印刷したものです。
手の形は中国拳法の「蟷螂鉤手(とうろうこうしゅ)」で、水が上から下に降り、火と地震を抑える様子を模しています。護符として使えば、何かの役に立つと思います。
森下礼
この「宗教」については、あるべき姿を考察した短い日記(タウタウ・ノート)がありますので、一部掲載します。
05.02.18 Yさんに画像を送る。S園の人たちに披瀝。ご本尊をフロッピーとかMOなどの記憶媒体として、護符一枚1000円で売る宗教法人を作るか。
05.03.06 保存してあった「宗教法人法」を印刷。かなりの大部。
フラッシュ・メモリーを媒体に画像「タウタウ」をCDに保存。ご本尊が出来た。
05.03.27 宗教成立の条件
(1)思い込みたい(込ませたい)
(2)集まりたい(集めたい)
以上2×2=4つの思惑があって初めて成立する。すると、サッカー、野球などは極めてサッカー、もとい宗教に近い。
なお、法華経に言う「釈迦の出世の本懐」をストレートに言えば「殺すため」となるが、そう言ってしまうと(2)が成り立たなくなるので、ぼかしているのだろう。
05.04.06 某スケベ教団教祖がワイセツ行為で逮捕される。ホモでレズの教祖だったらすごい。(両性具有)
05.04.07 「自分が生きているか死んでいるかも解らない」生物的廃物状態・・・
これになることが「最終解脱」なら、確かに麻原彰晃こと松本智津夫はその境地にいる。(本日、オウム信者の岡崎の死刑判決が確定した。)
ここで補足しますと、「宗教の目的は殺すことである」という、私の見解を示す一節について。フランスの象徴派詩人:ポール・ヴァレリーの著書『テスト氏』(小林秀雄:訳)の一節に、テスト氏が神のない神秘主義者であると共に、「私は普遍に達しない中途半端な見解を”殺す“」というモノローグが出てきます。
釈迦の場合も、その高度な見解を以って、中途半端な物の見方を殺す、とも言えたのだろうと思います。それを以って、「殺す」としているわけです。禅の言葉にも以下のようなものがありました:達磨(だるま)に会ったら達磨を殺し、釈迦(しゃか)に会ったら釈迦を殺し・・・(こんな感じでした。)この言葉、決して殺人をすると言っているのではありません。
もっとも、現在の宗教は、既存宗教も、新興宗教も、実際に「人殺し」を勧めるものもあることは事実です。
今日のひと言:私が思うに、宗教は「詐欺」と「誤解」の連鎖であり、信じるに足る宗教は、皆無と言わず、少数でしょうね。・・・そんなわけで信じるに足る「タウタウ教」に入信しませんか?
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今日の一品
@菜の花2品
弟作。菜の花の場合、生の花の風味(辛み、苦み)が横溢していて美味しいので、この部分は洗ってそのまま食べ、茎と葉は茹でてディップに漬けて食べます。奥が茹でたもの、右下がディップ。左下が花。
(2019.01.25)
@チャービル入りシジミ汁
ハーブのチャービルを浮かべたシジミ汁。ただチャービルの香味が目立たない。多分同じ系統の香味なのかも。
(2019.01.26)
@焼き豆腐ステーキ
オリーブオイルを敷いたフライパンで、4つに切り分けた豆腐を焼き、別に熱していたエバラ焼肉のたれを掛けて、念のためレンジでチン。ちょっと豆腐から水が出ました。
(2019.01.27)
@ダイズ・アズキ飯
アズキ(小豆)は案外扱いが難しいです。一度普通の豆なみに、一昼夜水浸させて炊飯したところ、石並に硬い。ではと、圧力鍋で7分茹でたら食べられるくらいになりました。さらに20分圧力鍋に掛けたら、やっとグッド。折から炊く予定だったダイズと合わせて炊き込みました。
圧力鍋に掛けたあと
炊飯後
(2019.01.28)
今日の詩
ヘルシーな食事をしているように見える私、
だが甘いものが好きだ
かれこれ10数年前から
糖尿病の疑いありと言われてきた。
その指標HbA1cがギリギリの値で
推移していたので私は高をくくり
チョコレート、まんじゅうなどを食べ続けた
ところが最近、その値が7.0(危険域)になった。
青くなった私はここに至って
糖尿病と向き合うことに決した。
目標は当然襲ってくる空腹感に耐え、
甘いものを極力摂らず、間食を減らすこと。
――改善するかな?
長い闘いになるような気がする。
「血糖値」は、採血のその時のデータ、「HbA1c」は数か月間の総合値。
(2019.01.24)
今日の三句
歩きつつ
老子の言葉
吟味せり
前を行く散歩中の犬の後ろ姿を眺めながら。
(2019.01.25)
ピラカンサ
赤い果実も
わずかなり
鳥たちが啄むのです。
(2019.01.25)
風の華
日に逢うまでの
命なり
風に乗ってわずかに飛来する雪が風の華。
(2019・01・27)